才能がないと思ったとき、諦めていませんか?
プログラミングを始めようとした人の多くが、最初にこんな壁にぶつかります。
「自分には向いていないのかもしれない」「やっぱり特別な才能が必要なんだ」。
でも実のところ、これまでたくさんの受講者と向き合ってきた経験の中で、はっきりと言えることがあります。
プログラミングで本当に大切なのは、才能ではなく「続けられるかどうか」、ただそれだけです。
華やかなエンジニアの姿を見て「自分とは別の世界の話だ」と感じてしまうかもしれませんが、その人たちも最初は同じ場所に立っていました。
スタートラインは、みんな同じです。
エラーが出るたびに画面を閉じたくなる気持ち、よくわかります。
最初に書いたコードが全く動かなくて「もう無理だ」と感じた夜のことを、今でも鮮明に覚えています。
当時、自信を失って何度も挫折しかけました。
そのとき気づいたのは、うまくいかないのは才能がないからではなく、ただ「まだ続けていないだけ」だということでした。
その気づきが、今の自分の出発点になっています。
そして同じような壁を前にして立ち止まっている人を見ると、あのときの自分と重なって見えます。
だからこそ、「向いていない」という言葉は才能への判定ではなく、まだ続ける理由を見つけきれていないサインだと伝えるようにしています。
さて、多くの受講者と接していると、ある共通した傾向が見えてきます。
最初からスラスラとコードを書ける人は、実はほとんどいません。
むしろ、最初にたくさんつまずいた人ほど、後から驚くような成長を見せてくれることが多いのです。
これは感覚的な話ではなく、講義を重ねてきた中で繰り返し目にしてきた現実です。
つまり、最初の「わからない」は敗北ではなく、成長のスタート地点に立った証拠だと思っています。
その壁を越えた先にある景色を知っているからこそ、諦めないでほしいと強く思うのです。
あなたが今感じている「難しい」という感覚は、正しく脳が働いている証拠でもあります。
とはいえ、「続けるって言葉は簡単だけど、どうやって続けるの?」という声も聞こえてきそうです。
ここが大事なポイントで、続けるためには「楽しさ」を見つけることが欠かせません。
たとえば、自分の作りたいものを小さく形にしてみること。
動いた瞬間のあの「ぴょん」と跳ねるような感覚、あれを一度でも体験すると、人はもっとやりたくなるものです。
講義の中でも、できるだけ早い段階で受講者に「動く体験」をしてもらうよう意識しています。
難しいことを一気に詰め込むより、小さな成功体験を積み重ねることのほうが、長く続けるためにはずっと大切だからです。
楽しさを感じた瞬間、人は自然と学び始めます。
それが本当の意味でのプログラミングとの出会いだと思っています。
失敗談をもう一つ話すと、以前こんなことがありました。
ある受講者が「自分は文系だからどうせ無理」と言いながら講義に参加してきたのです。
最初の数回は本当に苦しそうで、こちらも正直なところ「どう伝えたら届くだろう」と悩みました。
それでも毎回少しずつ前に進んでもらいながら、何度か一緒にエラーと向き合いました。
数ヶ月後に彼女が自分で作ったWebページを見せてくれたとき、その顔の輝きは今も忘れられません。
才能の問題ではなかった。
続けることができたから結果が出た。
それを目の当たりにした瞬間でした。
文系とか理系とか、そういった区分はプログラミングの前ではほとんど意味をなしません。
大切なのは、少しでも「面白い」と感じる気持ちを大切にし続けることです。
ふと思うのですが、「才能がある人だけが成功する」という思い込みは、いつ、誰が決めたのでしょう。
プログラミングの世界に長く関わってきて感じるのは、天才的なひらめきよりも、日々の小さな積み重ねのほうが、はるかに多くのエンジニアを生み出しているという事実です。
神奈川という土地で子どものころからコードと格闘してきた経験を持つ者として、これだけは確信を持って言えます。
楽しんで続ければ、誰でもエンジニアになれます。
この言葉は希望の話ではなく、実際に多くの受講者が証明してきた事実です。
それぞれが悩みながら、泣きながら、笑いながらコードを書き続けた結果として、今や現場で活躍しています。
特別な才能があったわけではありません。
やめなかっただけです。
それだけで、人生は変わります。
プログラミングは、諦めなかった人全員に扉を開けてくれる技術です。
その扉の向こうには、想像以上に豊かな景色が広がっています。
あなたには、どんな「作りたいもの」がありますか?
それがどんなに小さくても、どんなに漠然としていても構いません。
その小さな問いの答えが、あなたがプログラミングを続ける理由になっていきます。
一歩踏み出す勇気は、才能よりもずっと大切です。
諦めなければ、道は必ず開けます。
一緒に前に進みましょう。