過去作整理回!
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友人に、年を取る度に嘆いている人がいる。
あっという間に時が過ぎ去り、また1つ年を重ねていく。
その度に彼は冷や汗をかき、焦りにも似たような感情を抱くそうだ。
きっと何かに追われているのだと思う。
正直に言うと、まったくわからない感情ではない。
彼は私より人生に対して真面目で、真摯で、ある種の危機感を持っているのだと思う。
ただ一方で、素朴な気持ちを忘れずにいたい。
誕生日が来るのを楽しみにしていた時の気持ち。
年を聞かれて、高らかに指を掲げていた時の気持ちを。

妻と結婚するのは、私にとって大きな夢だった。
それが叶い、今では息子までいる。
なんということだろう…!
もしタイムマシーンがあったなら、私は過去にとんで、昔の自分に君の夢は叶うことを伝えたくなるのを我慢するのに必至になると思う。
いよいよ愛想つかされたのではないかと不安になる日は幾日もあったが、本当に誉れ高い。
時々その喜びがぶわっ!とこみ上げてきて、情緒不安定になる。
あぁ…!あぁ…!

褒められると伸びるタイプ、という言葉があるが、実際のところ一部の例外を除き、ほとんどの人はこれに当てはまるのではないだろうか。
私もそうだし、どうやら息子もそのようである。
褒める、というのは実に簡単なようで、これが案外見落としがちだ。
大人にとってはできて当たり前でも、子供にとってはまったくそうではない。
当たり前に過ぎているように見える時にも、偉大な瞬間はたくさん隠れている。
「褒めてもらえるかと思ったのにな…」と寂しくなったことはないだろうか?
見落とさないようでいたい。