こんにちは、okeydon(おけいどん)です。
Follow @okeydon
今日は、海外投資の実質手数料を分析します。売買手数料だけではなく、隠れた手数料である為替手数料を含めた、実質手数料に注目していきます。
分析対象は、僕okeydonが利用するSBI証券とします。同社は海外9ヵ国(アメリカ、中国、韓国、ロシア、ベトナム、インドネシア、シンガポール、タイ、マレーシア)を取り扱います。
※すべて税抜き表示
◆アメリカ

手数料:0.45%(最低手数料5米ドル、手数料上限20米ドル)
最低手数料が5米ドルですので、手数料負けしないためには、最低1,112米ドル(約12万円)の投資が必要です。アメリカ株は1株単位で売買できますが、1,112ドル未満の取引をすると手数料が割高になるので注意が必要です。
為替手数料:1ドルあたり25銭
※住銀SBIネット銀行利用で、1ドルあたり4銭
現行レート 1ドル=107.61円で換算すると、1ドルあたり25銭というのは、為替手数料0.23%となります。1ドルあたり4銭というのは、為替手数料0.04%となります。
実質手数料:0.68%(住信SBIネット銀行を利用した場合0.49%)
アメリカ投資は、為替手数料がそれほど高くないため、実質手数料もそれほど大きな負担にはなりません。
◆中国

手数料:0.26%(最低手数料47香港ドル、手数料上限470香港ドル)
最低手数料が47香港ドルですので、手数料負けしないためには、最低18,077香港ドル(約25万円)の投資が必要です。それ未満の取引をすると手数料が割高になるので注意が必要です。
為替手数料:1香港ドルあたり15銭
現行レート 1香港ドル=13.8円で換算すると、1香港ドルあたり15銭というのは、為替手数料1.09%となります。
実質手数料:1.35%
手数料が0.26%で、為替手数料が1.09%と、中国投資をする場合は、手数料より為替手数料の方が高くなります。新興国への投資はそういうものですが、まだ許容範囲でしょう。
◆韓国

手数料:0.9%(最低手数料9,000韓国ウォン)
最低手数料が9,000韓国ウォンですので、手数料負けしないためには、最低100万韓国ウォン(約9万円)の投資が必要です。それ未満の取引をすると手数料が割高になるので注意が必要です。
為替手数料:100韓国ウォンあたり20銭
現行レート 1韓国ウォン=0.092円(100韓国ウォン=9.2円)で換算すると、100韓国ウォンあたり20銭というのは、為替手数料2.17%となります。
実質手数料:3.07%
為替手数料が2.17%というのは無視できません。これは片道ですから往復では4.34%となります。実質手数料は片道3.07%、往復6.14%です。意識する必要がありますね。
◆ロシア

手数料:1.2%(最低手数料5,000ロシアルーブル)
最低手数料が5,000ロシアルーブルですので、手数料負けしないためには、最低416,667ロシアルーブル(約71万円)の投資が必要です。それ未満の取引をすると手数料が割高になるので注意が必要です。
為替手数料:1ロシアルーブルあたり8銭
現行レート 1ロシアルーブル=1.7円で換算すると、1ロシアルーブルあたり8銭というのは、為替手数料4.71%となります。
実質手数料:5.91%
為替手数料は片道4.71%とインパクトがあります。往復では9.42%です。実質手数料は片道5.91%、往復11.82%です。譲渡益が投資額の25%出たとしても、半分近くが手数料が持っていかれます。
◆ベトナム

