あなたは今、自分の仕事に「これだ」と感じる瞬間がありますか?
実のところ、私自身もかつてはその答えを持っていませんでした。
小学生の頃からプログラミングに触れ、ITエンジニアとして社会に出たものの、ある時期に完全に燃え尽きてしまいました。
画面を見るだけで気持ちが沈む日々が続いて、「もう自分にはITは向いていないんだ」とさえ思っていたんです。
仕事の意味を見失って、ただ時間をやり過ごすだけの毎日。
今でもあの頃のことは、鮮明に覚えています。
あの時期を乗り越えたからこそ、今こうして多くの受講者と向き合える仕事に就けていると感じています。
あの頃の自分に、今の景色を見せてあげられたら、どれほど良かったことか。
さて、ITエンジニアという仕事の話をさせてください。
一言で言うと、ITエンジニアは「新しいサービスを自分の手で生み出せる仕事」です。
これが、他の職種とは決定的に違う部分だと思っています。
たとえば、日常生活の中でふと「こんなアプリがあったら便利なのに」と感じたことはありませんか?
その感覚を、そのまま形にできてしまうのがエンジニアという職業なんです。
アイデアがコードになり、コードがサービスになり、サービスが誰かの生活を変える。
そのプロセス全体に自分が関わっている感覚は、ほかの何にも代えがたいものがあります。
自分の発想が、見知らぬ誰かの役に立っている。
その事実が、エンジニアという仕事を続ける原動力になっている方は多いのです。
しかも、働き方の自由度が段違いです。
場所を選びません。
インターネット環境さえあれば、自宅でも、カフェでも、旅先でも仕事ができます。
時間の使い方も柔軟で、本業の傍らに副業として取り組んでいる方も多くいます。
私が関わってきた講義の受講者の中にも、会社員として働きながらフリーランス案件を掛け持ちし、収入の幅を大きく広げた方がいました。
「こんなに変わるとは思っていなかった」という言葉が、今でも印象に残っています。
働く場所や時間を自分でコントロールできるというのは、生活全体のゆとりにつながる話でもあります。
あなたはどんな働き方をしたいと思っていますか?
とはいえ、不安に感じる部分もあるでしょう。
「需要はあるの?」という疑問は、よく受講者から寄せられます。
結論から言えば、ITエンジニアは現在も慢性的な人材不足の状態が続いています。
経済産業省のレポートでも、デジタル人材の不足は深刻な社会課題として取り上げられており、その傾向は今後さらに加速すると見られています。
つまり、スキルを身につけさえすれば、仕事に困るという状況は考えにくい。
安定性という観点でも、非常に魅力的な職業だといえます。
将来どんな仕事をしたいか、まだ決まっていなくても、選択肢のひとつとして持っておくだけで、見えてくる景色がきっと変わります。
ITという波に乗ることは、今この時代における大きな武器になるはずです。
それでも「自分には無理かも」と思っている方へ、少し話を聞いてほしいのです。
私自身、エンジニアとして挫折した経験があります。
うまくいかない日が続いて、自分の限界を感じて、一時期はITの世界から完全に離れていました。
でも、その後に出会った「教える仕事」が、まるでパズルのピースがはまるような感覚をくれたんです。
カチッ、と音がしたような気がしました。
今思えば、あの挫折があったから、受講者の「わからない」という気持ちに寄り添える講師になれたと感じています。
失敗は無駄じゃない。
遠回りも、必ず意味を持つ。
あなたにもそう伝えたいのです。
あなたのアイデアには、世界に届く力があります。
プログラミングは特別な才能がある人だけのものではありません。
論理的に考えること、問題を分解すること、試行錯誤を繰り返すこと。
これらは、訓練によって誰でも伸ばせる力です。
実際に講義の現場では、40代から学び始めてWebエンジニアとして転職に成功した方や、子育て中に空き時間を活用してスキルを着実に積み上げた方にも出会ってきました。
スタートの遅さは、まったく関係ないんです。
大切なのは、今日の自分が昨日の自分より少しだけ前に進んでいること。
それだけで十分なんだと、私自身が一番実感しています。
あなたの「やってみようかな」という気持ちが、すでに大きな一歩なんです。
一緒にチャレンジしてみませんか。
ITの世界には、まだまだ面白いことがたくさんあります。
新しいサービスを作る喜び、コードが動いた瞬間の達成感、誰かの課題を技術で解決できたときの充実感。
それを一度でも体験してしまうと、「もっとやりたい」という気持ちが止まらなくなります。
私が長年この仕事を続けているのも、きっとその感覚が好きだからだと思っています。
あなたにもその感覚を、ぜひ知ってほしい。
難しく考えなくていいです。
まず一歩、踏み出してみることが、すべての始まりになります。
神奈川の片隅から、ITの楽しさを伝え続けている人間が、心からそう思っています。