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ゴースト

   

                                                     

サブカルの世界では「ニワカ」という言葉があって、素人や初心者が表層的なコメントをする人のことを言うらしいですね。

いま、「ゴースト(幽霊)」というタイトルを掲げたのは、士郎正宗さん原作のアニメ『攻殻機動隊』にでてくる概念ーーー人間を脳と脊髄いがいを機械化して、インターネットと直接つながる「義体」という技術が いっぱんに普及してきたとき、いったい、どこまでが機械で、どこまでが個々の意識(ゴースト)といえるのかーーーを、これまた私も意識しています。

じっさいの作品(※)は、手の込んだつくりになっていて、主題となる物語の背後に、もうひとつ同じ主題の物語が、深読みすれば更にその背後に同じ主題が、まるでフラクタル幾何学のように埋め込まれている、そんな気がしてならないのでした。

その主題とは、極限まで機械化がすすんだ人間社会で、視覚的にはみえないけど、耳をすませばいつも、私たちのこころにかすかになにごとかを囁いてくるゴーストの存在と、その所在はどこにあるのか?ということであります。

さて、完全なるニワカであります私がこの作品を面白いと思ったのは、わが国の浄土教文学というジャンルとよくにてるんじゃないかな、ということと、浄土への往生というイメージが、それらを全く知らない[可能性が高い]サブカルの人々から無意識に消費されているのかも、ということでした。

「だから何!?」といわれたら、「申し訳ございません、ニワカなんで…」と平に謝る以外ないです。

本日もお読みいただきありがとうございました。

 

 

(※)『攻殻機動隊』は実に多くの一連の作品群であり、小説、ゲームや能という表現もされているようです。いい歳した私が視聴したのは専らアニメで、ここでとりあげている作品は『S.A.C. 2nd GIG Individual Eleven』。

(追記)他の作品『S.A.C The Laughing Man』には、治療マシン企業と未承認ワクチンと厚労省の暗いつながりも描かれていて興味をそそります。発表は2002年ですから「預言者」としてのこの原作作家の膂力には舌を巻く以外ありません。

 

 

 




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