手数料:2%(最低手数料1,200,000ベトナムドン)
最低手数料が1,200,000ベトナムドンですので、手数料負けしないためには、最低6千万ベトナムドン(約28万円)の投資が必要です。それ未満の取引をすると手数料が割高になるので注意が必要です。
為替手数料:10,000ベトナムドンあたり2円
現行レート 1ベトナムドン=0.0046円(10,000ベトナムドン=46円)で換算すると、10,000ベトナムドンあたり2円というのは、為替手数料4.35%となります。
実質手数料:6.35%
為替手数料は片道4.35%と、これもインパクトがあります。往復では8.7%です。実質手数料は片道6.35%、往復12.7%です。譲渡益が投資額の25%出たとしても、半分が手数料で持っていかれます。
手数料:1%(最低手数料238,000インドネシアルピア)
最低手数料が238,000インドネシアルピアですので、手数料負けしないためには、最低2,380万インドネシアルピア(約18万円)の投資が必要です。それ未満の取引をすると手数料が割高になるので注意が必要です。
為替手数料:100インドネシアルピアあたり3銭
現行レート 1インドネシアルピア=0.0076円(100インドネシアルピア=0.76円)で換算すると、100インドネシアルピアあたり3銭というのは、為替手数料3.95%となります。
実質手数料:4.95%
為替手数料は片道3.95%と、これもインパクトがあります。新興国通貨というのはこれが普通だと認識する必要があります。往復では7.9%です。実質手数料は片道4.95%、往復9.9%です。もう驚かなくなりましたね。
手数料:1%(最低手数料28シンガポールドル)
最低手数料が28シンガポールドルですので、手数料負けしないためには、最低2,800シンガポールドル(約22万円)の投資が必要です。それ未満の取引をすると手数料が割高になるので注意が必要です。
為替手数料:1シンガポールドルあたり83銭
現行レート 1シンガポールドル=79.37円で換算すると、1シンガポールドルあたり83銭というのは、為替手数料1.05%となります。
実質手数料:2.05%
為替手数料は、片道1.05%、往復2.1%ですが、さんざん高い手数料を見たあとですので安く感じそうですね。先進国になると少しマイルドになります。実質手数料は、片道2.05%、往復4.1%です。
◆タイ

手数料:1%(最低手数料761タイバーツ)
最低手数料が761タイバーツですので、手数料負けしないためには、最低76,100タイバーツ(約27万円)の投資が必要です。それ未満の取引をすると手数料が割高になるので注意が必要です。
為替手数料:1タイバーツあたり8銭
現行レート 1タイバーツ=3.52円で換算すると、1タイバーツあたり8銭というのは、為替手数料2.27%となります。
実質手数料:3.27%
為替手数料は、片道2.27%、往復4.54%です。実質手数料は、片道3.27%、往復6.54%です。
◆マレーシア

手数料:1%(最低手数料76マレーシアリンギット)
最低手数料が76マレーシアリンギットですので、手数料負けしないためには、最低7,600マレーシアリンギット(約20万円)の投資が必要です。それ未満の取引をすると手数料が割高になるので注意が必要です。
為替手数料:1マレーシアリンギットあたり43銭
現行レート 1マレーシアリンギット=25.98円で換算すると、1マレーシアリンギットあたり43銭というのは、為替手数料1.66%となります。
実質手数料:2.66%
為替手数料は、片道1.66%、往復3.32%です。実質手数料は、片道2.66%、往復5.32%です。
◆まとめ
アメリカと中国投資については、実質手数料は許容範囲内でしょう。しかしながら、新興国投資については、手数料は一見安く見えますが、為替手数料が無視できません。ベトナムに至っては、実質手数料が片道6.35%、往復12.7%もします。新興国の成長力と実質手数料を鑑みながら投資することが必要だと言えますね。
ちなみに、僕okeydonは、ベトナムへの投資を考えています。今月中にポートフォリオにベトナムの個別株を迎える予定です。この実質手数料を凌駕する成長に期待して、長期投資します。
今日も何事にも適温でまいりましょう。
関連記事です。
新興国に長期投資する場合、中進国の罠に注意が必要です。
okeydon.hatenablog.com
先進国、日本、新興国株の年間リターン(10年間)を比較すると、新興国が意外と強い。
okeydon.hatenablog.com

