以下の内容はhttps://opop7976.hatenablog.com/entry/2025/12/20/000500より取得しました。


師走に見る我が庭の風景

師走も残り十日を残す迄になった。
暦の上では年の瀬だが、そんな感じがしない。
ふっと廃品回収車のスピーカーの声がする。

次第にその声が大きくなり、通り過ぎて
行く。その声を聴くと、さっきまでの
気持ちをが、ゆっくりと変わってくる。
ああ、年の瀬だな。実感がよみがえる。

今朝の空は思いのほか天気予報より
穏やかだった。
見上げると、青空を背にしてイワシ雲が
細やかに田舎のだんだん畑の様に
連なり、棚田を連想してしまう。
今にも間から何か降ってくるよう
錯覚する。

庭に出ると、冷え込みはあるものの、
顔に触れる朝の空気は刺すようではなく、
どこか柔らかい感じを抱かせる。

南天の赤がまず目に入る。艶のある実は、
冬の訪れをはっきりと示しながらも、
どこか祝い事を思わせる色合いだ。



その脇には、今年も実りの少なかった
ミカンの木がある。




枝先に残ったいくつかの実が、
師走の光を受けて静かに揺れている。
裏年だったことを思えば、
控えめな姿とでも言えそう。

足元には、名残の紅葉がまだ
踏みとどまっている。
盛りはすでに過ぎたが、さらにいっそう
深紅の色が目を打つ。

時たま風が舞う、庭全体をそっと揺り動かす。
そして残りの緑の風で包み込んで、
ふっと去っていった。

ふと、野菜の主のいない庭の畑には、
ネギの束が独り占めのするように生きていた。
耕されることのなくなった土は静まり返り、
季節だけが無常にも通り過ぎていく。

自然は、私たちには無関係に、空は青く、
雲は流れ、木々は冬支度で忙しそう。

特に師走の朝には、そんな当たり
前の営みを、改めて認識させて
くれる。

我が家のこの風物詩、来年はミカンの
鈴成りも見られるだろうか。


ありがとうございました。


完。




以上の内容はhttps://opop7976.hatenablog.com/entry/2025/12/20/000500より取得しました。
このページはhttp://font.textar.tv/のウェブフォントを使用してます

不具合報告/要望等はこちらへお願いします。
モバイルやる夫Viewer Ver0.14