『巫者のいる日常』
最近読んだ東北地方のシャーマニズムを中心に研究されたこの本は、2017年の刊行だが大変興味深い内容である。
私自身の先祖が修験者で、東北地方のシャーマニズムと関係していたので、特に惹かれたのかもしれない。

私の子供の頃には街には昔ながらの拝み屋さんが普通に何人もいたの記憶している。
30年前に稲荷山にお参りした時は、お塚の前でよく神がかりをやってたのを覚えている。
ところがそういう人達は今ほとんどいない。
知り合いに聞いても異口同音に「昔はいたね」と帰ってくる。
その時は全く関心がなかったのだが、(その後も、あるお寺にいたときに、そういう人たちを多数観察していると、すぐ霊がついてると脅しをかけてるケースを見てきたので、特に距離を取っていた。実際はそれほど霊の悪影響というのはないと私は考えている。それよりも良い関係性を作り、良い影響を増やすのが大事である)
今考えてみれば、俗世間の中において最前線で悩める人々と関わっていたのが、そういう人たちである。
諸刃の剣である霊的能力ということを横に置いといて、その人たちとの関わりが、どのよう悩める人の支えになっていったのか客観的に知ることは、今でも大変役に立つ。(これはマイナス面の部分も然りである。関わり方によって悪い方向に行く場合があるので、それを判別することも大事)

2017年に刊行し、品切れとなっていた『巫者のいる日常―津軽のカミサマから都心のスピリチュアルセラピストまで―』(春風社)の、オンデマンド版と電子版が出ました。
第29区 村上晶講師(現在は駒沢大学准教授)『変わりゆく死者供養と巫者』 | 駒大PLUS https://share.google/QZZExUxx2Ypy8F19u