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今期のアニメ感想(2025Q1クール)

総括

前期の2024Q4が最高のクールでそれと比較してしまったのもあって、今期は個人的に刺さるアニメがほとんどなくてかなり苦しかった。前々期も微妙だったけど、これって周期あるのかな。豊作クールはアニメの数だけ毎日の楽しみが増えるんだけど、今期はそれが少なくて精神も落ち込んでいた時期が多かった気がする。本記事で引用してない、完走できなかった作品もそこそこあります。

作品別感想

評価A+

メダリスト

アニメ化される前から原作がどえらい評価を受けているのは知っていたので、素晴らしい作品がちゃんと予算を投下されてちゃんとアニメ化されたという印象。

 

超王道のスポ根アニメで、さらに現代のスポ根として質が高く、旧時代の「競技者間のいじめ、暴力、謎のパワーアップによるご都合展開」みたいな要素は当たり前のようにない。現代のスポ根ものとしては『ハイキュー』に並ぶものはしばらく現れないと思ってたけど、本作はそれに比肩する。特に司先生の指導者としての格が高すぎる。小学生を相手に「さん」付けで対等に接し、とはいえ彼我の権力勾配を意識してか、成熟した大人としての仮面を崩さないようにも努めている。そんな指導者としての彼も主人公であることが、スポーツ漫画の中でも記念碑的な意味を持つと思う。

 

作中で結束いのりさんの独白がちょくちょく挟まるけど、彼女のメタ認知言語化能力がどう考えても小学生のそれではなく、一般の成人より優れているところがちょっとだけ笑っちゃう。でもあんまり非現実的だとは思わなくて、小さいころから抜きんでた成果を出す子供たちってセンスとか肉体能力とかよりこういう能力が優れているのかなとか考えてた。

 

風の噂を聞くところによるとやっぱりファンは原作も読んでほしいらしい。これはわかる。別作品だけど『アークナイツ』に対しても同じことを思ったので。自分は同作を原作のゲームからやりこんでいてアニメの完成度にも文句はないけど、演出方法の違いとか尺とかの都合で味わいがやっぱり変わってしまい、原作が持っていた特有の魅力が失われていると感じることもあった。おそらく『メダリスト』もそうなんだろう。さっそく2期も決まっているが、それまでには原作の方を先に読みたいと思う。

 

medalist-pr.com

 

戦隊レッド 異世界冒険者になる

通称『異世界レッド』。昨今石を投げればあたるレベルで氾濫している異世界転生ものだが、いわゆる戦隊ヒーローのレッドが転生してくるという点が唯一無二で話題性があった。

 

作者の異常な特撮愛がまず特徴の一つ。本作は、レッドたちが元の世界で最終決戦をしている途中に彼がひとりだけ転生してしまうところから物語が始まるのだが、作者の頭の中には、それまでの戦隊ものの方のストーリーが既にある。スーパー戦隊シリーズは1年間続くので、これは約50話分のストックになる。かなり異常だと思う。作中ではレッドの回想シーンがたびたびあるが、それが具体的に(戦隊ものの方で)何話なのかまで明かされるのがその証拠だ。他にもたくさん、特撮をよく知っている人なら思わずにやりとするようなお約束がたくさんちりばめられている。

 

上述の作者のこだわりからもわかるが、この戦隊ものという設定は単なる記号ではない。レッドは我々がよく知っている、「あの頃よく見ていた戦隊ヒーローの主人公」としての性質をよく備えている。そんな、小さい子供たちに見せても恥ずかしくないヒーローが転生者なので、転生ものでよく見られる、転生先との文明差を誇示し、啓蒙によって労せず仲間を増やしたり、ハーレムを構築するみたいな「ダサい」ことはしないというのがよかった。こういう展開自体が嫌いなわけでないが、あまりにも多くて食傷気味なので、違った味がしたのがよかった。

 

isekai-red-anime.com

 

RINGING FATE

中国製のオリジナルアニメで、舞台設定や世界観、キャラ造形、演出などにエキゾチックな魅力がある。死後未練があるものが集まる「空(クウ)」という世界で、生き返りのために「乾(カン)」と呼ばれる自分の記憶を抽象化した概念をかけてバトルロワイヤルを行っていくという設定。

 

PVを見てもらえばわかるけど、キャラ造形やそのモーション、表情などがとてもよく動いてかわいい。主人公の声優が花澤香菜さんで、純真だけどちょっと憎たらしい感じの演技がとてもいい。

 

作中キャラは生前に各々が事情を抱えていて、その内容が実写パートとして描かれるのも本作品の演出の特徴。病気や貧困、無理心中、裏切りによる殺害など、アニメパートのポップなデザインとは一線を画すシリアスさに惹きつけられる。

 

まだまだこれからってところで終わったので、続編の余地はある。海外アニメ展開の事情は全然分からないけど、2期が来るのを気長に待ちたい。

 

youtu.be

b8station.tv

 

評価A

もめんたりー・リリィ

1話からずっとリタイアしたかったんだけど、なんでかわからないけど完走して、完走したらなぜかわからないけど思った以上の満足感があった作品。

 

