ピースメイカーのシーズン2に関する感想です。今回からはDCUとして語られる作品。なので最初の方で、前回の出来事をDCUに改変しつつ進んでいくという。そんなに難しく考えなくてもピースメイカー視点で、DCEUでの出来事と似たようなことがあったと思ったら大丈夫な作品ではある。
今回は、ピースメイカーの話ではあるがクリストファー・スミスの物語である。
リック・フラッグSr.が登場や、スーパーマン(DCU)での異次元ポータルの話などもありDCUとしての繋がりはありつつも回想シーンなどでスーサイドスクワッドの映像を使ったりでDCEUから引き継いだ部分もあり、複雑そうに思えるが結局はキャラクターの心情に集中しているので分かりやすい。もし、何も知らずに見るならシーズン1を観れば大丈夫かな。
全体的な感想としては、ストーリー展開として最初の方からあるある違和感を感じる描写、そして別次元での話、ここら辺を盛り上がりポイントとして持ってきつつもそれだけで終わらせない話構成が面白かった。良く思えた別次元が悪く見える。しかし、あっちからの次元からみてもこっちの次元も凄く良い次元なわけでも無い。そして、あっちの世界では迫害対象のアデバヨ、ジュードマスターの2人が私たちの世界とあまり変わらない発言もグッとくる。
ピースメイカーを助けにくるシーンとか、いつもなら感動的なシーンだが今回は家族を殺すシーンになったりと。ここでも深い心の傷を負うのだが。
最終回での音楽を使った演出、そして仲間たちが支えあう演出が良い。ピースメイカーが自分の気持ちで踏み出したのである。長尺のように感じたし、所々に違う事に尺を使ったように思ったがドラマだからこそのじっくりやったのが良い。最終回が戦闘シーンも一切無いのがこの作品を表しているとも思う。
だが、不満点も所々あって結構、最初の方はワシハンターなどはちょっとここまでいるかなぁと思ったり。色んなキャラが出て会話も楽しむのが魅力でもあるが、ちょっと比率が多めに感じあり、1話1話はしっかりと面白くしてるのが良いし、寄り道なのも無いが、すこし長尺に感じたのかなぁと。今回はクリストファー・スミスの物語なので、ピースメイカーとしての戦闘シーンもほぼ無い状態だからこそ、1話ごとの尺の調整にもちょっと疑問を感じたり。
あと、リック・フラッグSr.の扱いはあれで良かったのかとも。最後の最後にちょっとなぁと。あれは作品の終わり方にも通じるが、ちょっと悪い方に振り切りすぎたようにも。
最終回の異次元ポータルを探してるシーンの下の人間は必死に探してるとき、上の人間は楽しそうにしている対比を音楽と合わせて印象に残る演出だが、リック・フラッグSr.という人間は本当になんなんだろう。
凄く楽しめた作品ではあるが、DCUとしてドラマ(実写)初としてはインパクトも少なく、しんみりとした内容に振り切ったのが凄いのだが、複雑の事情もあるだけにもうちょっと振り切った作品をドラマに持ってきても良かったのではという気持ちが強めにある。今後のDCUは、どうなるか分からないがバラエティに富んだ作品ということでこの作品ならば、凄く楽しみである。ただ、繋がり的なのをどこまで割り切れるかも難しい所でもある。あの最後から何かに繋がらないのは流石に。