小説 FINAL FANTASY XV -The Dawn Of The Future- を読了しました。
- 作者:映島巡,『FINAL FANTASY XV』開発チーム
- 発売日: 2019/06/21
- メディア: Kindle版
以前に、FF15がいまいちだった、というブログを書いていました。
そして、この小説を読んだ結果「ファイナルファンタジー15」というものの印象は変わりました。
というのは、小説の中に「ファイナルファンタジー15が本来やろうとしたこと」は大体含まれていて、かつ本来はこの終わりになるつもりだったのだ、というストーリーが含まれていたからです。
ということで、なるほどファイナルファンタジー15という作品(群)は小説を読まないと完成しないのだな、というところまではたどり着きました。
小説の内容や小説を含めたストーリー、経緯についてはもう語り尽くされているので(一年前の小説ですし)今から敢えて書かなくてもいいかなと思います。
ということでここで書いておきたいのは「小説を読んだことでファイナルファンタジー15というゲームまたは作品群の評価を変えるか否か」です。
変えなくていいと思っています。
ファイナルファンタジー15は、まとまっていないゲームでした。
ビデオゲームがどんどんハイエンド化していってもゲーム1本分あたりの値段は三十年前からあまり変化していないので、どう考えても採算に合っていないことは理解できます。
メタルギアソリッド5TPPも同様に、未完成で発売されたといって差し支えないと思います。ハイエンドなゲームは開発期間が延びれば延びるほど発売するメリット自体が急速に減っていく、だから未完成でも発売しないと開発費の回収すらできない、しかも単価を上げるとユーザーは買わない。そういう厳しい業界なのだろうということも予想できます。
もし、それに合わせて損益分岐点を再設定するとなると、おそらくものっすごくゲームというメディアは高くなるんだろうと思います。
だからDLCを予定したり、DLCありきで作品が作られても自分は構わない、とは思います。けど、それでユーザー側が「DLCまで全部遊ばないと正しくない」と考えたり「どうも全部出てないみたいだから感想がフェアじゃない」と考えるのは違うと感じました。
ただただ「小説で描かれた部分をゲームで体験したかったな」と思うばかりです。
自分が書いた難点のうち、プレーヤーが負わされたストレスは、小説で描かれていた描写から想像するに、イベント演出で解消する設計になっていたと思われます。
だから、FF15が納得いかなかった人ほど、この小説は読んでおいたほうがいいと思います。
でも、FF15はやっぱり、自分にとってはまとまっていないゲームだったと繰り返すしかないのです。
ああー、もったいないなー! マジで!