先にいやだったところを書くんだけど、特に前半は、ただキャラが目的も無くしゃべってるだけみたいな、プロットがなく意義が見えない会話シーンがかなり多くて苦痛だった。あとメインのキャラクターたちに口癖が設定されていて、毎回全員が各々の口癖を連呼するところ、あまりにも露骨な記号化を感じて寒気がしてしまった。

 

本作はポストアポカリプスものなんだけど、そうなると前述のつまらない会話とかがかけがえのない、なんてことない日常としての色を帯びてくるので悔しい。後者の記号化の部分は、本編後半であきらかになった設定の伏線として理解できるようになってしまった。壊滅した世界だからこそ彼女たちのありふれた、第三者として鑑賞するにはつまらない会話が後半から唐突に尊さを帯びて襲ってきていい体験だった。EDテーマもかなりあってると思う。

 

www.youtube.com

sh-anime.shochiku.co.jp

評価B+

全修。

天才アニメーターだけど監督になってから行き詰っている一人の絵描きが、自分が大好きだった、壮絶バッドエンドの物語の世界に転生する物語。

 

転生先でも既存の演出やIP(e.g.板野サーカスガンダム)を使って問題解決をしていて、アニメーターではやっていけたけど監督としては...という問題に向き合っていなかったり、クリエイターなのに結局他者の作品の世界に転生して、それを書き換えるという行為が本当にちょっとだけ脚本上の難点だったけど、それ以外の部分はいいオリジナル作品だった。転生する前は創作上の世界だったけど、転生しちゃったらそこにある命は本当の命だし、バッドエンド作品をハッピーエンドにかえるために全修するのは全然おかしくないし、自分が大好きだった世界と向き合うことで自己を再発見する展開は王道で熱かった。

 

zenshu-anime.com

 

花は咲く、修羅の如く

ユーフォ作者の別作品。朗読をテーマに同作と同じような、競技と人間関係を描いた作品。つまらないことは全然なかったけど、小さくまとまってる感じであんまりはねなかった。

 

本作品の特徴は、人間が人間に気軽に踏み込んで特大感情をぶつけたりすること。それは好意だけじゃなくて否定とかもあるのでドキッとするけど、それがあるからこそ人間関係が更新され物語が動くので、本作の必要不可欠な要素になっている。でも現代のリスク感覚からするとかなり非現実的に見えて、ちょっと反省するきっかけになった。我々は人間関係をどうやっていけばいいんでしょうか。あと主人公がかなりかわいいです。

hanashura-anime.com

 

サラリーマンが異世界に行ったら四天王になった話

タイトルそのままなのであらすじ紹介の手間が省けて助かる。本作の主人公は、現世はなかなか自分のがんばりが認められず、そればかりか周囲の顰蹙を買っていたりしたが、転生先では理解のある魔王のもとでその力を十二分に発揮して充実した人生を送りなおすという話。

 

四天王として国が抱える問題を解決していくのだが、一つ一つの問題をそれなりに丁寧に扱っていたので、その解決の様を楽しむことができた。あとは悩んだ時には謎空間(精神世界?)の居酒屋に行くのだが、そこで毎回異なる懐メロが流れているのがよかった。俺もそういう居酒屋に行きたい。

 

ただ、もし現実の世界で「俺だけが頑張っているのに誰も認めてくれないばかりか邪険に扱われる」みたいなことを思ったら、まず自分の認知を疑った方がいいと思う。どうかな、そういう世界もあるのかな。

salaryman-big4.com

評価B

SAKAMOTO DAYS

頭を空っぽにして見れる痛快ギャグ&バトルアクション。毎回ちょうどいい殺し屋がでてきて坂本さんがぶっとばすお約束展開が気持ちいい。細かいことを気にしたら負け。日曜日の夜に見るのが楽しみでした。

sakamotodays.jp

 

アラフォー男の異世界通販

最初はよかったんだけどなぁ...。途中から自分が感じるよくある異世界転生で楽してすべてを手に入れる系の展開が増えてきたり、あとはいろいろと演出が雑なところがあって残念だった。

 

ただマインクラフトみたいなゲームが人気を集めるように、いちから自分の生活圏をつくっていく系の展開って自分もかなり好きなので、外部環境に依存せず好き勝手に、小さく気ままに生きていこうとする話には魅力を感じた。

arafo-tsuhan.com

 

評価B-

想星のアクエリオン

超巨大IPをつかった作品だけど、世間的な評価も微妙なように思う。今までのシリーズとちがってキャラデザが全然違うんだけど、こけたのはこれが原因じゃなくて脚本だから.......。キャラデザに関してはこれはこれで自分はかなり好きだった。メカや音楽はめちゃくちゃかっこいいけど、せっかくアクエリオンというかっこいいメカがいるのに全然活躍シーンがないし、話は終盤まで全然動かないのに最後で急に風呂敷たたもうとするからなにやってるかわからないし、いろいろと惜しい作品だった。

 

曲はめちゃくちゃいいです。EDの曲+歌詞とかめちゃくちゃアクエリオンって感じがしていい。

www.youtube.com

aq-moe.com




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