こんにちは、GreenFielderです!
去る9/5(金)から9/7(日)にかけて、コロラド州へ山旅に出かけてきました。
この旅を計画し始めたのは、8月も半ばを過ぎた頃、きっかけは「アメリカの山探し」でした。
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私がハイク・トレランで通っているシェナンドーはとても気に入っている山域なのですが、トレイルに変化が乏しいなだらかな低山で「もうちょっと歯応えのある山にも行きたいなぁ」と思うようになってました。
日本であれば、奥多摩前衛の山々に通っていると、そのうちもっと険しい、もっと高い八ヶ岳やアルプスの山を目指したくなるのと同じです。
そこで、なんとなくグーグルマップ・サーフィンで「歯応えのある山探し」をしてみることに。
元々、私のバケット・リストの中には2つの山がエントリーされています。
一つはMt. Whitney、もう一つはMt. Rainierです。
Mt. Whitneyはカリフォルニア州のシエラネバダ山脈にあるアメリカ本土最高峰、Mt. Rainierはワシントン州のカスケード山脈にある巨大な山容の独立峰(火山)です。
この2つの山は今回のアメリカ駐在中に行きたい山(必ずしも「登頂したい」わけではない)です。ただ、Mt. Whitneyは登山口までのアプローチがとても遠く、登山口からの道も長く険しいこと、そしてMt. Rainierはかなり北に位置し、かなり気温が下がることが予想される他、山容が大きい分これまた登山が長く険しくなるため、いきなり行くことが躊躇されていました。
であれば、他に魅力的な山は無いのか。
・・・と、ここでとても大事な山域を忘れていることに気付きました。ロッキー山脈です。
ロッキー山脈はアメリカ本土の中央西寄りを南北に貫く広大な山域で、ここには3,000~4,000mを超える山々が多数存在し、特にコロラド州内には「14ers」と呼ばれる14,000フィート(4,267m)を超える高山が50以上あります。
「このコロラド州の14ersを攻めるのも悪くない」
私は早速コロラド州の山々をネットサーチしました。
すると、いきなりすごくカッコいい山の写真が目に飛び込んできました。それが「Longs Peak」という山でした。
この山はデンバー空港から車で2時間弱で登山口に到達できる、「空港から最も近い14ersの一つ」でもありました。週末の短期間での山行では、「駅チカ」ならぬ「空港チカ」の山は正義(?)です。

このLongs Peakの山容、そそられませんか?!
岩々しく岩壁がそそり立つその姿にホレました(笑)
そして「思い立ったが吉日」とばかりに日程を検討、ターゲットを9/6-7の週末に決定し、二日間では短すぎるので9/5(金)に有休を申請、旅のプランは9\5-7の三日間としました!
何せ季節は夏の終わり。この時期を逃したらもう今年チャンスは有りません(秋以降は冬山に移行してしまう)のでね。
「8月チャレンジ」で基礎体力に不安が無かったことも、この急な山旅の計画を後押ししてくれました。
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しかし、私にはこんな巨大岩壁を攀じ登る登攀技術は全くありません。山頂に至れる登山道が有るのだろうか、と調べると「Keyhole Route」なる一般登頂ルートがある模様。
Longs Peak - Keyhole Route - Rocky Mountain National Park (U.S. National Park Service)
でも、このルートを更に調べていくと、かなりヤバそう・・・。
日本で言えば、「一般ルート最難関」と言われる北アルプスの剱岳・別山尾根ルートくらいの難易度があるような印象です(剱岳登ったことないけど・・・)。
更に厄介なのは標高です。
この山の山頂は標高14,259ft(4,346m)で、富士山より高いわけです。そんな標高で高山病が発症しないか、という点がかなり心配でした。
一応過去に高山に登った時に、息が苦しくなることはあれど所謂「高山病」を発症した記憶はありません。でも、歳もとってるし、最近は3,000m級の山にも登ってないし、高度順応もせずにそんな高所に登って何かあったらどうしよう、という不安に苛まれました。。。
私実は30年以上前に、コロラド・ロッキーに登っているんです。
当時母が臨時教員を務めていた中学校に来ていたネイティブの英語教師がコロラド州出身で、母が仲良くなり、その女性の実家があるコロラド州・ボルダー(Boulder)へ家族で遊びに行き、ついでに当時高校3年生くらいだった私は、その女性・友人達とコロラドロッキーの山へ登ったのです。

この時の山も4,000mくらいあったんじゃないかと思うんですけど、そんなに苦しかった記憶が無いんですよね。でも30年後の私が大丈夫である根拠にはなりません(そもそも昔の記憶は美化される)。
万一山行中に高山病に掛かったり、高山病一歩手前の朦朧とした状態で剱岳のような岩場歩きをするのはリスキーです。
そこで、あらためてGoogle EarthでLongs Peakのルートを調べ、登山計画が決まりました。
① Longs Peak山頂は諦める
② 最低目標をLongs Peak直下にあるChasm Lakeに設定
③ Chasm Lakeに日の出前に到着し「Longs Peakモルゲン」を鑑賞
④ その時点で余力があれば、Longs Peakの前衛峰、Mt. Lady Washingtonに挑戦する
⑤ 高山病等で横になって休む必要が生じる可能性を考慮し、Chasm Lakeまでは寝袋・敷マット・エマージェンシーシート・フル防寒着・ガスバーナー等の装備を担いでいく
⑥ Mt. Lady Washingtonに挑戦する場合は重装備を途中デポ(荷物を置いておくこと)して空身で登る

(Google Earth抜粋)
なお、忘れてはならないのが、この山域がRocky Mountain National Parkの中にある、というところです。
Maps - Rocky Mountain National Park (U.S. National Park Service)
Rocky Mountain National Parkは夏季に入園制限があり、時間帯別の入園許可証を購入(2ドル)しなければいけない決まりになっています。
私がウェブサイトにアクセスした段階で、既に金曜日の夕方以外の入園許可証は売り切れていました。
よって、おのずと登山計画は
⑦ 金曜日の16時以降にLongs Peak Trailhead駐車場に到着し、夜に登山口を出発
ということになりました。
当日の日の出は6時半なので、行程に余裕を持つなら登山口出発は2時半頃、ということになります。
ちなみに、公園内でテント泊をする場合には、入園許可証とは別に「キャンプ許可証が必要で、しかもこちらはウェブサイトで購入手続きをしたうえで、公園管理事務所で実際の許可証を入手しておかなければならないのと、「Bear Canister」という頑丈な容器を持参し、これに食料を入れて保管しなければならないルールがあります。
このルールを知った時点で山中テント泊の可能性は消えました。
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さて、計画が決まったら、今度は計画に合わせて装備を揃える必要があります。今回の山行で必須となるのは「大型ザック」。登山計画決定後すぐにAmazonで☟のザックを購入しました(実際に購入したのは黒色)。
そして、ザックが手元に届いたら早速試しに使ってみます。

9/1(祝)に、シェナンドーへ行って、こちらのザックに当日と同じ装備・重量となるように荷物を詰め、登山してきました。

距離も獲得標高もChasm Lakeまでのルートと同じくらいとなるようにしてのトレーニング登山でしたが、久し振りの重装備登山は堪えたものの、予想の範囲内の疲労度で登山を終え、少しホッとしました。
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こうして、登山計画を立て、必要装備を準備して、不安と期待を抱きながら平日を過ごし、いよいよ9/5(金)の朝を迎えることになったのです。
・・・ということで、今回はここまで。
次回記事で実際の登山の様子をお届けします!
最後までご覧頂きありがとうございました!
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