
日曜日、娘親子がきた。
駅から、歩いてきたせいか
暑がっていた。
「ローソンでアイス買ってくるね」
そう言って姪が出かけていきました。
しばらくして帰ってくるなり、
満面の笑み。
「今日はポイントでアイスが
1つ無料になった!」
その声が、弾んでいて、
思わずこちらも笑顔に。
その他、いろいろなアイスを
買っていた。
さっそくリビングで、みんなで
アイスを分け合って食べました。
冷たい甘さが口に広がるころ、
姪がふいに話を切り出します。
「高ポイントが付く商品を選ぶと、
割引率も高くなるんだよ。
だから、上手に買えば
買うほどお得になるの」
と続ける。
なるほど、若い世代らしい
発想です。
すると姪が家内のほうを見て、
こう尋ねました。
「ねえ、ポイ活って知ってる?」
家内は少し首をかしげながら、
「イオンとかでポイントつくのは
知ってるよ」
と答えましたが、どこかうわ空の
返事で、話に乗り気では
ありません。
家内は「自動的にどれくらい得に
なるのか、よく分からないのよね。」
そんなふうに言って、少し
照れくさそうに笑う。
「手間がかかるから、私は適当に
しかやらないよ」
と肩をすくめる家内、姪も「もう
説明しても無駄かも」と
あきらめたように話題を
変えました。
そこからは他愛ない世間話に。
笑い声がこぼれ、穏やかな時間が
流れ、離れて住んでいる寂しさも
会話の暖かさで縮まりました。
その様子を、私はただ静かに
見守っていました。
正直なところ、私たち年取り世代
にとっては、“ポイント”はあくまで
おまけのような存在です。
「ついてきたら、あまり関心がない」
——そんな気持ち。
でも、姪の嬉しそうな顔を見ていると、
ほんの小さな「お得」も、家族の
笑顔につながるんだなあ、と
感じました。
●ひとくち豆知識●
①「ポイ活」とは、文字通り“ポイントを
活用する”こと。
②ポイ活を実践している人:49%
していない人:51%
(NHK × アクセンチュア
共同調査/2024年6月26日)
この調査を見ると、半分以上の人が
ポイントには無頓着な事実が有るのには
驚きです。
ほんの数十円分のポイントでも、
家族の笑顔が広がりました。
そんな、ささやかな午後の
出来事でした。
ありがとうございました。
完。