現代語訳
「諸々の人々よ。鬼神や天魔のごとき存在であっても、これを嫌ったり憎んだりしてはならない。むしろ、大いなる慈悲の心を奮い起こし、経典や真言陀羅尼を読んで授けてやるべきである。決して、これらを降伏させたり滅ぼそうとする心を起こしてはならない。
しかしながら、煩悩にまみれた世の中の人々は、自分の気に入らないものをすぐにでも払いのけようとするものである。そのため、かえって災いの種となることがある。結果として、せっかくの願い事も成就せず、1日たりとも満足な日を過ごせなくなるのだ。」
この教えは、信仰だけでなく処世にも通じます。
一見マイナスな事象と思うことは、私たちが生きる上で、大なり小なり、しばしば遭遇するものです。
そのときに、慈悲の心で応じると自然に変化しますね。同時にそれは自分の内なる天魔を調えることです。
(※なにか被害を受けたときに甘んじてやられる、という意味ではありません。怒りや恐怖などで混乱するのではなく、まずは神仏にお任せし、心を落ち着けて、適切に対処することが大事です)
私もこの教えを旨に、稲荷山で毎月お施餓鬼の法味を捧げています。
お陰様で、無事にお詣りさせていただいてます。
ありがたし ありがたし
