以下の内容はhttps://oka-p.hatenablog.com/entry/2025/01/02/200000より取得しました。


年末年始インプット過多問題。

ここ数年、年末年始にだけTverを起動している。

きっかけはテレ東のお正月番組がテレビ大阪ではオンエアされなかったことにより、そこから毎年同じパターンでTverに頼っているのが理由である。

年々、25分程度の番組に対するCMの枠数が増えてきていて、やっぱりテレビ局って大変なんだなと思いながら鑑賞料金だと思いながら観ている。大体1本の番組に10枠程度のCMが挟まるので地上波よりも視聴者を気遣ってくれているのではと思う。

それにしても、共感についての大喜利番組、ホラーモキュメンタリーと中々の振れ幅であるものの、こちらに考える余白を残したまま作品を挑戦状の様に差し出してくるテレ東はオタクの心のくすぐり方を熟知しているなと思う。毎年末年始、暇な僕を救い出してくれて天使の様な悪魔の笑顔を浮かべる局である。

今年も「飯沼一家に謝罪します」というホラーモキュメンタリーにガツンとやられた。

昨年に比べるとかなり分かりやすい作品になっていて、考察する前から怖かったし、細部を繰り返し考えると更に怖くなるという素晴らしい作りだった。

誰が何を利用して何を解き明かそうとしているのかが最後の最後に解る衝撃は沢山の人に味わって欲しい。

これをイヴとクリスマスを含む4日間に放送したと言うのが一番怖いかも知れない。

それはそうと延々と本を読んでいるので雑感をまとめさせて頂く。

 


▫️転売ヤー闇の経済学/奥窪 優木

貧困ビジネスやトー横界隈の話をここ数年の年末年始に読んでいて(その前は地方消滅やアメリカの貧困についてだった)その枠の興味に飛び込んできたのが転売ヤーについてだった。

最寄りの無法者過ぎて自分と関わり合いのある誰かがこの界隈でも不思議じゃないという身近さがあまりにキツくてネットニュースやSNS以上に情報を追うことはして来なかったけど、ディズニーランドにおけるシステム複雑化を転売ヤーがどの様にすり抜けているのかが書かれており、ついつい手を伸ばしてしまった。

狡賢く、それでいて己の秩序にかなり忠実である意味で滅茶苦茶社会人だった。

労働というのは結局どこに労力をかけどこを我慢出来るかで職種が決まる訳で、そこまで広義にする義理もへったくれもないけれど、そういう意味ではあまり違いというのは無いのかなと思ってしまった。

色々な人の信用の上に成り立っている価値を毀損する存在なのは間違いなく、どうにかなって欲しいとは思っているし、改めて害しかないという気持ちにもなったけれども。

限定グッズや格安スマホを売り捌く転売ヤー自体も呆れたものだけど、無在庫転売ヤーなんてちょっと調べれば分かりそうな相手に気付きもしないで高い中抜き料を払っている利用者も確かに間抜けだなと思ってしまう。

ネットショッピングというのがあらゆる気力を注がずとも簡潔してしまう仕組みなのは便利なんだけど、転売ヤー側からすると、そういう脳死状態の消費者と転売ヤーは相性が良過ぎるのかも知れない。

 


▫️穢れた聖地巡礼について/背筋

廃墟について回る都市伝説も民間伝承と似たように誰かの教訓を誰かの都合で脚色されていく、みたいな作品だった。

怖がりの癖にオカルトスレなんかをダラダラ眺めてしまう自分にはこの丁寧に整備されたまとめスレみたいな内容がとても良かった。

こんな不気味さなのだからこうであって欲しい、という願望が寄り集まって漠然とした共通認識を作り上げて効力を発揮するのは2024年もいろんなニュースに対して感じた事でもあるので、妙に現実味のあるホラー小説だなと思うし、ホラーというより伝承の成り立ちを現代に当てはめてユルめに説明してるついでにえぐい不気味さが付き纏ってきて勘弁してほしいんですけど、という感じだった。

覆い隠したい感情だったり過去みたいなものをいきなり揺さぶられると膝に来るよね、と思いながら、タイミングが悪い意味で合えば自分もこういう風にぶっ壊れちゃうかも知れないと恐怖がじわじわと追いかけてくる作品だった。

 


▫️成瀬は信じた道をいく/宮島未来

去年1作目を読んで面白過ぎ、年明けに出た今作を買おうと思っていたけれどあまりの人気に怯んでしまって後回しになっていた。

ソフトカバーの書籍が1年もせずに17刷になっているのが凄過ぎる。一度にどの程度重版しているのか解らないけど、幅広い年齢の人たちが絶対に楽しんで読んでいると思える素敵な作品だと思う。

僕も心底楽しく読んだ。面白過ぎるやろ。

基本的に成瀬さんの筋の通ったヤバさが際立っているんだけど、どう考えても相方の島崎さんもかなりヤバいと睨んでおり、今作ではそれが遺憾なく発揮されており島崎さんファンとしては「やっぱりな」とガッツポーズである。

真空ジェシカ爆笑問題の様にかなり強烈に突き抜けた相棒と平然と渡り合っている相方にしかない狂気みたいなものが島崎さんにも備わっている。

善良で、大らかで、だけど基準が成瀬さんに引き上げられているのでこちらからすれば随分な視点で物事を見ているのに僕らと同じ様な感覚も残っているので普通に振り回されていたりもして忙しい。

成瀬さんがちゃんと悩んで、かなり不器用な面も前作以上にぶちかまされており、なんというか微笑みが絶えずに読み切った。

実写映画とかにされてしまいそうだけど、アニメで観たいなぁと贅沢にも思ったし、それ以上にこれまでの2作が末長く愛され続けて欲しいし、また続いてくれたら何より嬉しいなと穏やかな気持ちで願った。

 


この冬休みに読もうと買った本もあと2冊しか残っておらず、インプットばかりに精を出してどうするんだと思ったりもするけど、やること無いから本を読みますみたいな時間はあまりに贅沢なので貪る他ない。

どうせよーいドンでまたバタバタと働くのだからそれまでは甘んじていようと思う。

享受!

 


またー。




以上の内容はhttps://oka-p.hatenablog.com/entry/2025/01/02/200000より取得しました。
このページはhttp://font.textar.tv/のウェブフォントを使用してます

不具合報告/要望等はこちらへお願いします。
モバイルやる夫Viewer Ver0.14