ども、さんぺいです。
いよいよ今日から、2025年のゴールデンウィークがはじまります。
沖縄そば好きの私が提案させていただきたいのは、ズバリ沖縄そばの食べ歩き。
家族で行楽に行く途中に沖縄そば屋に寄るのも良し、友達どうしで沖縄そばを目当てにドライブするのも良し、私のように沖縄そば探求のためにマニアックな店を回るのも良し。
沖縄そばには様々な楽しみ方があります。
今回は、一般的なガイドブックとはちょっと違った私ならではの視点で、ゴールデンウィークにぜひ行ってほしい沖縄そば屋さんを紹介したいと思います。
遠出しないといけないお店、行列覚悟で並んでみたいお店、マニアックだけど味はピカイチのお店など、きっとうちなーんちゅ(沖縄人)もまだ知らないというお店もあると思います。
ゴールデンウィークは沖縄そば食べ歩きに出かけましょう。
1.上原そば

2025年7月にはテーマパーク「ジャングリア」がオープンする沖縄本島北部。
今年はますます北部の人気が過熱しそうです。
『きしもと食堂』や『新山食堂』など老舗の多い北部地域ですが、お薦めしたいのが名護市の屋我地島にあるお店『沖縄そばと地魚料理 上原そば』。
屋我地島は人口1300名ほどの小さな島で、沖縄本島の名護、古宇利島の双方に橋で繋がっています。
古宇利島観光とセットでの訪問がお薦め。
2階にある店舗からは、羽地内海を臨むことができ、海を見ながら食べる沖縄そばはまた格別です。
沖縄そばは、スープ、麺、具それぞれに店のこだわりが詰まっています。
スープは、沖縄の在来種の豚「あぐー」を用い薄く白濁していてコクがしっかり。
塩味は優しくて、尖ったところがないので最後まで美味しく飲み干せます。
麺は、全粒粉を用い、鰹も練り込んだという自家製麺。
コシの強さが印象的で、噛み応えがあってもっちり感も味わえます。
沖縄そば専門店では珍しく沖縄そば以外にも、魚のバター焼きやマース煮を食べることができるので、ちょっと贅沢に魚料理をいただくのもゴールデンウィークの特別な思い出になると思います。
2.まいにち食堂

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読谷村にある屈指の人気店『まいにち食堂』。
行列ができることもあって、普段なかなか行けないという方も多いと思います。
なので、ゴールデンウィークこそ是非チャレンジしてほしい。
私自身ハードルが高くなかなか行けないお店でもありますが、いつも行きたいお店リストに入れています。
お薦めのポイントは何といっても出汁へのこだわり。
行く度に新鮮な驚きがあり、「進化しているのでは?」とさえ思います。
ごくごくシンプルな構成の出汁。
塩味をこれだけ抑えて、満足感をしっかり出すのって凄いと思うんです。
味付けは最小限に、鰹出汁の美味しさを究極に引き出しているスープ。
麵は、ストレートの細麺。
啜り心地の良い麺で、繊細なスープをうまく引き立たせています。
あっさり味のジューシーもお薦めで、出汁が染みていて、油の加減がほんと絶妙。
もし、まだ行ったことが無いという方がいたらこの機会に是非。
特に沖縄そば好きという方に食べてほしい一杯です。
3.サツキ丸

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3軒目は、こちらもなかなか訪問が難しい沖縄本島最北端の沖縄そば屋さん。
国頭村奥にある『サツキ丸』です。
最北端というと辺戸岬が有名ですが、那覇から向かうと辺戸岬をさらに越えた先。
小さな集落に店があります。
赤瓦の風情あるお店で、中には四角のテーブルが一つ。
10名ほどが入れるスペースになっていて、基本、相席になりますが、お客さんどうし会話が弾むことも。
私も料理を待つ間、観光のお客さんと会話を楽しみました。
『サツキ丸』の沖縄そばセット。
もずくやフーチバーの載った沖縄そばに、複数種の天ぷら、さらに刺身まで付いた驚きの内容です。
沖縄そばは、豚、鶏、鰹などで出汁を取ったというスープ。
魚介系ベースで、じんわりと染み入るような出汁の美味しさ。
途中からフーチバー(よもぎ)の風味も合わさって、変化していくのも面白いところ。
具材も多彩なので、最後まで色んな楽しみ方ができる沖縄そばです。
魚、野菜かき揚げ、さつまいも、かぼちゃ、おくら、さらにハイビスカスの天ぷらまで。
国頭村奥までのドライブはかなりの長距離になりますが、それでも行きたい沖縄そば屋さんです。
4.さしきそば

