
ども、さんぺいです。
4月9日は、「唐人そばの日」なんだそうです。
沖縄そばファンの私ですが、これまで特に意識することはなく、ツイッターのフォロワーさんの投稿で知りました。
今日は、せっかくなんで「唐人そば」と沖縄そばの関わりや、「唐人そば」ってどんなそばか紹介したいと思います。
1.唐人そばとは
そもそも「唐人そば」って何?と思う方が多いですよね。
沖縄県内でも、沖縄そば好きは知っているけど、一般的な認知度はそこそこといった感じでしょうか。
沖縄そばの由来には諸説ありますが、明治期に中国人の料理人が「支那そば」を提供し、これが人気となり、沖縄でも広くそばが作られることになったという話があります。
その時の通称が、「唐人そば」。
当時沖縄そばは、現在の塩味ベースと異なり醤油をベースとした味付けをしていたとされていて、そんな最初期の沖縄そばを再現したのが「唐人そば」というわけです。
ちなみに、沖縄そばの歴史について知るは、以下のYouTubeがお薦めです。
沖縄では有名な賀数仁然(かかずひとさ)さん。
「衝撃の沖縄そばの原点!」について語っています。
そんな、「唐人そば」を復活させようと、「一般社団法人沖縄そば発展継承の会」が中心となり、再現する取り組みが行われていて。
現在沖縄では、複数の沖縄そば専門店で、「唐人そば」を食べることができます。
2.4月9日は、唐人そばの日
では、なぜ4月9日が「唐人そばの日」なんでしょうか。
語呂合わせなのかな?と思いましたが、「唐人そば」の由来と関係がありました。
先ほど紹介した現在の沖縄そばの原型でもある「支那そばや(唐人そば)」が、明治期の1902年に新聞広告を出したんだそう。
現存する資料では、これが沖縄そば関連の最も古い新聞記事なんだそうです。
「沖縄そば継承発展の会」が、この新聞広告が掲載された4月9日を「唐人そばの日」と定めたんだそうです。
面白いですね。
<琉球新報でも紹介されています>
ryukyushimpo.jp
<QABの放送はこちら>
3.唐人そばと沖縄そばの違い
沖縄そばのルーツの一つとも言われている「唐人そば」。
どんな味なんでしょうか?
気になりますよね。
冒頭の写真にもある通り、沖縄そばとは異なる黒いスープが印象的です。
写真は、那覇市首里にある『くぇぶぅ』の沖縄そばです。
スープは澄んでいますよね。
現在の沖縄そばは、主に塩で味付けすることが多く、醤油も用いますが、メインはやっぱり塩。
そのため、多くは澄んだスープになることが多いです。
白っぽいスープになることもありますが、これは豚骨の出汁が乳化し、白濁したため。
味つけ自体は同じです。
一方、最初期の沖縄そばである「唐人そば」では、醤油をメインで用い味つけしていたため、黒いスープだったんですね。
また、出汁の方も、鰹節ではなく、豚出汁(豚骨、肉汁)を使用していたと考えられています。
麺についても昔は手打ち麺しかなったため、現在再現されている「唐人そば」でも各店、オリジナルの麺を使用していることが多いです。
さらに、当時はまだ、現在主流のソーキや三枚肉を乗せていなかったと考えられるため、ネギとグーヤー肉が用いられています。
このように、沖縄そばのルーツでありながら、「唐人そば」は味つけも麺も、具材も少し違っていたと考えられています。
4.さんぺいがこれまで食べた唐人そば
ここで私、さんぺいがこれまで食べてきた「唐人そば」を紹介したいと思います。
本部町伊豆味にある『伊豆味そば』。
比較的新しい店舗ですが、ロケーションと、古民家風の雰囲気、本格的な沖縄そばで人気のお店です。
『伊豆味そば』でも「唐人そば」をいただくことができます。
醤油を使ったスープのルックスが鮮烈ですが、啜った瞬間すぐ分かる、醤油がたったスープ。
出汁の鰹もしっかりと感じられ、味付けのバランスもとても良いスープでした。
自家製の麺は、中太で縮れが入った生麺で、コシの強い食べ応えのある麺でした。
歯応えがあるだけでなく、つるもち麺は、もちっとした食感もあり美味しい。
上品な仕上がりのそばでした。
名勝「識名園」の向かいにある『下地そば』。
『下地そば』の「唐人そば」も、醤油が凄く印象的。
一般の沖縄そばが、鰹節や豚の出汁が前面にくるのに対し、タレが主体のイメージです。
黒い見た目に驚きますが、味がそれほど濃いわけではありません。
あくまで沖縄そばのスープをベースに、醤油のキレを加えたような印象です。
それに、『下地そば』の独特な麺を合わせています。
中細の平打ち麺で、縮れていて、硬めに仕上げています。
細めの麺が特徴ある食感になっていて美味しい。
okinawasoba.hatenablog.com浦添市にある『つきしろそば』。
色彩感覚豊かな看板メニュー「ニライカナイそば」をはじめ、月替わりで創作系のメニューを出すなど意欲的なお店としても知られています。
まず真っ黒に近いルックスが印象的。
醤油が効いています。濃そうに見えますがそんなことはなく、円やかで穏やかなスープ。
醤油と甘味が、ぐいぐい食欲を刺激します。
麺は唐人そば用の麺を使用していて、太麺で、手もみが入ったような麺。
うどんのようですが、しっかりコシがあり食べ応えある麵でした。
5.唐人そばはどこで食べられるの?
私が食べた「唐人そば」はほんの一部。
ここまで読んだら、「唐人そば」が食べてみたくなりますよね。
現在、「唐人そば」が、いくつかの沖縄そば専門店で再現されていて、今も食べる事ができます。
「唐人そばの日」生みの親でもある「一般社団法人 沖縄そば発展継承の会」のHP
によると県内外、複数の店舗で「唐人そば」が食べられるようです。
唐人そば提供店舗(沖縄そば発展継承の会HPより転載)
〇みよ家(嘉手納町嘉手納463-13)
〇民芸食堂(与那原町字与那原433)
〇下地そば(那覇市真地41番地)
〇うちなぁ家(那覇市泊3-12-14)
〇うちなぁ家八重瀬店(八重瀬町東風平822-2)
〇うちなぁ家南城市店(南城市玉城垣花414)
〇つきしろそば(浦添市前田1-3-1)
〇貝出汁沖縄そばキセキ.浦添本店(浦添市仲間3-22-5 たいら園茶山ビル102)
〇沖韓亭(那覇市国場1169-1)
〇花はな商店(那覇市牧志1-3-14)
〇めし屋ひろし(南風原町字本部485-5 大信マンションA102)
〇屋台の焼鳥 トリおじさん(宜野湾市普天間2-35-2 奥間アパート102)
〇伊豆味そば(本部町伊豆味1442)
〇木灰そば 太陽人 (てぃだんちゅ)(兵庫県神戸市灘区深田町4-1-39 メイン六甲 1F(JR六甲道より徒歩1分)
omalblog.com
また、お薦めなのが、沖縄そば店の紹介を数多く行っている、おまるさんのサイト。
特に「唐人そば」をこれだけ巡られているのは凄い。
私もよく参考にしているサイトです。
具体的にお店の雰囲気も分かるので、予習に最適です。
このブログを参考に「唐人そば」や「沖縄そば」に関心を持ってもらえたら嬉しいです。
最初期の沖縄そばを再現したと言われる「唐人そば」、是非、4月9日を機会に食べてみてはいかがでしょうか。