濵地天松居士の仏教信仰篇を現代的に要約してご紹介する。(文責 大森)
第一 神仏について
全ての事象(諸法)は本来「空」(固定された実体がない)であるが、現象としては相互に影響し合い、万物が動き続ける。その結果、自己(我)があれば他者(人)があり、衆生があれば天神や仏菩薩も存在するように見える。しかし、これらもまた本質的には「空」であり、無限に変化する因縁の結果である。このような「空」の活動は人間の思考や比喩では捉えきれないものである。谷に声がなくとも、呼べば響きが返ってくるのは一体何か、その本質を問うている。

濱地天松居士念持仏 宇賀神王
金翅鳥院蔵 (昨年末参拝時に撮影させていただきました)
居士が感得したお姿で、七面天女がモデルのようです。