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4軒目は趣向を変えて、少しほっこりする沖縄そば屋さんをご紹介。
南城市佐敷にある『さしきそば』です。
2024年12月にオープンしたばかりの新店で、知らない方もいるかもしれませんが丁寧な沖縄そば作りとアットホームな雰囲気ですでに人気店になっています。
ユニークなのが、お惣菜がサービスなこと。
私が訪問した日は、大豆のトマト煮、こんにゃくとにんじん、おからでした。
どれも優しい味付けで、ホッとします。
沖縄そばはどうしても栄養が偏りがちなので、こんな気遣いありがたいですよね。
沖縄そばは、動物系主体の薄く白濁したスープ。
クリアな味わいが印象的で、雑味がなくて、動物系でこんなに上品なスープができるんだと驚きました。
麺は中細の、縮れ麺、ほどよい硬さがあって、歯応えもしっかり。
居心地よい店舗に、リーズナブルな価格、なにより美味しい沖縄そば、3拍子揃ったお店。
ゴールデンウィークを機に新規開拓もお薦めです。
5.うるまの島そば 海をのむ

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店名もインパクトがある『海をのむ』。
名前のとおり、魚介系のスープと具に特化した珍しい沖縄そばです。
店はうるま市の宮城島にあります。
うるま市の「海中道路」と呼ばれる沖縄本島と平安座島を結ぶ道路で島へ渡り、さらに宮城島へ。
静かな島のこんな所にと思うような場所にお店があり、お店を探すドキドキ感も魅力の一つ。
緑に囲まれた素敵なお店でテラス風になっていて、風を感じながら食事を楽しむことができます。
特徴的なのが、名前のとおり動物系の出汁を使わず魚介系オンリーのスープであること。
さらに、沖縄の海の具材が満載で、もずく、海ぶどう、アーサがと3つも載っています。
他に鰹のなまり節も載っていて、まさに「海をのむ」沖縄そば。
味付けがごく控えめで、出汁の旨みがしっかり伝わる自然で魅力的なスープ。
麵は、中細の生麺で、縮れが強く入ったタイプ、プリっとした食感です。
具材が多いとバランスを崩しがちですが、もずくも海ブドウも塩梅が絶妙で、うまく調和しているのが印象的でした。
ロケーション含め、ここでしか食べられない沖縄そば。
ゴールデンウィークにドライブがてら訪問してみてはいかがでしょうか。
6.崎濱製麺

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那覇市崇元寺近くにあった『すぅ〜ぎぃ〜じぃ』を知っている方は多いと思います。
あの人気店『すぅ〜ぎぃ〜じぃ』が、2024年4月に恩納村の真栄田岬近くで『崎濱製麺(さきはませいめん)』としてリニューアルオープンしてからは、未訪問の方もいるのでは。
より海を感じられる場所で、お店も魅力的に生まれ変わっています。
そして唯一無二のオリジナリティ溢れる沖縄そばは健在。
「どれも同じでしょ・・・」と思われることもある沖縄そば。
ですが、『崎濱製麺』の沖縄そばを食べたら、ルックス、スープ、麺そのどれもが違うことが、沖縄そばの素人でもすぐに分かると思います。
もう、見た目から美しい一杯。
刻み生姜、白髪ねぎ、鰹節が高く盛られていて、もう芸術性すら感じます。
豚肉、鰹、昆布などから出汁を取っていて、旨味をギュッと凝縮したスープ。
味付けは塩を中心にシンプルですが、とにかく出汁の旨味が濃厚、芳醇で力強いスープです。
麵は中太の平打ち麺で、硬さがしっかりあって噛みしめるほど美味しい麺。最近のプリ感重視の麺とまた違うベクトルで、他所では絶対に食べられないオリジナル。
中南部の方もこの機会に是非訪問してみてください。
7.読谷山そば(ゆんたんざそば)

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ゴールデンウィークを機会にお薦めしたいのが未訪問のお店や、新規開拓ですが。
一方で、新店だけでなく、地域の老舗を回るのも是非提案したいです。
沖縄そばは昔からあるお店も多く、意外と自分の地元にあるけど行ったことがないという店もあるはず。
『読谷山そば』は、1983年創業。
冊子「沖縄そば100」によると、「読谷村で初の本格的そば専門店としてオープン」。
最近では『金月そば』や『まいにち食堂』など人気の沖縄そば屋さんが増えている読谷村ですが、こうして老舗が残っているのもまた良いところですね。
雰囲気も良く、丁寧な沖縄そば作りを行っているお店でお薦めの一つです。
沖縄そばは、豚、鶏、鰹をベースに出汁を取っていて、すごくバランスの良いスープ。優しい味付けで、もう、スーッと体に染み込んでいく感じ。
鰹出汁の酸味が効いていて魚介系の美味しさを感じられながら、コクもしっかり。
麺は、中太の縮れが入ったタイプで、角がなくソフトな口当たり。
もちっとした食感が特徴で、歯がゆっくりと入っていくのが堪らない麺です。
軟骨ソーキはこれぞ老舗の味と言いたくなる絶品。
老舗ですが洗練された感じもあって、あらためて食べてほしい一杯です。
8.沖縄そばと島どうふ TOPU(トープ)

