ども、さんぺいです。
今回は沖縄そば屋さんの中でも貴重な、木灰汁を用いて手打ちで麺作りで行うお店の紹介です。
現在の沖縄そばは一般的にラーメン同様、小麦粉に「かん水」を合わせて作れられています。
しかし、当初の沖縄そばは、特徴としてがじゅまるなどの木灰汁によって作られていたのです。
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1960年代に製麺所が増加し手打ちで麺を作るお店が少なくなり、また木灰が手に入りづらくなったこともあって、木灰を用いた麺作りの文化は廃れていきました。
今でも木灰麺を扱う店は『きしもと食堂』『月桃』『とらや』などごく僅かです。
この文化をどう守っていくかも、沖縄そばの課題なんですよね。
本部町渡久地にある『さわのや もとぶ店』を訪問しました。
名護市にある『さわのや』の2号店で、貴重な木灰を使った手打ち麺の沖縄そばでも知られています。
本部町の中心地にあり、近くには町営市場が。
店舗近くに駐車場も用意されています。
また、沖縄そばの有名店『きしもと食堂』が同じ通りのすぐ近くにあります。
『きしもと食堂』は現存する最古の店で、超有名店のため観光客も多いイメージですが。
『さわのや』は地元密着の人気店。
開店直後から次々と常連さんが訪れ、馴染みのメニューを食べていました。
普段使いもできて、良いですね。
とにかく落ち着く店内。
2013年以来久しぶりの訪問で、なんだか懐かしい。
席は、テーブル席にカウンター席、小上がりの席があり、シチュエーションによって使い分けができます。
注文はタッチパネル式の食券制です。
赤肉の沖縄そば、三枚肉そば、軟骨ソーキそば、本ソーキそばが基本メニュー。
全部載せの「さわのやそば」も人気です。
よもぎそばも気になりますね。
沖縄そば専門店としては珍しく、ビーフカレー、カツカレーも扱っています。
気になるところだけど、ここは我慢。
じゅーしーやいなり、ぜんざいも用意されています。
今回は、本ソーキ、軟骨ソーキ、三枚肉、赤肉と全ての豚肉が載った「さわのやそば」(中)950円をいただきました。
まずやっぱり、貴重な手打ちという不揃いの麺に目がいきます。
北部らしい、幅広の平たい麺が特徴的。
ひと口飲んで、鰹出汁の効いた酸味のある切れ味が印象的なスープ。
鰹の風味が広がります。
鰹、豚、鶏などで出汁を取っているそうで、魚介ベースですが、満足感もしっかりあるスープ。
味付けが絶妙で、醤油が効いているのですが、尖ったところがなくあくまでマイルド。
引力のあるスープで、またひと口とエンドレスに飲みたくなります。
待望の木灰麺。
北部らしい、幅広で薄く平たい麺で、これがまた独特の啜り心地を生み出します。
口当たりは凄く滑らか。
もっちりとした食感で、のびもあります。
ただ、流行りの生麺のようなプリ感ではなく、ゆっくりと歯が入っていくような特徴的な麺。
『さわのや』オリジナルの美味しさです。
上品に味付けされた三枚肉。
赤肉はしっかりとした歯応えで、昔ながらの豚肉といった感じ。
個人的には薄味に仕上げた本ソーキが1番好みでした。
スープの美味しさを際立たせるような王道の本ソーキ。
食べ応えあります。
軟骨ソーキは甘辛く煮込まれていて、とろりとした食感が堪らない。
今では貴重になった木灰を用いた麺。
同じ木灰麺でも、『月桃』や『とらや』ともまた違う、北部らしさがあって特徴的な麺でした。
どこか優しい食感、好きだなあ。
スッキリとしたスープも止まらない美味しさです。
さすが「沖縄そばの町」本部町、名店がたくさんありますね。
「美ら海水族館」の訪問などと合わせて是非訪問してみてください。
【本部町の沖縄そば屋一覧】
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