ときどき思う。
何モシナイデイイという日が一番いいなと。
それほど多忙でも無いのにそう思う。
リタイヤ願望?
今日はもう、なんもせんでいいよ、という日。
計画なしに突然思いついたこと、したいことだけしたらいいよ、という日、3日間くらい欲しいな。
でも、そんな日はおそらく半日くらいはパソコンでYou-Tubeやらネットサーフィン(古い?)やらして、
半日は散歩と風呂と酒をちびちびやり始めて、眠くなって日付変更線を越えて明日になっちゃう。
ま、それもいいかと。
映画「マカロニ」(1985年)で主人公の一人アントニオ(マルチェロ・マストロヤンニ)がぽつりと呟く。
『時間を無駄にするのはいい ─── 』
それは最高のぜいたくなのだ。
今日は雨、日中はセイコーゴールデングランプリ陸上を観ながら過ごし、
夜はドキュメント72時間とBSドキュメント「未解決事件 下山事件と占領期の闇」を見る。
秋田の繁華街 川反にある深夜営業(夜に開店して朝に閉店)のそば屋の72時間。
秋田と言えばうどん自販機の72時間が有名、ドキュメント72時間と秋田は相性がいいのだろう。
当地でこの番組は有名なので、今回も取材される人がオープンな気がする。

先月だったかNHKスペシャルで「下山事件」のドラマやドキュメントを観た。
そのNスペよりより深く切り込んで16日(木)に放送されたのがこのBSドキュメント。
「未解決事件 下山事件と占領期の闇」 - BSスペシャル - NHK

Nスペで説明不足になっていた箇所も明らかになっている。
あれはドラマの進行役みたいなものだったのだろうか。
脅され取材から引かざるをえなくなった読売新聞の遣水という記者こそ重要な事実をつかんでいたのだ。
あのドラマの佐藤隆太が演じたありきたりな正義感は僕にとってシラけさせるノイズだった。
遣水の手記にはアメリカを「アメ公」とある。
戦後時の新聞記者のしたたかさがにじみ出てリアルだった。
あの当時の米ソの緊張関係、そこに存在した占領下の日本、僥倖としか思えないタイミング…。
スケールの違いこそあれ、今の自分もそんなタイミングに恵まれてここに在るのだ。
公私含めて。

それにしても誰の命令下だったのかは不明だが1949年の列車脱線転覆事故の数と尋常ではない。
何があったのか?
「松川事件はアメリカがやって共産党の所為にしたといふことだが、してるのは自国のためという事もあるが、日本のために為っていることは確かだ。正当に日本はアメリカと仲良くやってゆくことが必要だと思ふにソ連や中共側の宣伝に踊らされているのは困ったことだ。之に対処する宣伝など人心をひっぱることをせねばならぬと思ふ。」
(1953年11月11日 昭和天皇「拝謁記」)

この天皇の発言に若い人は「酷い」と憤るが…
そんな人に水をさすようで申し訳ないが、さもありなん、だと思う。
この生まれ育ちの天皇がリベラルだったら逆に不審だ。
…と、戦後の闇のドキュメントを堪能しつつ純米吟醸を吞む図。
番組と合わせてモノクロにしてみました。

リタイヤ願望?
ただでさえ幸運なのに、ぜいたくにも程がある。
すみません。
ぐびり。