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ユニークな沖縄そば屋さんも紹介したいと思います。
本部町の美ら海水族館にも近い『TOPU(トープ)』。
『TOPU(トープ)』の名前の由来は、地域の方言で「豆腐」を「トープ」と言うところから来てるんだそう。
その名の通り、自家製の豆腐づくりを行っており、沖縄でも珍しい島どうふと沖縄そばの専門店なんです。
沖縄の方はご存知だと思いますが、豆腐は鮮度が非常に重要な食べ物で、沖縄のスーパーで1日に回数を分けて温かい豆腐が入荷するほど。
なので、お店で作るゆし豆腐の沖縄そばは絶対的に美味いというわけ。
沖縄そばは複数種類がありますが、強くゆし豆腐そばがお薦め。
大豆の風味が感じられるフワフワのゆし豆腐で、豆腐自体がまず美味しい。
さらに、沖縄そばと合わせることでより満足度を増します。
スープはあっさりとしていて、塩味のシンプルな味付け。
油を上手く使っていて、満足感もしっかりあるスープ。
麺は平打ちの生麺で、ストレートに近く口当たりも滑らかで、優しいゆし豆腐に良く合っています。
きっと豆腐好きの沖縄県民も納得するはず。
是非一度食べていただきたいゆし豆腐そばです。
9.座喜味そば

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沖縄そばの新店ラッシュだった2024年。
派手な店構えや、驚くような具材で話題という店もありますが、沖縄そばの魅力は素朴で、落ち着いた、普段使いできるのもポイントだと思います。
読谷村座喜味にある『座喜味そば』は、読谷の住宅地にあり、斬新さはないけれど親しみやすく皆に愛される沖縄そばのお店。
2024年6月にオープンし、着実に地域のお客さんの心を掴んでいます。
沖縄そばは、豚、鶏肉、昆布、鰹などで出汁を取っているそうですが、バランスがとても良いのが印象的。
味付けも塩味で優しく、何かが主張するという感じじゃなく、調和が取れた穏やかな美味しさ。
麵は中細でウェーブの入ったコシのあるタイプ。
少し硬めの食感です。
インパクト重視ではなく、普通の沖縄そばを丁寧に、丁寧に作っていったらこうなったという感じ。
最後まで無理なく食べられる優しい味付けも嬉しい。
雰囲気も良くて、友達にそっと教えたくなるようなお店です。
10.とらや

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最後は誰もが知る有名店『とらや』を。
那覇市赤嶺で、小禄イオン近くの沖縄そば専門店。
きっと並ぶと思うのですが、むしろゴールデンウィークのこの機会にこそ行列を覚悟で食べていただきたい。
推しのポイントとしては、沖縄でも数少ない「木灰汁」を使った麺作りのお店ということ。
沖縄そばは現在、ラーメンと同じ「かん水」を用いて麺作りを行っている所がほとんどなのですが、昔は木の灰の「灰汁(あく)」を使い麺作りを行っていたんです。
灰が手に入りにくくなった事などから、戦後どんどん「木灰汁」による麺作りは行われなくなりました。
今では『きしもと食堂』や『月桃』など木灰そばの沖縄そば専門店はわずか。
特に地元沖縄県民の皆さんに、その価値を知っていただきたいです。
澄み切ったスープは、鰹出汁を中心に、味付けもごくごくシンプル。
ストイックさすら感じるような、余計なものを足さない、そんな沖縄そば。
突き詰められた潔さすら感じます。
麺は、噛みしめることで美味しさがより伝わってきます。
本ソーキなど具も細部までこだわり、一風変わったサイドメニューもお薦めです。
せっかくの連休、並んででも納得の一杯に出会ってみませんか。
<前回2024年の記事>
okinawasoba.hatenablog.com
2024年にアップした記事です。こちらも是非参考に。
<沖縄そばグランプリのお知らせ>
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2025年6月29日(日)、遂に!
有名沖縄そば屋が一同に集い、食べ比べができるグランプリを開催します!
さんぺいも全力投球の
沖縄そば屋による
沖縄そば好きのための
沖縄そばのイベント
スペシャルな1日になります。