気付いたら2018年も半分が終わっていた。
ついこの前2018年が始まったと思っていたら、いつの間にか6月である。
時の流れのあまりの早さに背筋が凍る思いだ。
このままあっという間にジジイになってしまうのだろうか?
時間の流れの体感速度は年を取るごとに加速してきているように思う。
中学時代を思い出してみよう。
4月にクラス替えがあって、新しい友達ができて、好きな子ができて、好きな子と目が合って嬉しくなって。
6月に体育大会があって、秋には部活の試合があった。
毎月何かのイベントがあって、時間がとてもゆっくり流れているように感じた。
高校も同じだ。
友達の家に泊まりに行って、好きな子に電話して、初めてキャンプを企画して。
学校祭があって、マラソン大会があって、好きな子に振られた。
あんなに時間が経つのが早く感じた受験生時代でさえ、今よりはるかにゆっくりと時間が流れていたと思う。
これは一体何なのだろうか?
フランスの哲学者、ポール・ジャネーというおっさんは
「ジャネーの法則」
を提唱した。
ジャネーはこう言った。
「年齢があがっていくにつれ、子供時代よりも時間が早く過ぎていくように感じられる」
主観的に記憶される年月の長さは年少者にはより長く、年長者にはより短く評価されるのだという。
wikipedia:ジャネーの法則
図にするとこんな感じだ。
ジャネーの法則を信じるならば、我々が主観的に感じる時間の流れはさらに加速することになる。
上司がよく
「30代になったら時間が過ぎるのはあっという間だぞ。気付いたら40代になってる」
と言っていたが、本当にその通りだ。
光陰矢の如し、歳月人を待たずとはまさにこのこと。
俺はこのまま朽ちていってしまうのか......。
しかし、ジャネーの法則を色々と調べていたら、
「時間の体感速度は年齢に反比例する説」
に対抗しうる新たな法則を見つけた。
「時間の流れが早く感じるのは、毎日に新鮮味がなくなるからである」
という説だ。
毎日同じような人間と同じような仕事をして、新しい刺激がない。
単調な毎日を過ごしていると、記憶の中の時間の流れが短く感じてしまうらしい。
この説を信じるならば、
- 毎日何か新しいことを始めて
- 毎週新しい人に出会って
- 毎月新しい仕事にチャレンジすれば
時間の流れを取り戻せるということである。
何か希望が沸いてこないだろうか。
このまま為す術もなく時の流れが加速して、どんどんジジイになっていくわけではなく、
新しいことを始めて脳にたくさんの体験を詰め込めば、時間の体感速度は緩やかになってくるはずだ。
急に仕事を変えるのはきっと難しいと思うが、たとえば金曜日の朝は
エクストリーム出社
をしてみるとか、新しいコミュニティに参加してみるとか、インターネットを通じて新しい人に出会ってみるとか、普段と違うことをするチャンスはいくらでもある。
必要なのは行動力のみだ。
ちなみにエクストリーム出社とは、早朝にレジャーや観光を楽しんでからする特別な出社のことである。
wikipedia:エクストリーム出社
結局、人生を全力で楽しむために頭を使って色んなことをすれば、時間の流れにブレーキをかけることができるはずだ、という結論に達した。
そんジャネ〜。