一年中で一番昼が長い夏至の日。今年2025年は6月21日(土)が夏至だが、その一日前の6月20日に「電気を消してスローな夜楽しむ」というイベントが開催される。
夏至の日は明かりを消してキャンドルナイト
「電気を消してスローな夜を」を合い言葉に行われる「100万人のキャンドルナイト2025 」。2003年に大地を守る会の呼びかけで始まった取り組みで、当初は「電気を節約する」という色合いが濃かったが、ここ数年は電気を節約するということだけではなく「環境、平和、震災 からの復興、食などを考えるきっかけをつくり、 普段とはちがうゆっくりとした時間の中で、 思い思いに考えながらスローな時間を過ごす」という取り組みにシフトしてきている。何かと気ぜわしい世の中なので、こういったスローな時間を意識して作るというのは精神衛生面でもプラスにだろう。
「100万人のキャンドルナイト」の始まりは、夏至と冬至の夜8時から10時までの2時間、「電気を消してロウソクの灯りですごしてみよう」という環境運動。もともと2001年にカナダで行われた原子力発電所建設反対運動がヒントとなったこの運動は、「電気の節約=原子力発電所の建設反対=資源の枯渇対策」などの意味合いも持ちつつも「キャンドルだけの灯りで過ごすスローな時間を楽しむ」というライフスタイルの提案も伴っていた。 また、コロナ禍の緊急事態宣言の際には、自宅での時間をゆったりと過ごすための取り組みとしても注目された。始まった当初は我が家でも電気を消してキャンドルナイトを楽しんだりしていたが、最近では環境運動という側面よりも新たなライフスタイルの提案という側面があるように感じられる。いずれにしても、自分の時間をいかに有効に有意義に使いながら、環境のことや世界のことを考える時間を作るというのは、とても大切で貴重なことだと思う。
