ども、さんぺいです。
年中暖かいイメージがある沖縄ですが、1月に入りさすがに寒くなってきました。
長袖を着て、暖房器具を使う日も多くなってきています。
寒くなるとグッと美味しくなるのが「ゆし豆腐そば」。
「ゆし豆腐そば」は沖縄そばの中でも人気のメニューで、沖縄伝統の「ゆし豆腐」と沖縄そばを掛け合わせた料理。
「ゆし豆腐」とは、沖縄で広く食べられている豆腐で、完全に固まっていないふわふわの状態の豆腐で、本土の「おぼろ豆腐」のようなものです。
沖縄では、スーパーなどで広く売られていて家庭料理の定番でもあります。
その最大の魅力は、ふわふわとした食感。
これを具材にすることで、豆腐の美味しさ、ふわふわの食感、沖縄そばの旨さが全て合わさった「ゆし豆腐そば」が完成するのです。
今回はさんぺいお薦めの「ゆし豆腐そば」のお店を紹介したいと思います。
1.高江洲そば

okinawasoba.hatenablog.comもちろん、ゆし豆腐そばを取り上げるならマストなのが浦添市にある『高江洲そば』。
1969年創業の老舗で、「ゆし豆腐そば」の元祖にして究極です。
沖縄そば全体の中でも、私が最も好きな一杯で、「ゆし豆腐そば」を語るなら、これを食べないと始まらないので、未食なら是非食べてほしい!
もはや文化財となった「ゆし豆腐そば」のルックス。
沖縄そばに、ゆし豆腐、細切りの軟骨ソーキ、錦糸卵、結び昆布に、ネギがかかった『高江洲そば』のオリジナル。
豆腐がいつも熱々で提供されるのもポイント。
ふわふわで、風味がストレートに感じられるゆし豆腐。
単体で美味しいのはもちろん、豚骨のスープや縮れ麺と合わせて食べるといっそう美味しさを増します。
ゆし豆腐そのものに注目が行きがちだけど、実は、スープ、麺、ゆし豆腐、そして各具材のバランスが絶妙なのが『高江洲そば』の凄さ。
単純に沖縄そばにゆし豆腐を載せた料理じゃなく、完成された美味しさがあります。
一生食べ続けたい一杯です。
2.沖縄そばと島どうふ TOPU(トープ)

okinawasoba.hatenablog.com比較的新しいお店ですが、「ゆし豆腐そば」好きに是非お薦めしたいのが、本部町、「美ら海水族館」近くにある『TOPU(トープ)』。
トープは北部で「豆腐」の方言読みとのこと。
お店の特徴が、豆腐を自家製していること。
なので抜群に豆腐が美味しいんです。
沖縄そばには小鉢2品と、島豆腐、ゆし豆腐、おからが付いてきます。
「ゆし豆腐そば」はもちろん、島豆腐やおからも美味。
沖縄そばのスープは塩ベースでシンプルに味付けし、生麺と合わせ、豆腐の良さを生かした設計。
『TOPU(トープ)』では朝と夕方、1日2回、豆腐を作っているそうで、新鮮さが伝わってきます。
初めて食べる方は、しっかりとした風味にきっと驚くはず。
麺は平打ちの生麺。
口当たりも滑らかで、優しいゆし豆腐に良く合っています。
3.首里ほりかわ

okinawasoba.hatenablog.com正確には「ゆし豆腐」ではないのですが、豆腐と沖縄そばの組合せなら是非食べてほしい首里の名店『首里ほりかわ』。
首里城近くにある隠れ家的お店で、こちらも自家製の豆腐を扱っています。

沖縄そばと豆腐が分かれて提供されます。
そのまま分けて食べても良し、沖縄そばと合わせながら食べて良し。
まずはプレーンで食べてみると、豆腐のポテンシャルが良く分かると思います。
豆腐は、ゆし豆腐ではなく水気を抜いた豆腐になっています。
しっかりとした食感で、風味があり、沖縄そばのスープと一緒に食べるとまた絶品。
スープは、滋味のある、円やかなスープ。
豚骨と鰹の出汁を用いたスープで、バランスが良く、とても豊かな味わいがあります。
豆腐とのハーモニーを是非味わっていただきたいです。
4.海洋食堂

