この記事では「自分の部屋では勉強に集中できない」という人のために、自宅勉強で集中するコツを紹介します。
社会人になってからずっと、細々ながら勉強の習慣だけは維持してきました。
自宅での勉強に集中できる日もあれば、集中できない日もありました。
それで、長年の経験から集中を阻害するものは何か?
どうしたら自宅での勉強にも集中できるかが少しずつわかってきたので、効果が高い施策から順番に紹介します。
「自宅で集中できないから自習室を使う」みたいな手法が使えない時期に参考にしてほしいです。
- スマホから物理的な距離を置く
- 通知、音声を全て切る
- SNSを強制的に封印する
- インターネットにつながる機器を近くに置かない
- 漫画・テレビを捨てる
- 雑念ノートを手元に置いて、書き出す
- タイマーで制限時間を設定する
- 勉強できた時間を記録する
- 耳栓とノイズキャンセリングヘッドフォンで雑音を消す
スマホから物理的な距離を置く
ここ10年で集中を一番阻害していたのは間違いなくスマホです。
スマホが手元にあるだけで効率が半分になります。
スマホは「ただそこにあるだけ」でそわそわしてしまい、開きたくなってしまうからです。
何よりもまずスマホから距離を置きましょう。
目に見える場所に置いてはいけません。
おすすめの格納場所は
- 郵便ポスト
- 洗面台の裏
- 靴箱
などです。
同じ部屋に置かないほうがいいです。
通知、音声を全て切る
個人的に大変効果が高かったのは、通知や音声をすべて切ることです。
スマホを物理的に離せないときは通知を全部切りましょう。
僕はLINEでさえも全く通知が鳴りません。
電話が来ても気付かないし、バッチに数字が出たりもしません。
自分がLINEを開いてはじめて、誰かから連絡が来ていたことがわかる、という感じです。
通知が来ると、強制的に集中モードが打ち切られてしまいます。
そうするとせっかく集中したのにもう一度ゼロから没頭しなければいけません。
集中のぶつ切りを避けるためにも、全てのアプリで通知はできるだけ切りましょう。
余計なアプリも全部消したほうがいいです。
SNSを強制的に封印する
在宅勤務中にも有効です。
SNSを遮断しましょう。
「パソコンやスマホからSNSにつなげる状態」にあるだけで集中できなくなります。
どうしてもSNSを開いて見たくなってしまうからです。
SNSの誘惑は凄まじく、スマホを遠くに置いても、どうしても見たくなって取りに行ってしまうし、パソコンで作業していても何かに操られているかのようにSNSを開いてしまいます。
このSNSの誘惑を強制的に排除するためには、ツールを使うしかありません。
freedomというアプリを使ってください。
パソコンからも、スマホからも、全ての通信機器からインターネットの誘惑を排除できます。
たとえば今、僕がこの記事を書いているパソコンのブラウザからTwitterを開こうとすると、強制的に下のような画面が出てきて開けなくなります。
スマホでも同じです。
freedomは
「毎日9時から18時まではSNSとAmazonを開けなくする」
みたいな使い方もできますし、
「今から60分は自分のホームページを見れないようにする」
といったカスタマイズもできます。
在宅勤務はfreedomなしで集中するのは無理だと思います。
インターネットにつながる機器を近くに置かない
「パソコンを閉じて、その横で数学の本を勉強する」みたいな机の使い方もやめた方がいいです。
パソコンが目の前にあるだけで、開いて見たくなってしまうからです。
机には気が散るものを置かないのが原則です。
小説やiPadもできるだけ手元から離したほうがいいと思います。
どうしても机にパソコンを置く場合は、上で紹介したfreedomなどで強制的にSNSを遮断しなければ、勉強に集中するのは厳しいと思います。
パソコンがあったらどうしてもネットサーフィンしたくなってしまうからです。
漫画・テレビを捨てる
僕は一度漫画を読み始めたら止まらなくなってしまうので、本棚にあったコミックは全て捨てました。
今はiPadでジャンプを読んでしまうのが課題です。
月曜以外はiPadからジャンプ+アプリを削除して乗り切っています。
テレビもあるだけで気が散るので、ガチで受験勉強をするときは捨ててしまった方がいいと思います。
ただ、社会人の場合は家でU-NEXTだったりNetflixを見る人も多いので、捨ててしまうのは相当な勇気がいるでしょう。
雑念ノートを手元に置いて、書き出す
好きでない科目を勉強しているときなどは、どうしても雑念が浮かんできます。
Amazonでノートを買いたいなとか、この科目の別の本って何があるんだろうとか、気になって検索したくなります。
そういうときは小さなノートに浮かんだ雑念を書き出しておいて、とりあえず「あとでやる」ようにすると、目の前の作業に集中できます。
雑念を後回しにするということです。
タイマーで制限時間を設定する
テストのときは集中できるように、人間は制限時間や締切があると集中力が増すようです。
「30分でここまで読む」みたいに勝手に目標を立てて、その制限時間を守るように時間のプレッシャーをかければ集中力が増します。
ちなみに本記事を書いている今も制限時間を30分にしてカウントダウンしているのですが、ちょっと終わらなそうです。
勉強できた時間を記録する
手帳の余白に「今日の勉強時間」「今週の勉強時間」「今月の勉強時間」を記録しておくと、
「今日はこんなにできたな」
「今月は新記録にチャレンジしよう」
みたいな、モチベーションがわきます。
努力を見える形にしておくのは、不安になった時の心の支えにもなります。
手帳に色々とやったことを書いておくのは人生のライフハックとしても非常におすすめです。
ただ、達成できない目標を立てて失敗したり、遊び歩きまくってる情けない生活を記録すると鬱になるので、手帳に記録するなら真面目に行きましょう。
アプリを使うなら「Studyplus」がおすすめ
勉強時間を記録するなら「Studyplus」というアプリが抜群にいいです。
科目毎の勉強時間や、総勉強時間が全て管理できます。
タイマーもストップウォッチも使えるので、デジタルに管理したい人にはぴったりです。
僕はスマホが手元にあるのが嫌すぎて使いませんでしたが、スマホの誘惑に勝てる人にはとても便利だと思います。
耳栓とノイズキャンセリングヘッドフォンで雑音を消す
音がうるさいと集中できない人はMOLDEXの耳栓を使うか、ノイズキャンセリングヘッドホンを使うといいでしょう。
耳栓をつけて、その上からノイズキャンセリングヘッドホンをかぶせたら世界から音が消えます。
ご家族が5メートル先でテレビをつけていたとしても音が聞こえません。
無音で集中したい人は最低でも耳栓は使ったほうがいいと思います。
耳が気になるかもしれませんが、使ってるうちに慣れます。
僕は寝るときも常に耳栓をつけています。