
今日は完オフにした。
ヒロがプールへ行く日なので、一人で奈良の玉戸翁慰問、その前にオプションで桜井の長谷寺へ行った。
長谷寺は…おそらく初めてではない。
学生時代に観光バスのバスボーイをしていたとき、「西国三十三ヵ所巡り」というツアーで来たことがある。
同じツアーで関西の古刹をいくつも訪れたはずだが、自分が寺にまったく興味の無い頃だった。
いま思えば貴重な機会で、思えばええ仕事だったが、愉しむことは出来なかった。
もったいない、と後悔しても遅い。
当時、二十歳そこそこの若者にとって西国三十三ヵ所は興味の対象ではなかった。
その後も報道カメラ助手のバイトで来たような記憶はあるが定かではない。
実質、自分の意志で訪れたはじめての長谷寺でした。
“花の御寺”と呼ばれている。
御寺は みてら と読む。
四季折々に花を咲かせる。
4月の桜、5月の牡丹、6月の紫陽花。
なかでも牡丹は有名で牡丹寺とも呼ばれる。
今回、玉戸さん慰問にかこつけてどこか奈良の桜の名所へ行こうと思った。
奈良公園はインバウンドで混雑するし、桜井あたりがいいなあと最初は大神神社へ行こうと思っていた。
三輪山中腹に「大美和の杜展望台」というのがあり、桜と大和三山の展望がいいらしい。
でも、写真を見てもピンと来なかった。
調べているうちに長谷寺を見つけた。
写真を見ると…山腹に拡がる境内を桜が埋め尽くす一枚に惹かれた。
長谷寺(奈良県) 桜色に染まる花の御寺【御朱印】 | 関西の寺社めぐり
天気予報はいい。
そうだ長谷寺、行こう。

予定より30分くらい遅れて家を出る。
13時前に長谷寺駅に到着。
駅から寺までは徒歩20分、途中の参道歩きも楽しい。
茶店でくさもちを食べた。
お茶つきで120円、店先のベンチに座って目の前の桜を見ながらいただく。
このあたりの「初瀬」という地名。
「はつせ」ではなく「はせ」と読む。
長谷寺は初瀬山(はせやま)にある寺院だから「はせでら」

途中、参道から逸れて全体を展望出来る向かいの山の神社に立ち寄る。
思った通り「花の御寺」の展望が初瀬山に中腹に広がっていた。
思わず ブラボー! の景色だった。

ここからは端折る。
長谷寺と言えば有名な登廊(のぼりろうか)、舞台造りの本堂、五重塔を巡る。
奈良公園とは違いインバウンドがほとんどいない。(と思う)
平日だが桜の季節。
ストレスにならない程度に参拝客は多い。


長谷寺駅14時40分発の急行で桜井へ。
土産に西宮の「ゆげ焙煎所」のコーヒー豆を持って行く。
「そんなもの俺食べないからシオダ持って帰れよ」と言われる。
土産を持っていたのに「持って帰れ」は昔からよく言われたことを思い出す。
玉戸翁はよく喋った。
祖父の話、長柄駅の桜の話…
マサオが園芸に興味を持っているという話から庭を見せてくれた。
池や築山のある和風庭園だったが荒れ放題だった。
言ってることに破綻は決してない。
コーヒーを淹れるよ、と言ってずっと喋っている。
僕もさすがに電車の時間があるので「珈琲飲みましょう」と急かせる。
湯を沸かせ、僕の持って行った豆で淹れる。
その一連の作業が、なんだか危なっかしい。
前は喋りながらでも自然に出来てたのに。
豆の量はどれくらがいいのかを聞いたり、湯が沸いてヤカンを外してもガスがつきっぱなしだったり。
前はそんなことなかったのに。
もちろん10年前とは違う。
それはわかっているが…。
「これから1年に一度とは言わず、仕事も暇になるので、観光ついでにちょくちょく来ますわ」
そういって辞す。
あと何回来られるか?
せいぜい奈良の名所めぐりを愉しみにして、何回でも来ることにしよう。
*追加写真あり +
キャプションで綴る日帰り小旅行、長くなります。




































