
痛!
こむら返りで目が覚めた。
京橋のホテルだった。
コムラさんを何とかなだめても少し寝ようと思ったが、時計を見ると5時だった。
5時かあ。
もう起きる時間だ。
シャワーを浴びて着替える。
ヴィアインには大浴場があるが、入ってる時間はない。
局まで歩いて10分以内、セブンイレブンで朝食を買い、資料をプリントアウト。
6時、カメラクルーと合流、空港へ向かう。
7時10分発の出雲行き。
空は厚い雲で埋まっている。
その雲はしたたかに厚くJエア機はその雲を突き抜けないまま西へ飛ぶ。
出雲までわずか40分のフライト。
復路は、4時間半の鉄路の予定。

島根県の海岸線が見える。
やがて白波が立つ宍道湖の上空を通過し高度を下げる。
天候は荒れている。
波の立ち方がランダムで統一感がない。
宍道湖が荒れ狂っている。
Jエア機はぐらぐらと揺れながら降下、このまま湖水に突入するのか、と思った瞬間、滑走路が見えた。
前にも同じような思いをしたことがある、とその瞬間に思い出した。
8時、出雲縁結び空港に着陸。
地上は暴風雨だった。
外に出ると立ってられないほどの風。
これ台風?
タクシーで20㎞東の浜山公園陸上競技場へ向かう。
浜山公園は小高い山の上にあり、海からの西風が吹き込む。
さらに雨風は強くなる。
報道受付で小中学生の競技会はすべて中止と知らされる。
取材対象のグランプリ種目も時間変更があるという。
当初の予定では予選が11時台、決勝は14時台だった。
しばらくして変更が告げられた。
天候の回復を待って13時過ぎから競技スタート。
グランプリ種目の予選はなく、タイムレース決勝とする。
まだ9時、風雨はまだ止まない。
13時まで4時間待ち。
判断は間違っていないが…すでにグッタリです。
老体にはキツいぜ。
午後1時過ぎ、始まる。
雨は上げるもグランドレベルは強風。
しかもホームとバックでは風向きが違う狂ったコンディション。
ENGはスタンド、僕はデジカム+三脚でフィニッシュ地点の先で撮影する。
インタビューカメラを兼ねているがこのカメラのマイクコネクターの不具合が判明。
プロ機材が接続出来ない。
やれやれ。
寒い。
気温は10度以下。
どれくらいの強風って?
大人が安定して立ってられない。
ときに大のおとなが前のめりにたたらを踏むほど。
三脚も抑えておかないと倒れてしまう。
じきに寒さで身体がガタガタと震え出す。
カメラを触ると震えが伝わり映像が撮れない。
大丈夫か?ご老体。
出雲に死す、にはならないだろうな。
勘弁してよ。
100mタイムレース。
ホームストレートのスタートとフィニッシュが入れ替えとなる。
風を考慮して…とのことだが、狂った風なので追い風にならない。
スタートは追い風、フィニッシュは向かい風。
記録はレースによって+1.0になったり−4.0だったり。
これも決して正確ではない。
最初の女子からは走った直後に「え、え、どこがフィニッシュなの?」の声が上がる。
関西の子から「わからへ〜ん」の声も。
めちゃくちゃ。
男子のレースではレースごとに負傷者が出る。
早稲田の学生はタンカで運ばれた。
パリ五輪代表の坂井隆一郎はフィニッシュ直前で痙攣した。
気温の低さと強風のせいだろう。
選手はすぐに屋内に引っ込むのでインタビューも出来ない。
もうやめようよ。
と思った頃に終わる。
タクシーで出雲市駅へ。
とっとと帰ろうぜ。
特急「やくも」の車上の人となる。
17時28分発、岡山まで3時間半の長旅です。
ああ、終わった。


いつのまにか眠り、気づけば岡山だった。
乗り過ごしそうになる。
いや、岡山が終着駅なので車庫に入るとこだ。
カメラクルー起こしてくれよ。
のぞみは東京行き最終で混んでいた。
21時半に新大阪着、タクシーで帰社する。
大阪は19時過ぎまで大荒れの天気だったそう。
きょう大阪・関西万博が開幕した。
きのうのJRダイヤの乱れ、きょうの悪天候。
ただでさえ強行スケジュールにさらに不意の出来事が重なる。
大丈夫かオレ。
帰り道、歩いていると転倒するかもという妙な感覚がふいに起こる。
身体のダメージを教えてくれているのだと思って慎重に歩を進めた。
カラダへの負担は絶対にある。
元気だよと思うのは錯覚だ。
忙しいとお金は使わないものですね。
きょうは朝からコンビニおにぎり、夕は駅弁と冷たいものばかり。
23時過ぎ、帰宅してミニワンタンスープを食べる。
あすは完オフにする。
※追加写真あり +

でも、近くに吉野家があったら3分の1価格で温かいのが食べられた。

