Amazonプライムビデオで(マジで今年この書き出しばっかで良い客過ぎる)たまたま興味を惹かれて観た「ハッピー・デス・デイ」が期待よりかなり面白くて続編の「ハッピー・デス・デイ2U」を観たらとんでもないことになった。
主人公のイケイケ(死語どころかゾンビとして復活遂げてそうな表現)女子大生が何者かに殺される誕生日の1日を繰り返すというパニックタイムリープ作品で、その死のループから抜け出そうとしつつも恋には落ちちゃったりと死因のバリエーション含めて盛り沢山で、それでいて誰が主人公を?的な面白さもちゃんとあって楽しく観れた。
まぁ、1作目が良くてもこの手の作品は後に続くには最初に設定のカードを切り過ぎているので、と正直ちょっと見くびりながら続編を観たら衝撃的だった。
そもそも何故主人公はループするに至ったのかをSFというジャンルにメインステージを写したかのような熱量で扱いながら、ちゃんと1作目以上の思い切りと大胆さで死のループも大盤振る舞いしていて半端じゃなかった。何事?面白過ぎるんですけど?
大きさは様々だとしても人間生きていれば色んな事を失ったり、手に入らなかったりしている訳だけど、それを1つ選べるとしたらどうする?どの現実がいいと思う?という話は本当に悩ましい。勇気を持った人間だけがきちんと選べるんじゃないかと思いながら観ており、かなり感動してしまった。
そういうジャンルの映画じゃないと思っていたのに、本当にしっかり感動した。
対して映画を観ていない人間の例えで申し訳ないけれど老夫婦のシリアルキラーを描いた「X」とその老婆が如何にして覚醒したかを描く「pearl」が上記の2作と関係性が似ていると思う。同じ事を軸にしているのに前者はB級味を敢えて加えたパニックホラーで、後者はかなりしっかり家族の愛憎劇でシリアスな作品だった。
主題を持ちながら全く違う角度からちゃんとそれを描くっていうのは面白いな、と思い知る。
映画は面白いからスゲーよ、と馬鹿すぎる事を考えながらエンドロールを眺めた。
それはそうと、ふくろうずの「心震わせて」という曲が大好きで定期的に『砂漠の流刑地』というアルバムを聴いているんだけど、アルバムタイトルから収録曲まで全部が素敵なのでいつまででも人に勧めたい。
寂しさ、孤独感みたいなものをかなり的確に、それでいてポップに届けてくれるので忙しさに疲れた時や、何となく過去のことを思い返して気落ちしている時に気持ちをちょっと上向かせてくれる。
「翼を広げる意地があるのだ 明日が光ってる」
「高尚さと低俗さのふりこにはもう飽きた」
「今こうやって傷付けた誰かも いつかはさ 幸せを見つけるよ そしたらさ 全てが許されて あの涙が嘘になってゆくんだ」
鋭過ぎる言葉選びなのにちゃんと角が飴玉みたいに丸くって本当にもう。もう。だ。
またー。