
ども、さんぺいです。
幼少期や学生の頃、おじさんはみんな「汁もの」が好きという事を不思議に思っていました。
沖縄のおじさんは、沖縄そばを始め、ソーキ汁、中味汁、みそ汁などが大好き。
沖縄の食堂には欠かせない人気メニューです。
時を経て、自分自身が立派なおじさんになった時に気付いたのです。
「汁もの」大好きな自分に。
身体の芯から温まる感じ、食べた時の満足感、ボリュームも含めて、ほかの料理にはない魅力を感じてしまうのです。
今回また「汁もの」の魅力を気づかせてくれたのが、沖縄市登川にある『当南食堂(とうなんしょくどう)』。
www.southeast-botanical.jp
1968年開業の「東南植物楽園」の目の前に店があります。
「東南植物楽園」は、「ジャングリア」が出来るはるか以前から沖縄に存在するテーマパークで、沖縄の人なら遠足やデート、家族での行楽で訪れたことがある定番中の定番スポットなのです。
同時期に開業した『当南食堂』は、50年を超えるキャリアを誇り、もはや沖縄市のランドマーク的存在になっている老舗店。
店舗向かいが、「東南植物楽園」の入口になっています。
お店の横が駐車場になっており、余裕を持って駐車が可能。
まず味わってほしいのがお店の雰囲気。
雑誌などで取り上げられることも多く、年季がそのまま味になっていますよね。
ベンチで、おとー(おじさん)が煙草を吸っている姿も最高。

老舗食堂のファンでもある私としては堪らない体験でした。
店内はもう想像していたとおりの、定番食堂の雰囲気。
基本4人掛け、6人掛けのテーブル席と座敷席があります。
常連客が頻繁に訪れ、皆さん慣れた様子で注文。
地元に強く愛されているお店です。
初めての訪問でしたが慣れ親しんだ感じもあって、どこか既視感があるような。
何とも言えない安定感。
もしかしたら、昔、訪れたことがあるのかも。
『当南食堂』は、自作のコーレーグースも有名です。
泡盛だけでなく、酢に島唐辛子を漬け込んだバージョンもあり。
沖縄土産としても良いですね。
メニューの構成はシンプル。
三枚肉の載った沖縄そばとソーキそば、みそ汁のみ。
サイドメニューには、いなり寿司ともずく酢があります。
今回はソーキそば600円をいただきました。
クラシックとはまさにこのこと、昔ながらの沖縄そばです。
鰹出汁の効いたスープは、シンプルだけど深い味わい。
余計なことをしてないというか、王道の沖縄そばです。
尖った感じがなく、マイルドなスープが印象的でした。
味付けはしっかり目で、動物系とのバランスも良く、コクもあるけどくどくないのが特徴。
最新の沖縄そばのような派手さやインパクトはなく、過剰な感じが無いのが良いですね。
引き込まれていくような魅力があって、不思議と飲み進めてしまう。
麺は、中太のしっかりした麺。
頬張るように食べる、昔ながらの麺です。
ツルっとした口当たりで、緩くウェーブがかかっているのもアクセントに。
具の本ソーキは、ちょうど食べやすいサイズで出てきます。
塩中心で、濃すぎず、豚肉の美味しさをがしっかり感じられる絶妙な味付け。
スープとのバランスも凄く良かったです。
ちょっと意外ですが、昔(戦前)の沖縄そばのサイドメニューは、ジューシーではなくいなり寿司などがメインでした。
『当南食堂』でもジューシーは無く、いなりがサイドメニューになっています。
皮は薄めで甘さや酸味がきつくなく、サッパリとしたいなり寿司。
こちらも飾らず、シンプルな味ですが、沖縄そばとの相性は抜群でした。

多くのうちなーんちゅがイメージする「沖縄そば」そのもの。
今食べても、いや今食べてこそ美味しい沖縄そばでした。
沖縄そば屋が急増し、多様化している昨今、昔ながらの味を残す貴重なお店だと思います。
「汁もの」の良さってこうだよな、とあらためて気づかせてくれた一杯。
自然体で身体全体に染みこんでいくような感じと、食後の満足感。
沖縄そばがまた好きになりました。
【沖縄市の沖縄そば一覧】
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