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2025年、買って良かったワインたち

 
今年も年末になってしまいました。毎年恒例、今年飲んで良かったと思えたワインについて紹介します。なお、今年の裏テーマは「インフレ下でどうワインを飲むか」です。
 
インフレや円安も進み、国際情勢が不穏の度合いを深めていくなか、私のワイン選びは慎重に、けちくさくなりました。"神の雫"を求めて無茶をするのでなく、これからも付き合っていけそうなワインと付き合いやすいように選ぶ。ワインを選び、買い、飲む最中にそんなことを考える機会が増えました。それだけに、コスパが良くておいしいワインを探している人の参考にはなるかもしれません。
 
 
ギガル コート・デュ・ローヌ ブラン 2021
フランス南部・ローヌ地方で最も量販品をたくさん生み出し、それでいて最高級品まで作っているギガル。ギガルのワインは白も赤も、典型的な国際品種(シャルドネとか、カベルネ・ソーヴィニヨンとか)でないことを気にしなければ、すこぶる美味く、すこぶる安く。昔みたいに1000円で買えるわけではないけれども、1500円前後で購入でき、信頼性は変わらず。市場に出回っている品ができたてのホヤホヤでなく、少しヴィンテージの古い品が多いのも悪くない。「すごいワイン」はともかく、「安くて美味しいワイン」のなんたるかを思い出すうえで、ここのエントリークラスの白や赤が教えてくれることは多いと思う。これらを飲んだうえで、「世間でお買い得とされているシャルドネやカベルネ・ソーヴィニヨンなど」を飲んでまわると見えてくるものがあると思う。
 
 
エステザルグ コート デュ ローヌ ルージュ 2022
これは、マイナーなローヌの協同組合が作っている赤ワイン。ローヌの赤ワインは全体的にお買い得だけど、こいつも一歩抜きん出て安い。残念ながら今は1600円台になってしまったけど、リピしていた頃は1400円台だった。この品の特徴は「ローヌの安赤ワインだけど軽やか」なこと。それでもローヌらしさが失われているわけでもない。軽やかな理由は、用いられているぶどう品種のひとつにサンソーという品種が入っているせいだと思う。十分に美味く、ローヌ的でありながらローヌ初心者向きっぽくもあるので、ここから幅を広げていくにはいいかも。
なお、この協同組合は、シラーとグルナッシュで作ったもっと安い赤ワイン(コート・デュ・ローヌ赤)も作っていて、たぶんそちらは濃いタイプです。
 
 
[2021] コート・デュ・ローヌ ”モン・クール” ルージュ
こちらは名門ジャン・ルイ・シャーヴのコート・デュ・ローヌ。名門といっても、この量販型のワインは現実的な価格。それでも他社同格の「コート・デュ・ローヌ」たちと比較すれば果実味の充実感、肉厚さに比べて滑らかさの伴う感じがとても嬉しい。そうしたわけで、ジャン・ルイ・シャーヴは上位陣も含めて少しずつ飲んでいくことにしました。
 
 
ペポリ キャンティ クラシコ 2023
イタリアはトスカーナ地方の銘酒・キアンティクラシコも円安とインフレのなかですっかり値上がりしてしまった。そうしたなか、地元大手・アンティノリが作っているこの品は値上がりの程度がかなりマシ。キアンティクラシコらしい典型的な風味があり、舌ざわりにざらっとした感じが伴うのも嬉しい。キアンティクラシコとしては男性的・野生的なタイプで、鉄とか血っぽいニュアンスを伴っている。昔はこんなにいいワインだと思っていなかったので、少々の値上がりは品質向上のおかげだと思うことにした。いきなり高いキアンティクラシコを買う前に、こいつを経験しておいたほうがいいんじゃないか。大手の品だし。
 
 
シャトー・マス・デ・タンヌ (ドメーヌ・ポール・マス) 
このワインを作っている南仏のマス一族を知っているだろうか。
ワインをある程度飲んでいる人なら必ず知っているだろうけど、リリースしているワインの種類が多すぎて、しかも増えたり減ったりしているので全部把握している人は稀だと思う。このワインは今年始めて出会った、シラー種をメインに、グルナッシュ種をいくらか足してつくられているちょっと上位の品。南仏ワインでシラー&グルナッシュっていうと、濃くて飲みごたえがある代わりに、粗くて下品で……というイメージがあるかもだけど、なんと、こいつはかなり品が良いのです。ふっくらとしていて愛嬌もあり、全体的に高水準なところでまとまっていました。弱点があるとしたら、マス一族のワインとしては値段が高いこと。でも、他所のワインが軒並み値上がりしているため相対的にはコスパが良いほう。
 
 
カバ ファミリア オリベダ エクストラセック
このカヴァは、いただきものだったけれども美味しくて気に入った品。「やまや」に売られているので田舎に暮らしている人でも買えます。
カヴァはスペイン産のスパークリングワインで、品質にはかなりのムラがあり、飲んでみないとわからないところがある。シャンパンに比べると重厚さを欠き、よりあっさりしていて、よりガブガブ飲めるのが特徴だと思う。そうした特徴が好ましい場面ではシャンパンよりもこちらが光る。
ところがカヴァのなかには「頭がキンキンするような」嫌な雰囲気の品が混じっていて、それを避けるのが大変。私たちの経験では、この品はその「頭がキンキンするような」に該当しませんでした。頭がキンキンしないカヴァを一種類知っておくと、コスパが良くて良いよう思います。
 
 
[2021] ル マルキ ド カロンセギュール
最近、ボルドーの赤ワインにアタックし始めているのだけど、それを後押ししてくれたのがこの品。ボルドーの赤ワインって、一体いつになったら飲めるのか見当がつかない品が多い印象があった。特にメドック格付け一級とか二級って一体いつ開けるのがちょうど良いの? それはメドック格付け三級~五級のワインにも言えることだった。
ところが、さる人から「ボルドー赤が若飲みしやすくなっている」「セカンドをまずは飲んでみなよ」とうかがって、半信半疑でこいつを買って飲んでみたら! ……飲めちゃうじゃん! これはカロン・セギュールのセカンドワインなので、そのぶん、フラグシップワインよりは飲みやすくつくられているだろう、とはいえ、親しみやすさにびっくりしてしまった。それでいてボルドー風の落ち着きもあるし、熟成可能性だって窺えるし。この価格でブルゴーニュの赤ワインを買ってもたかが知れていることを思えば、ボルドーのセカンドワインの有力筋を狙うのはアリだと思うようになりました。
 
 
こういう、コスパが良くて取り回しも簡単で美味いワインを探すのは、デイリーワイン呑みにとって大切なことだと思うし、財布にやさしいワイン生活の実現にも貢献するので来年も探していきたいと思います。皆さま良いお年を。
 

※お酒は20歳になってから&健康上のリスクにお気を付けください。。ワインなどが特にそうですが、飲み過ぎるのでなく、よく味わって、身体にも財布にもやさしい飲み方をしましょう。 
※コスパ良さそうなワインについてはここまでです。常連さん向け有料エリアにはまた違ったワインについて少しだけ書いてます。

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