
ヒロの希望で岡山 牛窓の美術館へ行く。
鉄道バスでのアクセスは悪い。
JR新快速で播州赤穂まで行き、そこからカーシェアが現実的だ。
ところが、播州赤穂のタイムズカーシェアはこの先一ヶ月以上、昼間の時間に予約が毎日のように入っている。
いや、毎日のように、ではなく、毎日。
たぶん法人が営業用で使っているのだとヒロが言う。
そういう使い方が紹介されていたらしい。
ならば、その手前の相生駅はどうだろう?
駅前のステーションに2台ある。
そこそこ予約がついている。
今日の昼前ならヤリスというハイブリッドが空いていた。
相生駅で下車するのは初めてだ。
新幹線が止まるのはここに石川島播磨(IHI)の工場や関西電力の火力発電などの企業があるからだろうか。
相生は門田博光氏が晩年過ごした町でもある。
人工透析していた病院も、亡くなったのも相生の住み家だった。
国道250赤穂を経由して岡山県へ入る。
牡蠣の養殖で有名な日生(ひなせ)、商店や土産物屋、食堂が並び、意外に賑やかな町筋だ。
そこで起こった!
市街地に工事で片側通行の箇所があった。
誘導員が停止の合図。
停まる。
対向車線から大型車両が来た。
誘導員がもう少し左に寄れと指図する。
寄る。
大型車はトレーラーだった。
ゆるやかに右折してくる。
牽引するコンテナがこちらに迫ってきた。
内輪差。
もう少し左に寄せる。
そのとき、ガクンと音がした。
左の前輪が脱輪した?
側溝にハマったのだ。
やっちまったあ!
これJAF案件かあ、警察に電話かあ、美術館はあきらめんといかんのかな、そんなことが頭を駆け巡る。
警備員らが寄ってきた。
ヒロは車を降りる。
どうなってるか確認しよう。
…と思ってたら、警備員が「ハンドルを左に切ったまま、バックして」と言う。
「ゆっくりバックで」と。
ハンドルはこれ以上左へ回らない。
アクセルペダルをゆっくりと踏む。
ぐわ〜ん
あ、脱けた。
JAFはパスだ。
タイヤ周りの車体はどうなってる?
車を降りようとしたら警備員が「そこのローソンに停めましょう」と言う。
確かにここは通行の邪魔になる。
10メートルほど先のローソンの駐車場へ停める。
左前輪のタイヤ周りの確認。
どこも傷ついていない。
よかったあ。
タイヤは左向きになったまま、側溝を上からまたぐようにハマったのだ。
だから左向きのしたまま、バックしたら戻ったのか。
不幸中の幸い。
警備員も自分が誘導したのでちょっと罪悪感があったのだろう。
お互い困ったことにならずに済んでよかった。
何もなかったようにヤリスを走らせる。
ほどなく立ち寄ろうと思っていた夕立受山に到着する。
牛窓へ行く途中に瀬戸内の展望がいい低山があると知っていた。
細い山道を側溝にハマらないよう慎重に登る。
晴天率のいい岡山で、あいにくの曇り空。
でも、頂上広場からの展望は素晴らしい。
瀬戸のおだやかな多島美。
波しずかな入江に牡蠣の養殖いかだが浮かび、瀬戸内海を隔てて小豆島が見える。
若い頃にはいいと思わなかったが、歳を重ね、沁みるようになった。
東屋でヒロの作ってきた三食弁当を食べる。
晴れた日にまた来たい。
*キャプションは追って記します。
奈良の桜井に住む木下セツさんが新聞紙で描いた作品展。
市役所の分所のビルの1フロアにハガキ大の原画の全てが展示されていた。

素晴らしい作品群。
セツさんのデッサン力にも感服する。
写真OKだったので、撮りまくってしまった。
*キャプションは追って記します。
岡山までの日帰りドライブ。
天気はイマイチで、脱輪もあったが、不幸中の幸い。
いや不幸でもないか。
僕の人生そのものが “不幸中の幸い” みないなものなのだから。(笑)
*追加写真、多数あります。 +13












