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僕も君もみーんなザ・ウォッチャーズ!!!

仕事ばっかでムシャクシャしたので映画「ザ・ウォッチャーズ」を観に行った。
知っている材料で知っている料理が出て来て知っている味だけど美味しい!!という感じだった。
パニック系とかホラー系と言うよりもダークファンタジー寄りの雰囲気があって、ITみたいなのを想像してたから良い意味で美しさが上回ってくれて嬉しかった。
何を書いてもネタバレになるんだけど、予告編で主人公がウィッグを被るシーンからイメージを膨らませていたのでちょっと予想として若干かすっている部分もあって、自分の妄想力が鍛え上げられた産物としてのマグレ当たりという感じでちょっと笑ってしまった。
誰かに見られているという気味の悪さが、彼らに見られているという恐怖に変わって、という怯えや焦りのギアを段階的に上げていく展開がハラハラして良かった。
怪奇っぽい割に結構物理的な怖さに集約してくる洋画っぽさも堪能出来るんだけど、何を書いてもネタバレなので何にも書けない。
最近聴いたり聴き直した曲で好きな歌詞が色々あるのでそれを羅列する事でうっかりスクロール避けにして、その後にちょっとだけネタバレを書きたい。

a子/惑星
『悪い未来もいいでしょう あたし待ってるって 待ってるってよ 叶えるために疲れても ゆける、ゆける、熱いままよ』
これが「頑張った結果なら上手くいかなくても先に進める。情熱がまだあるから」的な意味合いなのか、とにかく個人的にはそう解釈してて朝の通勤でよく聴いている。


a子/LAZY
『今しかないってまた むいてないあたしは労働も こなせないことばかり 捕まるようにできてんの』
仕事コレ過ぎる、となった。
怠け者の定義は色々あろうが、結局環境に後から入っていった側がある程度その尺度に合わせてそうならないラインを探してかなきゃいけないって言うのが物凄く上手く歌詞に乗っかってて、引きで見れば恋愛も何やかんや全部人間関係においてどっちかがより労力割いてんじゃんね、みたいな捉え方の面倒さと楽さを考えてしまう曲だった。


リーガルリリー/キラキラの灰
『今まで僕が作り出してきた魔法陣よ しっかりしてよ 手すりのない階段を登り疲れて』
これまで正しいと信じてやってきた事が通用しないんじゃないか、みたいな事を考えている時に初めて聴いたのでそういう喰らい方をしてしまった。
手すりのない階段って表現も自力で登り続けてきて遂に疲れてしまったわ、という感じで凄く良い。
まず「登り続けて」があってその後に「登り疲れて」だったのでエネルギー尽きそうだねぇ…となってしまう。
コナンを見過ぎなのか「キラキラの灰」と入力しようとすると「キラキラの灰原」と予測変換が出るんだけど、そんなフレーズを用いたことは一度もない。使えよ、言いたいんだろとiPhoneに諭されている気がする。


礼賛/オーバーキル
『やることなすこと 煮詰まるコトコト 人生は丸ごと 当たり外れのLOTO  まとめて買ってきても数百円程度 私1発で決める3億円ジャンボ』
これくらいの強度でぶん殴りたいという気持ちがある。願望の発露って感じ。


礼賛/スケベなだけで金がない
『ス ケベ なだ けで 金がない』
素晴らしいフレーズでゾッとしてしまった。
本当に終人(おわりんちゅ)だと思う。


ゲスバンド/ハーレムビート
ハーレムビート おしりかゆい ハーレムビート 夢がいっぱい』
聴き直すとマジで良い歌詞がガサガサながら強靭な歌声でぶち込まれるので何かそういう文学なんだと思っている。ラーメン屋の列に並んでいた派手目なお兄さんが熱心に文庫本を読んでいるのを見かけた時と同じトキメキがあって、そういう物語を濃い目の安酒飲みながら読み返している気分になる。


ズカイ/とおせんぼう
『楽しい後には忘れ物 きっとあるよ 安い過ちはポケットの中にあって 入らないよ』
本当それな〜と半泣きになった。
ちなみに「撒いた種が育ち とおせんぼう キミがたくさん水をあげたからね」というフレーズも凄い令和の指摘っぽ過ぎて半泣きになった。


いいなーと感じるフレーズがあった時に書き留めておかないとっていつも思うんだけど、普段はそのままにしてしまってどこに活かせるかも解らんけど勿体なさがあるので今回は書けて良かったなぁ、と思う。
それはそうと「ザ・ウォッチャーズ」のネタバレ含む雑感である。
人間の想像を超える能力を持ったウォッチャーズが人間を完璧にコピー出来れば封印を超えていけるんじゃないかと信じているのはアテにならない伝承を拠り所にしている人間と同じ節があって、やっぱり強いられている時間が長くなればなるほどにそういう不明確な予想を答えに据えてしまうのだろうなぁ、と切ない気持ちになった。
その願いを叶えるための巣箱を壊してでも人間側からの再びの(ウォッチャーズからしたら)裏切りの報いを受けさせんとしたのもまた滅茶苦茶人間と重なる行動原理で、まあ色んな対象と関係に置き換えながら観ていた。
主人公の逃避したい故の変身願望がウォッチャーズという存在と一連の恐怖体験を解き明かすに一役買ったかどうかは正直読み取れなかったんだけど、その親近感が説得力に繋がった感はあるんだろうなと思った。
たまたま観たサブカル地政学を組み合わせた番組でゴシックが特集されていて、直近で公開されたヴァンパイア映画でヴァンパイアが人型のモンスターとして描かれており過去の人間に近い姿とは違う役割を担っているのでは、みたいな話を観た。
ウォッチャーズのビジュアルもそれに近いものがあって、世の中の流れを反映しているのかなーと思った。
今回のウォッチャーズ=妖精の位置付けも、人ならざる存在が人間社会に溶け込めない憂いを感じさせた過去の類似作品と比べると受け入れられない事への攻撃性を感じさせるなぁ、と。美しく悲しむ、で納得がいく世の中ではないというか。
そんなことを考えさせられる映画だった。


またー。




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