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2026年2月27日(金) カレーライスの日々

朝、起きる。

さわやかに、きもちよく、健やかに起きられたのはいつ頃までだっただろう。

起きるのが辛く、起きてからもしばらくぼんやりするようになったのはいつ頃からだろうか。

老いた頭と身体を起動させるのが負担になっているのだ。

エンジンのかかりが遅いのだ。

新聞少年だったころ、毎朝5時前に起きて10分後には自転車に乗っていた。

それもやって出来ないことはないが、脳や心臓に負担がかかるのは自明だし、そうする必要もない。

起動が遅い。

昼近くになって身体が軽くなり、動けるようになる。

 

ChatGPTにリクエストして、西宮の海辺から見える冬の六甲と阪神間の街並を生成してもらう。

 

朝、ナレーションの推敲、清書を済ませて、公園でラジオ体操、日録を書く。

出勤、ナレーション収録、ホームページ更新、編集の手直し、オンエアディスクの搬入。

夕食は自宅でとる。

駅からの帰り、また雨になる。

昨日と同じ。

きょうもまた降るとは聞いてないよ。(知らなかっただけ)

夕食はリクエストしてカレーライスにしてもらう。

毎日一食はカレーを食べている。

 

 

ヒロがベランダで花の世話をしていて、季節の花が食卓を飾る。

毎年、プランターの土を日に当てて手入れしたり、咲かなくなった植木を処分したり。

狭苦しいベランダで汗して土いじりしている。

ときどき思う

郊外の小さな庭付きの家を借りて、好きなだけやらせてあげたい、と。

今から?

いや、期間限定で3年とか、5年とかではどうだろう。

その間に安い市営住宅の団地に応募して、そこを終の住み処とする。

70歳から75歳のプラン。

でも、田舎に住むと車も必要になるかも。

いま、働くのはあと1年か、2年か、と思っている。

会社員ではないので定年はない。

仕事さえあれば、病気にならなければ、図々しく5年働くことも不可能じゃない。

それを前提としたら、何が出来るか?

そんな夢を見ながら、客死しても悔いはない。

朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり(論語) の精神で。

この場合の「道」は世の中の心理のことであると思うが…

 

 

夜、冷凍庫で冷やしたウイスキーと氷水で水割りをつくる。

「京都人の密かな愉しみ」の2022年5月放送分を観た。

これで旧作はすべてコンプリート。

 

*またしても燃え殻氏のエッセイ風にしてみた。

 

ヒロがベランダで花の世話をしている。

洗濯物の影に隠れるみたいに並んだプランター。
春はパンジー、夏はペチュニア、秋には名前も知らない小さな花。
季節の色が、そのまま食卓に上がってくる。

切り花じゃない。
さっきまで外の光を浴びていた花だ。
それが、味噌汁の湯気の向こうで、少し誇らしげに揺れている。

毎年、ヒロはプランターの土を日に当てる。
古い土を広げ、ふるいにかけ、石みたいに固まった根をほぐす。
咲かなくなった植木を、静かに処分する。

「ありがとう」とでも言いそうな顔で。

狭苦しいベランダで、しゃがみ込んで汗をかいている背中を見るたびに思う。

もっと、好きなだけやらせてあげたいな、と。

郊外の、小さな庭付きの家。
猫の額くらいでいい。
好きなだけ土をいじれて、朝露の匂いがして、ホースを伸ばせる場所。

今から?

いや、永住じゃなくていい。
3年とか、5年とか。
期間限定の寄り道みたいな暮らし。

その間に、市営住宅の団地に応募する。
当たれば、そこを終の住み処にする。

70歳から75歳のプラン。

人生を、不動産情報みたいに区切ってみる。

田舎に住むなら車もいるかもしれない。
ガソリン代。保険。車検。
夢には、たいてい細かい出費がついてくる。

働くのは、あと1年か、2年か。
そんなことを最近よく考える。

会社員じゃないから、定年はない。
仕事があって、病気をしなければ、図々しく5年働くことも、きっと不可能じゃない。

「図々しく」という言葉が、妙にしっくりくる。

それを前提にしたら、何が出来るだろう。

庭付きの3年。
ヒロの土いじり。
朝の光の中で咲く花。
夕方、蚊に刺されながら水をやる時間。

そんな夢をぼんやり思い描きながら、ふと考える。

もし、その途中で客死しても、悔いはないかもしれないな、と。

「朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり」

たしか、論語の言葉だ。

この場合の「道」は、正しい生き方のことだと習った気がする。
でも今の自分にとっては、世の中の心理のことなんじゃないかと思っている。

人はなぜ、狭いベランダで汗をかくのか。
なぜ、花を食卓に飾るのか。
なぜ、あと何年働けるかを数えながら、それでも夢を見るのか。

その答えが、朝のうちに少しでもわかるなら。

夕方に人生が終わっても、まあ、いいか。

ベランダで土をいじるヒロの背中を見ながら、
そんな大げさなことを、わりと本気で考えている。

 

六甲を雪化粧してもらったら。






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