
時間が無いとき、朝のラジオ体操はマンションの前にある泉町公園で済ませる。
公園の端っこにきれいなグラデーション紅葉してる木ががあった。
これナンキンハゼだ!
ナンキンハゼという木の名前を知ったのはおそらく五十代後半か。
聞いたことはあって、この名称は意識下にはあったが、ちゃんと実物と同定したのはここ数年かも。
桜や銀杏よりも少し遅れて紅葉する、と認識している。
ナンキンハゼの紅葉は格別に美しい。
朝イチでアナブースでスタジオパートの収録、テロップ原稿、ポスプロ編集。
木曜日はこの流れで夜まで長い一日になる。
テロップ原稿をあえて水曜日にせず、間隔が空くきょう木曜日にしてから楽になった。
一日に、一度に集中出来るのは2時間くらいだからベテラン投手のように作業を分散するのが是。


ポスプロ編集は7時前に終わる。
メイン企画の阪神タイガースの選手の引退企画。
担当Dのやっつけ仕事っぷりに言いたいことは山ほどあるが、最低限のテロップ追加で治める。
梅田のグランフロントはイルミネーションとスケートリンクで冬仕様。
スカイビルのドイツフェアとともにクリスマスまでは煌びやかな散歩道となる。
京橋へ戻りティスクをロッカーに収める。
あすはナレーション収録。
これでワンローテが終わる。

仕事の日は吞む。
無理して我慢しない。
体調がイマイチで吞みたくなければ吞まないが。
吞んでも日本酒にして二合が限度だ。
天満で下車。
焼きとん「寅屋」か、立ち食い鮨「禁煙の奥田」へ行こうかと思ったが、
久しぶりに「大安」に顔を出してみようと思い立つ。
数年前は隔週くらいで独酌したが、スタッフが頻繁に入れ替わり、やさぐれた空気を感じ遠ざかっていた。
前に行ったのは2年前だった。
8時過ぎ、入るとカウンターは若い兄ちゃんとその母親っぽい(違うかもしれない)おばさん。
料理はおばさん担当で、若い兄ちゃんが酒と客対応。
二人とも素人っぽくて、家族経営的で居心地よし。
店の空気はそこで働く人が醸し出す。
数日前、食べたかった鉄火巻き(500円)もある。
熱燗も以前と同じ山形の麓井(500円)だ。
なんか懐かしくて、嬉しい。

メニューをiPhoneで撮ってA部氏に送る。
メニューで酒が一合呑めるだろう。
僕的には決して安い店ではないので、鉄火巻きで吞みたい、と思った時だけは来ようと決めた。
そういえば10年以上前、松竹座に歌舞伎を見に来た東京の美大生とこの店に飲みに来た。
彼女にとって初めての立ち吞み。
お父さんは僕と同い年。
大阪の天満で吞む、と言ったら「天満なら治安は悪くない」と答えたそうな。
お父さんは警察キャリア官僚だった。
あと、当時借金に苦しんでいたマサオとミネーロを誘っておごったのも大安だった。
あれからマサオは介護付き老人ホームに入り、ミネーロはコロナ過を経て石垣島で頑張っている。
十年一昔。
あと何回、大安へ行けるのだろう。
*追加写真あり











