
新型コロナで世間が騒々しくなったころ、2020年の3月から4月、毎週のように近場の山に登った。
近場の山というのは六甲連山のどこかである。
調べると、須磨アルプス、ロックガーデン、蓬莱峡、金鳥山を歩いている。
山はどこも美しく、人も少なく、静かなハイキングを楽しんだ。
あれから6年目、それだけ年老いた。
今年から一月一山を再開しようと誓ったが、風邪引きなどもあり、ことしは山に行けてない。
きのうヒロを誘った。
霧氷の金剛山か、近場の六甲か。
ここ数日は気温が高く、霧氷は期待出来ない。
とにかく山を歩こう。
こういうときに六甲はいい。
午後からでも山歩きが出来る。
天気予報はイマイチだが、雨さえ降らなければいい。
キックオフ。
最初の一歩を踏み出さないと次の山、その次の山進めない。
選んだのは…東おたふく山から雨ヶ峠、風吹岩、保久良神社のコース。
同じルートを3年前、2021年2月に歩いている。
今日より2週間ほどあとだ。
10時半に家を出て、サンデイに自転車を停め、阪神電車で芦屋。
阪急バスで東おたふく山登山口まで行く。
芦屋駅のバス停が駅より南の市役所前に変わっていた。
10時28分に登山口着。
歩き始めると濃い緑の制服を着た若者の一団とすれ違う。
胸に「きんでん」とある。
彼らはその企業内訓練校である「きんでん学園」の生徒なのだ。
*きんでん学園は全寮1年制で西宮の今津にある
聞けば、芦屋川駅から高座の滝、ロックガーデンを経由して東おたふく山、奥池に下山してランチだそう。
恒例行事の耐寒登山なのだろう。

総勢200人いるらしい。
狭い山道なので、脇に待機してすれ違う。
「こんちわ!」の挨拶に「こんちわ」で返す。
ヒロが自分史上最多の「こんちわ」回数やったと言う。
久々の山登り、すれ違い待機で休憩を入れ、無理せずゆっくり登れた。



その後は静かな山歩きだった。
最高峰へのメインルートなのに、ソロの登山者数名に会っただけ。
雨ヶ峠のベンチでおにぎりとカップヌードルの昼食。

峠を下り、風吹岩へ。
途中、脇道を入り横池に立ち寄る。
六甲のこのあたりは何十回と来ているが横池は初めて。
夏になると睡蓮が咲く美しい池らしいが、今は冬枯れで寒々しい。
畔にある倒木に腰掛けて珈琲ブレイク。
池面にぽつぽつと波紋が…!
北からの風にのって雨が流れて来た。



風吹岩、金鳥山、保久良梅林を経て岡本へ。
岡本公園の梅林に立ち寄り、阪急電車で夙川。


帰宅後、グンゼでストレッチ&風呂。
夕食を食べてミラノ・コルティナ五輪のフィギュア団体を観る。
ヒロが「けっこう応えたね」と言う。
そうなのだ。
去年の11月から12月、3回続けて六甲の再度谷を歩いたが、あの道は遊歩道みたいなもので歩きやすかった。
段差のある、ときに岩登りもあった今日のコースは久々の登山道だった。
でも「やっぱり東おたふく山いいね」との昔とは少し様変わりしたものの、伸びやかな草原の山は気持ちいい。
花や緑はなくとも、澄んだ山の空気は身体を洗ってくれるような気がする。
次は…?
ダメージが回復したら気軽に山に入ろう。
7月には、南アルプス北岳か、大雪山か、北アルプス裏銀座を歩きたい。
その前に霊仙山か、取立山、白山の展望台あたりに登って足慣らしをしたい。
スポーツ選手のようにコンディションを整えて臨もう。