済州島旅行中に食べた海産物編です。Wikipediaの定義によると済州島を囲む海は日本海、東シナ海、黄海。そのお陰で多様な海産物を楽しむことができます。
- アワビ定食(은혜전복/ウネジョンボク)
- 鯖の刺身(자리돔 횟집/ジャリドム フェッチプ)
- タチウオ料理(숙자네 숟가락 젓가락/スッジャネ スッカラク チョッカラク)
- 愛すべき田舎の食堂(사랑식당/サランシクタン)
- 余談
- 昨年の済州島食べ物編
アワビ定食(은혜전복/ウネジョンボク)
私はアワビ釜飯、家内はピリ辛海鮮スープを注文。鯖の塩焼きも付いてきます。韓国なのでキムチや塩辛などのおかずはお代わりOK。

アワビ飯は石焼鍋で炊かれて供されます。

たっぷりのアワビ。御飯の色はアワビの肝です。
程良い磯の香りと柔らかくも弾力のある食感は最高でした。

こちらは海鮮スープ。煮えたぎって出てくるのが韓国式。

アワビだけでなくワタリガニやサザエも入っているのでスープは旨味満点。

ハサミで好みの大きさに切って食します。

十分主役を張れるクオリティーの鯖。

タコの足の塩辛など。

アワビ飯は別の器に移し、おこげには湯を入れ蓋をしておきます。
「石鍋が激熱のため完全に蓋をしてしまうと沸騰して噴き出す。必ず蓋はずらして載せるべし」というのが家内のアドバイス。

暫くすると石鍋にこびりついたおこげが見事にふやけ、香ばしい粥になっていました。

他にアワビ粥、焼き、蒸し、更には海鮮アワビラーメンもあります。尚、厨房奥に辛ラーメンが見える通りラーメン自体はインスタント。敢えてインスタントのジャンクさも楽しむのだとか。

改装してから日が浅く小綺麗な店内でした。

店名は『은혜전복/ウネジョンボク』、ジョンボク(전복/全鰒)が韓国語のアワビ。今回は昼飯で訪れましたが是非一杯飲みたい店です。次は夜来ます。

エウォル(涯月)海岸のビーチや遊歩道で賑わう場所にあります。
鯖の刺身(자리돔 횟집/ジャリドム フェッチプ)
西帰浦(ソギポ)市に泊まった際、鯖の刺身を目当てに行きました。

古びた佇まいで一瞬入るのを躊躇し、近くのもう少し小綺麗な刺身屋に行こうかと一瞬思ったものの入って大正解でした。

この店、魚の質が良いのは勿論ですが、ヒラメならヒラメ一匹を丸ごとドンッしか注文できない刺身屋が多い韓国には珍しく盛り合わせの小(2~3人前)を注文できるのも嬉しい点です。

座敷席。懐かしいLPレコード棚に和みます。

先付けやらおかずやら薬味が並べられて開宴。
茹でキャベツが出されるのがユニーク。


イソガニを甘しょっぱく煮たもの。ボリボリ食べるとビールが進みます。

盛り合わせは平目、鯖、鯛でした。

刺身の食べ方が独特で、黒米御飯に海苔を混ぜておき...

エゴマの葉に海苔と刺身を載せて...

薬味の玉ネギや味噌などと御飯も一緒に巻いて食します。当然ながら複雑で深い味。勿論、刺身はわさび醤油で食べても美味でした。

頃合いを見計らって出される鯖のアラ汁。韓国でこういった汁物に唐辛子を使っていないのは珍しいですね。

しっかり鯖のアラが入っています。とろみ付けに蕎麦粉を少し使っているようで、蕎麦アレルギーは大丈夫かと聞かれました。

食事としてでしょうか、最後に出てくるのはホクホクのカボチャ天ぷら。

我々は17時半頃に入店、19時過ぎに出る頃には満席でした。

実は人気店でした。入店待ちで並んでいます。

入店時に撮った生簀の生簀は...

出る頃にはかなり減っていました(笑)

場所はソギポ市中心部から2キロちょっとの住宅街。我々はタクシーで行きました。
タチウオ料理(숙자네 숟가락 젓가락/スッジャネ スッカラク チョッカラク)
韓国人は太刀魚が好きで、ソウルのスーパーでも日本と同じように切り身が売られていますが、済州島では姿焼きを楽しめます。まあ、切り身でも味に差は無いのでしょうけど、新鮮な姿焼きを食べるのは乙なものでした。

二人前5万ウォンのコースを注文。

ヤリイカのムルフェ(물회=水刺身)。

刺身には酢コチュジャンが掛かっています。これはこれで旨いですが、私はやはりワサビ醤油が好みかな。

こちらは太刀魚の煮付け。

肉厚でホクホクの塩焼き。

姿焼きの長い骨が綺麗に取れました。

完食です。

店名の「숟가락 젓가락/スッカラク チョッカラク」はスプーンと箸です。

済州島東部、グジャ(구좌/旧左)という鄙びた漁港町です。
愛すべき田舎の食堂(사랑식당/サランシクタン)
ここも鄙びた漁港町でした。愛すべきと書きましたが店名がズバリ사랑(サラン)=”愛”食堂であります。

店のおばちゃんが敬虔なクリスチャンのようで、フリフリカーテンの前には「信心、願い、愛」の意味の韓国語が掛かっています。なるほど、それでサラン食堂という訳ですな。

座敷席の奥にはマリア様像が。日本人だとちょっと引いてしまいますが、キリスト教徒の多い韓国、自営業系でたまにこういったのを見掛けます。

座敷に飾られた蝶の標本や壁紙の柄が昭和レトロです。

それはさて置き、我々が注文したのは鯖の煮付けと甘鯛の干物焼き定食。甘鯛も済州島周辺ではよく獲れる魚の一つです。

ブツ切りで無造作ながら、如何にもおふくろの味っぽさがあって中々のものでした。鯖の出汁がよく染みた大根で酒が進みます。

ビールから焼酎に切り替えます。

何と言いましょうか、良い意味で「友達の家で晩飯をご馳走になっている」ような感じでした。

余談
何でも済州島にはクマノミの塩辛なる珍味もあって独特の匂いがクセになるとのこと。次回食べてみます。尚、海鮮系以外の済州島グルメについては後日別記事で紹介します。