先日、ある臨済宗の和尚様から、坂村眞民先生の『華厳唯心偈』(平成5年5月28日タンポポ堂発行)の経本を印施いただいた。いまは絶版で、アマゾンで1万円以上で販売されていた。感謝、合掌
とても尊い内容なので、その中から一部ご紹介して、坂村先生と三界万霊に回向したい。
私たちも声に出して読めば、供養やご法楽になるので、日常のお勤めに適宜加えてもよい。
(ちなみに坂村先生は、般若心経、観音経のあとにこの偈を唱えていると記されている)
坂村先生は日本語読みにしたものを唱え、そのあと漢訳文を唱えていると書かれている。ここでは坂村先生の日本語読みを同経本からご紹介する。(一部読誦の便をはかって漢字をかなに改め、私にルビをくわえた。文責 大森)
華厳唯心偈(けごん ゆいしんげ)
心(こころ)は工(たくみ)なる画師(えし)の如く
種々(しゅじゅ)の五陰(ごおん)を画(えが)き
一切世界の中に
法(もの)として造らざるなし
心の如く仏もまた爾(しか)り
仏の如く衆生も然(しか)り
心と仏と及び衆生(しゅじょう)とは
是(こ)の三差別(※さんしゃべつ)無し
諸仏は悉(ことごと)く
一切は心より転(てん)ずと了知(りょうち)したもう
もしよく是(かく)の如く解(さと)らば
彼(か)の人(ひと)は真(まこと)の仏を見たてまつらん
心もまた是(こ)の身(み)にあらず
身もまた是(こ)の心にあらずして
一切の仏事(ぶつじ)を作(な)し
自在なること未(いま)だ かつて有らず
もし人
三世(さんぜ)一切の仏をよく知らんと欲(ほっ)せば
応当(まさ)に是(かく)の如(ごと)く観ずべし
心は諸(もろもろ)の如来を造ると
(最後の太字の四行を破地獄の偈とよぶ)
(※坂村先生の音読のルビをこちらにもちいました)
