不動和讃より
かかる仏(不動明王のこと)の名号を
聞くも殊勝の宿善ぞ。
つくりし業に悩まされ、種々の報いに有りし人。
ひとたび、明王にすがりなば。
逆即是順の縁となり。
現世の利益得せしめて。
未来引導を成し給う。
現代語訳
このような尊い仏(不動明王)の名を聞けるのは、
前世で勝れた功徳を積んでいたからである。
自らの行いによって苦しみ、
さまざまな報いを受けてきた人であっても、
ひとたび不動明王にすがれば、逆境はたちまち順調な道への縁となる。
現世において利益を授かり、
来世においても正しく有縁の浄土へと導いてくださるのである。
