
イタリアのパスタ名には、本当に感心させられる。命名した人のセンスを表彰したい。フィレンツェのあるトスカーナ州で生まれたのが「嘘つきパスタ(スーゴフィント)」。凄い名前だが中身は、「香味野菜たっぷりの肉なしボロネーゼ」。誰かに作る場合、「牛肉ボロネーゼ」と言って出してみてほしい。どんな反応が返ってくるか、乞うご期待。
嘘つきパスタ(スーゴフィント)とは

sugo finto(スーゴ・フィント)はイタリア中西部にあるトスカーナ州(フィレンツェが州都)の郷土料理。スーゴは「スープ」、フィントとは「フェイク(嘘つき)」のこと。つまりはフェイク・スープ料理。パンにつけたり、スープとして食べたりする。
パスタの場合は「肉が入っていないのに肉の味がするパスタ」というミートソースを指す。現地ではソースを作って冷蔵庫で1週間寝かせるなど時間がかかる。今日はすぐに食べるレシピを紹介する。
嘘つきパスタ(スーゴフィント)の材料

- 2.0mmのパスタ:100g
- 玉ねぎ:1/2個(100g)
- ニンジン:1/2個
- セロリ:1/2本
- ニンニク:1片
- トマトソース:150g
- ローズマリー:少々
- 黒胡椒:たっぷり
ソースが濃厚なので太麺がおすすめ。イタリアのパスタ感を出してくれるローズマリーがポイントだが、ない場合はパセリや大葉などでもいい。トマトソースはトマト缶やトマトピューレでOK。
嘘つきパスタ(スーゴフィント)のレシピ
- 玉ねぎ、セロリ、ニンジンをみじん切り
- ローズマリーを細かく刻む
- 野菜、ニンニクを弱火で15分ほど炒める
- トマトソースを入れて煮詰める
- ローズマリーを加え茹で汁でのばす
- 黒胡椒を削り、茹でたパスタを絡める
- 皿に盛ってオリーブオイルを回しかける
参考にしたのはシェフのファビオさん。材料や作り方も少し違うので、完コピしたい方は動画を参考に。

ローズマリーを細かく刻む。食感が気にならない人はそのまま刻まなくてOK。

みじん切りにした玉ねぎ、セロリ、ニンジン、潰したニンニクをオリーブオイルで炒める。ソフリット(軽く揚げる)なので、火力は弱火。今回はブンブンチョッパーをつかたので、かなり細かくなったが、もっと粗くてOK。

弱火で15分ほど炒めて水分を完全飛ばす。イタリアでは、もっと炒めて茶色くする場合もある。そこはお好みで。

トマトソースを150cc入れて煮詰める。

トマトソースは完全に水分が飛ぶまで3分ほど煮詰める。そこに刻んだローズマリーを入れて混ぜる。これでスーゴフィンとのソースの完成。可能なら冷蔵庫で1週間ほど寝かせると旨味が沁みて美味しくなる。

茹で汁で伸ばし、黒胡椒をたっぷり削る。茹で汁を入れたら、水分を飛ばした意味がないと思われるが、パスタの茹で汁は美味しい出汁なので余計な水分と違って美味しい。

茹でたパスタを、よく絡める

皿に盛ってオリーブオイルを回しかける。

お好みでチーズを削る。

トスカーナ州のトマトパスタなので、赤ワインの「キャンティ」が合う。郷土パスタと郷土ワインの同郷マリアージュ。
その他トスカーナ州の郷土パスタ
最後までご覧いただき、あリガトーニ。