先日、藤田美術館に行って来た。存在は知っていたが、実際に行ったのは初めて。

アクセスは便利で、JR環状線を京橋駅で東西線に乗り換え、一駅目の「大阪城北詰駅」で降り、三番出口出た所が美術館の入り口。
正確には、三番出口出て右側が美術館に付随する庭園の入り口で、左側が美術館本体の入り口。大阪城北詰駅の上に藤田美術館があるような感じ。

この美術館は、実業家、藤田氏の個人コレクションをもとに作られた。明治維新以降、日本の文化財の多くが海外に流失してしまった事に危機感を覚えた藤田氏が、自らが美術品を集め国の宝の散逸を防ごうと立ち上がり、1954年に藤田美術館を開館させた。美術館自体、藤田家の邸宅の蔵を改装して作られたものだそう。邸宅のほうは、1945年の大阪大空襲で焼失したが、美術品の多くを保管していた蔵のほうは焼失を免れた。



美術館も美しいが庭園も美しく、なぜ今まで行かなかったのか不思議でならない。庭園を歩いてみて、大阪市内の喧噪の中に、これほど美しい落ち着いた空間が維持されている事に感動した。

美術館のほうもまた特別な作りになっていた。
入口ロビーは広い。右手に和カフェ空間がある。500円でお煎茶等とお餅のセットが頂ける。
左手は畳敷きの広い和室になっていて、カフェと和室の間にはポツンポツンと椅子やテーブルが置かれている。カフェを利用しなくても、どこにでも自由に座ってよい仕組み。

ロビー正面に黒いドアがあり、ドア横に黒い制服を着た女性が立っている。この黒いドアが美術館の入り口。この女性から色々説明を受け、この女性に料金を支払い(千円)、ドアを開けてもらって中に入る。

中は暗い。でも、足元が見えないほどではない。撮影は全てOK。そのせいか、中に係員らしき人は見当たらない。これが意外に良かった。見張られていない感覚というか、純粋に美術品を楽しみたい人だけの空間が維持されている心地よさ。もしかしたら監視カメラで監視されているのかもしれないが、それは気にならない。

入ってすぐに、こんな案内が壁面に映されていた。ぼけていてすみません。写されている感じがすでにしてお洒落だった。
この日は、お茶やお酒の器、屏風や絵巻等を中心に展示されていた。テーマは「酔」。

一番心に響いたのはこの茶碗。中国南宋時代(12世紀)のもので、驚くほど光輝いている。曜変天目と言うそうだ。見れば見るほど魅力的で完璧。欠け1つない。時代の有力者の間で、大事に受け継がれてきたのだろう。長年にわたり数々の戦争も天災も逃れ、今ここにある事の不思議さ。
あとは柄についても面白かった。鈴虫、トンボ、蝶、それぞれに意味があるらしい。





美術品を入れる「誂え」(箱)についての説明も面白かった。時代劇でよく見る箱の中身はこうなっているのだなと分かった。誂え自体がすでに美術品。



掛け軸や絵巻も美しい。







美術館のちょっとした装飾も心を打つ美しさ。


最後に庭園をいくつか。驚くほど広く、丁寧にお世話がされている。とても暑い日だったが、暑さを感じない。私だけではなく、訪れた人みんながそう思うようで、庭園のあちこちのベンチで、座って寛いでいる方が何人かおられた。時間のある時に私も、くつろぎに来たいと思った。ちなみに、庭園に入るのも、美術館ロビーに入るのも無料。素晴らしい。大阪にこんな粋な場所があったとは。とても嬉しかった。


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