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リトルブレイバー発、リトルワンダー行きの市バス。

朝から選挙へ行き、映画を観て、高いハンバーガーを食し、繁華街をブラブラして帰宅、家事をこなしたのちに筋トレ、ゆっくり湯船に浸かり、ご褒美にコーラを飲んでから歯磨きをして眠る。

そんな素敵な日曜日が完璧なまま幕を閉じるかと思っていたのに1時間もしないうちに悪夢で目が覚め、気を取り直してもう一度寝るもまた同じ悪夢で目が覚め、これはおかしいと思って体温測ったら38度以上あった。

道理でちょっと肩が重たいなと思いながら全行程をこなしていた訳だ。

体力があり過ぎるのかセンサーが馬鹿になっており、大抵の不調はカウントされないのは完全に故障である。元気過ぎるのも問題だ。

真冬でも半袖短パンの小学生みたいな耐性は大人としてさっさと手放すべきである。

速やかに風薬を飲んで寝るも、結局朝までに4回同じ悪夢をみた。

コロナでも熱が出なかった人間がまさかの発熱で、朝には37度5分まで下がっていたものの大事をとって仕事を欠勤した。

リーガルリリーの「kirin」というアルバムを聴きながらボンヤリと過ごしたら昼過ぎには平熱になっていた。ファンシーというかファンタジー寄り、かなりMPを消費するタイプの特技を有してそうな割に所々重さで叩き斬る感じのブロンズソードみたいな言葉が飛び出すので随分と鋭い存在に感じられるなぁ、といつも思う。チャットモンチークリープハイプに同じ感覚を貰ってきていたので、更に違う角度から供給がもたらされて有難い。

何だかんだちゃんと音楽が好きなまま暮らせている2024年、サブスク契約も無駄ではなかったんだなと10月の終わりにもう総括を始めようとしていた。気を抜くな、ボーナス貰ってからにしろ、社会人だろ。

 


それはそうと発熱した状態で映画「リトル・ワンダーズ」を観に行った。

子供が大活躍する冒険映画で、普通に犯罪かましてしまっている程の悪ガキが主人公なんだけど、普通にめっちゃ子供で愛らしく、良くも悪くも、超良くも超悪くも素直で良かった。

病に伏せる母親の(と自分たちがテレビゲームで遊ぶ)為に手に入れようとした卵をスーパーで魔女の一味に奪われてしまい、それを取り戻すべく冒険を繰り広げるという物語だった。

画質のレトロさが日常をゲーム的に見ていた子供の頃の感覚を呼び起こすし、音楽も滅茶苦茶良いし、素晴らしかった。

子供達の感情のコントロールが難しいからこその、自分たちが思っているよりも大きく跳ねて遠くに飛んでいってしまうボールみたいな行動力が眩しくて、それが鉢植えを割ってしまって大人に咎められる苦々しさも両方しっかりと味わえる作品だと思う。

ついつい大人に禁止されてばかりだと思っていたけど実際にはかなり自由にさせてもらってきた事(当時は気付くはずもなく)のあれこれを思い出した。

子供の頃にテレビで観た「グーニーズ」とか「ホームアローン」に重なるワクワクした部分と何故か「サイコゴアマン」に重なってしまう容赦の無さもあって笑ってしまった。

物販をのぞいたら可愛過ぎるTシャツが売っていて、買う予定もなかったのに衝動買いしてしまった。

 


そんなキラキラした映画に触れて感動していた癖に大人は飲み会に行くものだ。

じゃがりこ食べてオランジーナとか飲んどけばいいのに、それはそれ、これはこれである。

随分と前に友人たちと旅行で訪れたピューロランドがこれまでの人生にないジャンルの楽しさが満載で凄く良かったという感想を上司に聞かせた結果、「あいつはピューロランドで人生が変わったらしい」と、「大学生の『インドで人生変わった』報告」みたいなニュアンスの誤報を社内のあらゆる飲み会で言いふらされている様で、久々に顔を合わせる同僚たちから大体ピューロランドについての意見を求められる。

一度しか行ったことがないピューロランドの話をこんなにさせられる人生になると思っていなかったので、確かにそういう意味では「ピューロランドで人生が変わった」とも言えるが、真面目な性格故に知ったかぶり出来る訳もなく、語れる事柄は少ない。

面倒臭さも相まって「まぁ、行ってみる事ですよ。行ってみないとわからないと思うんで」と、やたらとインド旅行を勧める胡散臭い輩と同じようなセリフを吐くに至っている。

こうなってしまうと「じゃあピューロランドもインドみたいなもんか」って気もしてくるから不思議であるが、認めてしまうと上司の間違いを認めることになってしまう。

この不服さの火を絶やさぬよう、気を強く持ち続けたいところである。

 


またー。




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