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4月馬鹿な海外文学

 もう4月1日もまもなく終わりだけど、日付変更線を心の中でずらしていけば、4月馬鹿はもう少し続く。というわけで、エイプリルフールらしく嘘つき、ほら吹き、ペテンどもの海外文学を集めてみた。勧める阿呆に読む阿呆、1日だけしか4月馬鹿やっちゃいけないなんて言われはないね。

ほらは吹くためにある

 月にはしごを掛けよう! ビッグバンの時は身動きが取れなかったり、1億光年彼方にいる何者かがプラカードに「見タゾ!」と書いていて無駄にあせったり、妙に庶民的なQfwfq老人が好きです。星空見ながら、ほら話で酩酊。

 中世フランスが生み出した、下ネタ全開の抱腹絶倒ホラ話。ど田舎の村で世界戦争が起きる不思議。あと、うんことかおしっことか言いすぎ。

 ワニの腹の中は去年買ったオーバーシューズのにおいがする。これを読んだ時の衝撃といったらなかった。ワニの腹の中はけっこう住み心地がいいらしい。でも、オーバーシューズは嫌だなあ。→感想

 女性を口説くためなら、どんな大ボラでも取り繕いでもなんのその。これほどまでに嘘が全方位展開だと、もはや感動すら覚える。

手腕冴えるペテン、詐欺

 レンブラントとも並び称される、アヤクス・マズュルカという国民的作家がいる。が、彼は実在したことがない。マズュルカ評伝も歴史も名声も、すべてがペテンづくし。最高。→感想

 お金の扱いに長けた苦労人の若い女性カトリと、お金に困ったことがない老女アンナとの同居生活。同じ詐欺師タイトルでも、こちらは緊張感をはらむ。

 これぞすばらしきペテン。鼻のわきをなでる動作が、小さい頃からとても好きだった。ちなみに上で紹介しているのはDVDだけど、小説もあるのでここで紹介してみた(でもやっぱり映画だよね)。

苦い嘘

 嘘にまつわる短編、「誰も笑おうとしない」がおすすめ。誰かが笑ってくれることを期待するけれど、世界は自分が思うとおりには動いてくれない。せちがらい。 →感想

 フィクションを紡ぐ作家のたまごが、ある恋人たちを静かに破滅させた。嘘によって罪は生まれ、嘘によって罪は贖われる。→感想

信頼できない語り手

 『悪童日記』3部作。『悪童日記』だけでも完成されているが、続編を読めばまた一気に見方が変わる、すさまじい作品。「そうです。作り話です。事実ではないけれど、事実であり得るような話です」→感想

 私と師のツンデレカップルぶりを楽しむのも一興だが、やはりここではこう問いたい。「彼らはどちらがどちらで、誰だったのか?」 →感想

嘘のようなまこと

 嘘のような本当の話。事実は時に、小説より奇なり。→感想

 名前のとおり。白水社さんが去年「重版決定しました! 大人気!」とツイートしていてほのぼのとなった。




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