朝倉未来さんがYouTubeチャンネルで「何でも始めるなら早いほうがいいですよ」と言っていた。
何気ない一言で、動画の主旨には全然関係ない。
そんな一瞬で消えた一言が、なぜか僕に刺さった。
「YouTubeやらないんですか?」
「個人としてじゃなくてジムとしてとりあえずやろうかなと思ってたんですけど」
「あーいいですね」
「結局バタバタして始められてなくて」「やりたいですね」
「何でも早い方がいいですよ」
動画の1分のところ→夢の兄弟対決実現!トライハードジムに兄弟でスパーリングしに行ってみた【白熱】
こういう動画を見て衝動的にポエムを綴ってしまう自分が恥ずかしい。
それでもやはり「一度きりの人生で、今が一番若い」のは当たり前の事実で、「始めない言い訳」を探してばかりの自分に響く一言であった。
この記事では「始めるのは早いほうがいい」について考えていく。
ポジティブな影響があるものは早ければ早いほどいい
費用が限定されていて、始めることで自分にポジティブなフィードバックがあるものは、始めるのが早ければ早いほどいい。
- YouTubeで発信する
- ブログを始める
- 資格試験の勉強を始める
- 英会話を始める
- ジムに通い始める
- 早寝早起きをする
- ダイエットに挑戦する
- 好きな女の子に告白する
みたいな、始めるのにコストが小さく、ポジティブなフィードバックを得られる可能性が高いものは、早く始めるに越したことはない。
僕の場合はまず、先週から英会話を再開した。
エニタイムというフィットネスジムをやめた。
その代わりにずっとやりたかった格闘技のジムに通おうとしたら、新型コロナの影響で閉まっていた。
格闘技は来月から始めたい。
ずっと欲しかったAirPods Proを買った。
4年前に買ったiPhoneをiPhone 11 Proに替えた。
「いつか買おう」だといつまで経っても買わないと思ったからだ。
もちろん「守り」は固めなければならないが、その上で使えるお金は使おうと判断した。
実はこれらは全て、「いつかやりたい」「いつか欲しい」と手帳に書き留めていたものだ。
「いつかやりたい」の中で、できるものは今始めることにした。
人生は短い。
「やろうと思ったこと」で、「すぐにできること」は早く始めるに越したことはない。
そうじゃないと、準備しながらジジイになってしまう。
いつ始めるかを具体的に計画する
「始めるのは早いほうがいい」のは正しいが、やりたいこと全てを「すぐやる」「今日から始める」ことはできない。
それでも「いつかやる」などと考えていると、どこまでも後回しにしてしまう。
その「いつかやる」は永遠に来ない。
なので、具体的な日程を決めて、やると決めたタイミングで思い切って始めてしまえばいい。
僕の場合はずっと興味があって、でも怖くて後回しにしていたレーシックを今年度中に受けると決めた。
短期の語学留学も2021年に行くと決めた。
もっとショボい話だと、後回しにしていた親知らずを抜きに行った。
何かを始めるタイミングは自分ができる範囲で、できるだけ早い方がいい。
個人的な経験だが、早く始めてよかったのはヒゲ脱毛であった。
最初にクリニックに行くときは勇気が必要だったが、早めに始めたおかげでヒゲ剃りの時間を格段に短縮できた。
カミソリの負担も減って、肌のダメージを減らせた。
5年後にレーシックに対しても似たような感想を持てることを期待している。
守りを固めておく
やりたいことを始めるために、最低限の準備は必要だ。
何でも準備しようと思っているといつまで経っても始められない。
なので準備は最低限がいい。
それで僕が考える最低限の準備とは、「生活の維持」である。
具体的には、
「1年間、無収入になっても今の生活を維持できるだけの貯金」
を用意すること。
「何が最低限の準備」なのかは人によって異なるとは思うが、僕の場合は「1年間生きていけるなら、その間になんとかなるだろ」という楽観的なスタンスで「1年分の生活費」に決めた。
一ヶ月の生活費が30万円なら、
30万円 × 12ヶ月分 + 緊急時の保険(引っ越し、病気、その他で40万円分)= 400万円
程度を使わない銀行口座に用意しておけば、後は好きなようにチャレンジすればいいんじゃないかと思い始めた。
以前は「できる限り節約して、種銭を貯めるべし」という考えであったが、最近になって軌道修正したのだ。
博打になりそうなものは守りを固めて始める
ツイッターの情報商材屋の中には
「すぐに会社を辞めろ」
と煽る輩もいる。
こういうのを真に受けてすぐに行動して後悔する人も多い。
英会話やYouTubeと違って、「会社を辞める」のは失敗したら損してしまう可能性もあるからだ。
だからといって、「絶対に失敗しない選択肢」などありえない。
今の自分の環境に不満があるなら、どこかで勇気を出して飛び出さなければいけない。
じゃあどうすればいいのか?
「守りを固める作業」をまず始める。
防護壁を築く期限を定めて、その後は即行動するのがいいのではないか。
「会社マジでつまらないんだよな。
こんな退屈な仕事をこれから先の20年も続けるなんて地獄だよ」
と悶々と悩みながらも、
「でも辞めたら生活に困るかもしれないし...給料が下がるかもしれない...」
と自分にブレーキをかけてしまう人もいる。
地獄は3日なら耐えられるが、20年地獄の釜で煮られて耐えられる人はいないだろう。
まずは会社を辞めても生活に困らないように貯金しておいたり、副業を始めたりと、色々できることはある。
守りを固める作業から“始めて”、それから博打に出るのがいいのではないだろうか。
無論、「今の職場の環境を変えるために働きかける」「職場以外でやりがいのある目標を見つける」などのポジティブなチャレンジはすぐに始めた方がいい。
歳を取って感じるのは、「人生は意外と短い」ということだ。
あっという間に30代になって、あっという間に爺さんになる。
やりたいことを我慢して、悶々としたまま爺さんになって、
「こんなはずじゃなかったのにな」
と後悔する人生を送るのは辛すぎる。
だって俺達の人生はどう頑張っても一度きりで、強くてニューゲームはできないし、タイムマシンで戻ることもできない。
やりたいことを全部やっておかないと、たぶん爺さんになってベッドの中で後悔すると思った。
一方で、歳を取ってから改めて「人生は意外と長い」とも感じている。
やりたいことをやって生きていくには人生は短すぎるが、嫌なことを我慢したまま生きていくには人生は長すぎる。
人生全てを幸せにするのは難しいかもしれないが、辛い状況を避ける努力はできる。
辛い環境でずっと我慢していたら、後になって「若いときに俺は何をやっていたんだ...」と後悔する気もするので、嫌なら環境を早めに変えていく行動も必要なのではないだろうか。