中露英のアクロバットチームが共演した2016年の珠海エアショーにて。中国空軍に続いてはロシア空軍アクロバットチームの記録です。当時はウクライナ侵攻前だったので無邪気に見て楽しんでおりました。それにしてもプーチンも習近平もこの時から既に国家元首ってのは... 何とかならんものか。

<前回編>
「ロシアンナイツ」と「スウィフツ」
Su-27とMiG-29で構成される両チーム、共にモスクワ州クビンカ飛行場を拠点にしているため共同訓練も積んでいるのでしょう。珠海エアショーでは異機種編隊を組んで共演していました。

「ロシアンナイツ」
ロシア語はさっぱり分からないのでWikipediaからの受け売りです。ロシア名は”Русские Витязи(ルースキエ・ヴィーチャズィ)”=「ロシアの騎士」との意味から英語では”Russian Knights”を名乗っています。1991年にSu-27×6機で始まって2016年末からはSu-30、2019年からはSu-35を運用中の由。

「スウィフツ」
こちらのロシア名は”Стрижи(ストリージ)”=「アマツバメ」の意味から英語では”Swifts”を名乗っています。こちらも創設は1991年(どんな事情なのかソ連崩壊の年)でMiG-29×6機で構成されます。

珠海での「ロシアンナイツ」と「スウィフツ」
私が見に行った週末は土曜日の午前と午後、日曜日午前の3回飛びました。
ロシアンナイツ×5機とスウィフツ×4機
先ずはロシアンナイツのSu-27が離陸に向かいます。

続いてスウィフツのMiG-29。タキシング中は異物吸い込み防止のためエアインテイクのシャッターが閉じられているのが見えます。

複座型の後席上に前方視界用ペリスコープが出ているのがロシア機独特。

バーナー焚いて轟音を上げながら離陸。



スホーイが5機上がったところでミグ4機が離陸。


黒煙もくもくのMiG-29。

両チームが9機ダイヤモンド隊形を組んで戻ってきます。


スモーク発生装置は無いもののMiG-29は翼端からのベイパーが出やすく、結果的にそれを補っています。

異機種編隊で宙返り。すげー。


米軍で言えばF-15とF-16がアクロバットやっているようなもの。特にF-15より更に大きいSu-27は迫力があります。

飛行特性の異なる2機種がスロットルを調整しているようで、音を聞いていると小刻みにエンジン音が変わるのが分かります。



この場面ではSu-27がエアブレーキを開いています。



糸のようなベイパーを引きながらループ。

2チーム混成での前半はこの隊形でのパスやループが続くので単調と言えば単調。他の隊形はやりませんでした。

隊形の近さは中々のもの。

カラーリングのセンスは微妙だな。

9機編隊が分離してロシアンナイツのSu-27×5機による演技に入ります。

ロシアンナイツ×5機の演技
隊形レパートリーの少なさはある意味このチームの特徴。5機ではこの隊形のみで4機ではダイヤモンド隊形しか見せませんでした。このサービス精神がロシアなのか?



続いて4機がループ。

それにしてもSu-27はでかい。


盛大にベイパーが上がっています。



背面to背面で2機が近付いてきます。


私が見ていた会場外の廃墟スポットって実は結構危険なポジションだったんじゃないかな、真上をローパスされた瞬間は恐怖感すら覚えました。


続いてはハイスピードパス。豪快で大味な構成は楽しいものの、自国のチームがブルーインパルスである私は幸せです。







最後はフレアを撒いて散開。


スウィフツ×6機の演技
土曜日午後と日曜日午前の主役はスウィフツMiG-29の飛行展示。





スウィフツの方は何種類か隊形を見せていました。

特に土曜日午前は湿度が高かったようでベイパーが上がりまくりでした。





イマイチ揃っていませんがボントンロールもやります。


エシュロン隊形でゆっくり進入。

これは何かやってくれるな、と見ていたところ...

フレア投下!こっちの燕チームは水平飛行で出すんだな。




最後は盛大に黒いスモーク(笑)を曳きながらブレイク!

MiG-29もSu-27も同じ研究機関のデータに基づいた設計のため機体形状は似ていながら、大きさも違えばドラッグシュートの数も違います。


<次編に続きます>