okinawasoba.hatenablog.com
ゆし豆腐なら外せないのが豊見城市で1975年創業の老舗『海洋食堂』。
もともと豆腐屋だったというから、豆腐は間違いない美味しさです。
地元でも人気の食堂で、ちゃんぷるーや沖縄そば、ちゃんぽんなど沖縄の家庭料理はもちろん、カツ丼やカレー、オムライスまで揃う、何でもありの「ザ・うちなー食堂」。
豆腐だけでも美味しいのは勿論ですが。
ゆし豆腐の優しいスープに、沖縄そばの麺を合わせて、味の染みた豚肉を加えれば、それはもうファンタスティック。
「ゆし豆腐そば」に、半熟玉子が入るスタイルは他にないオリジナル。
ふわふわの豆腐に、ゆし豆腐がベースのスープ。
中太のストレートな麺に、しっかりとした豚の赤肉。
隠れアイテムの玉子。
完璧な構成で、この美味しさは、他では味わえない、唯一無二のもの。
サービスで、おからが付いてくるのが何より本物。
5.わらいそば

okinawasoba.hatenablog.com400近くあると言われている沖縄そばの専門店。
その中でも「ゆし豆腐専門店」を掲げているのは珍しく貴重なお店です。
豊見城市根差部にある『わらいそば』。
糸満の「宇那志豆腐店」の豆腐を用いていて、豆腐ちゃんぷるー、麻婆豆腐、ゆし豆腐まぜそばなど豆腐ならなんでも揃うお店。
営業時間が長く、駐車場にも余裕があり利用のしやすさもポイントです。

ゆし豆腐の第一印象は、風味の強さ。
豆腐自体の美味しさがしっかり感じられます。
そして、ゆし豆腐の魅力であるふわふわの食感。
この世で一番優しい食べ物なんじゃないかと思えるふわっと感。
スープは、豚や鶏を中心とした動物系で、コクがあります。
他にも鰹、昆布、野菜などで出汁を取っていて、魚介系の美味しさも感じられるバランスの良いスープ。
麺は、照喜名製麺所の生麺で縮れが生み出す独特の啜り心地はもちろん、よりプリッとした食感が楽しめます。
6.ヨネハマ

okinawasoba.hatenablog.com2020年オープンの宜野湾市にある『おきなわそばヨネハマ』。
塩軟骨ソーキが有名なお店ですが、実は「ゆし豆腐そば」も美味しいんです。
『ヨネハマ』独特の豚骨スープが「ゆし豆腐」に良く合うことに最近気づいてしまいました。
スープは、「あっさり」と「こってり」があるのですが、どちらも豚、鶏、昆布をベースとして鰹節を使っていない所に特徴があります。
私は「こってり」がお薦め。
「ゆし豆腐そば」にもちゃっかり塩軟骨ソーキが載ってくるのが嬉しいですね。
豆腐は、沖縄市の「ひやごん豆腐店」を使用。
豆腐自体が美味しいのはもちろん、『ヨネハマ』の豚出汁が効いたスープとの相性が抜群。
麺は、もちろん強く縮れの入った硬めのあの麺。
ウェーブがスープに絡みまくります。
ふわふわのゆし豆腐にこってりスープ、照喜名の縮れ麺が良く合う。
まさに相乗効果が生まれるお薦めの一杯です。
7.ななほし食堂
那覇市の首里の『ななほし食堂』。
名前は知らなくても、あの『あやぐ食堂』イズムを受け継ぐ店と聞いたら「おお!」と思うのではないでしょうか。
1979年に創業し、2023年10月に惜しまれながら閉店した『あやぐ食堂』。
那覇市首里で40年以上に渡り地域に愛されてきた、沖縄の伝説の食堂です。
実は『ななほし食堂』は、『あやぐ食堂』の経営者さんのご息女が営まれているお店。
多くのメニューが受け継がれています。
『ななほし食堂』の特徴が、ゆし豆腐を自家製している点。
豆腐の美味しさを前面に出した、豆腐好きなら間違いないのが「ゆし豆腐そば」。
ふわふわ食感の豆腐は、口の中ですっと消えていきますが、豆腐の美味しさがしっかり感じられます。
ボリュームがある豆腐ですが、もう永遠に食べていられる旨さ。
合わせる沖縄そばのスープは、しっかり目の味付け。
「ゆし豆腐そば」と言うと淡白なスープも多いですが、沖縄そばと合わせるならこれぐらいが存在感があって良い。
豆腐とのバランスも崩さず、だけどしっかり沖縄そばとしての美味しさもあります。
豆腐が美味しいお店としても知られていて、お店で島豆腐や、ゆし豆腐を作って販売されています。
首里へお越しの際は是非訪問を。
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