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「ネメシスの使者」中山 七里

警察は国民の安全や安心を守る仕事で、犯罪捜査はもとより交通取り締りやパトロールなど多岐にわたった活動を行っている。事件や事故のニュースで天候や時刻に関わらず対応している姿を見ると、本当に頭が下がる思いがする。

子どもの頃には人気の刑事ドラマがテレビで放映されていて、毎週ワクワクしながら家族で見ていた。「Gメン'75」や「太陽に吠えろ」などがお馴染みの番組だろうか。いま考えるとドラマならではの脚色が随所に盛り込まれていて、実際の刑事とは活動の仕方は大きく異なるだろうが、それでも「強きをくじき弱きを助ける」という姿には感動したものだ。しかし、現実では稀に“冤罪”を生むなどの残念な事象が発生しているのもまた事実だ。

ネメシスの使者 (文春文庫)

中山七里さんが書かれた「ネメシスの使者 (文春文庫)」は“冤罪”を取り上げた物語。国家権力による冤罪の怖さを感じさせられる内容だ。

大雨の日に発生した不動産屋夫婦の強盗殺人事件。強引な捜査と高い検挙率で知られる鳴海刑事は、一人の青年を検挙し取り調べを進めた。当初容疑を否認していた青年も鳴海刑事の執拗な取り調べで容疑を認め、裁判では無罪を主張したものの物的証拠があるため死刑が確定する。その後、青年は刑務所で自殺をしてしまうが、事件から5年後に別な事件で逮捕された男が不動産屋夫婦殺害事件の真犯人だと判明する。5年前に鳴海刑事と共に捜査にあたった渡瀬刑事は、その事実に愕然とするとともに内部告発することを考えるが、冤罪の波紋はそれ以降も続いていくことになる。

合法的に銃を所持することが出来て、個人の自由も束縛することが出来る警察。その警察自体が冤罪を作ってしまう様子は恐怖すら感じるが、その一方で真実を貫くことの難しさも感じた。

単に冤罪をテーマとした物語だというだけではなく、正しいことを正しいと表面化させることの難しさなどは、ビジネスの世界で起こるインシデント対応などにも通ずるものがあるなと感じた1冊だった。最後のどんでん返しも含めて、中山七里さんの作品はさすがだと改めてそう思わされた。

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