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散文:我、晩秋の移ろいを感じて


晩秋の光のなかで


昨日は比較的あたたかな一日だった。
朝、庭の方から「ギャ、ギャ」と
鋭い声が響いた。
モズの声だ。枝を渡り歩き、
あたりを見回すようにして
飛び去っていった。

晩秋の空気を切り裂くような




鳴き声に、季節の変わり目を
感じた。


二階の窓には、朝日が斜めに差
し込む。
一瞬、ガラスがきらりと光る。
その光が居間まで届くと、
薄暗かった部屋の中がふっと
明るくなった.

今年は畑に何も植えなかった。
体調が悪かった事や、思はない
じたいが、そうさせてように思う。

過去の日に剪定した草木の間からは、
柔らかく感ずる様になった陽射しが
差し込み、枝の隙間から光の
粒がこぼれてくる。


昼は、残り物で簡単に済ませた。
テレビをつけると、冬の便りを
伝えるニュースが流れている。

どこかの山では、今年最低の温度に
なったと言う。

初雪が降ったと言う話は聞かない。
再び窓の外を見上げると、
薄いイワシ雲が漂っていた。
青とも灰ともつかない空の色が、
季節の境目を語るようだ。

朝の冷え込みは少しずつ強まり、
空気の肌に当たる感じは、11月の
気配が混じり始めている感が有る。

そうはいっても日中はまだ晩秋の
暖かさが、日光にまじりあい
やわらかさを残している。

遠くの公園に行くと、銀杏、紅葉も
落葉し始めていて、どこからともなく
枯葉の香りがしてきそうな錯覚に
落ちてしまう。


何も植えなかった庭も、いまはただ
光を受けているだけだが、その静けさが
庭の中の立木の姿とつりあってかえって
心地よい。

晩秋が終わらんとする、瞬間を垣間見る
感覚を、しみじみと味わう時間だった。



ありがとうございました。

完。




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