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万博が始まったが③。

 万博について「筋が通らないな」と私が思う事を列挙する。

①国民の大半は望んでいなかったのに誘致決定

夢洲を会場にした事に、デメリットしかない

③IR目的のくせにかたくなに認めない

④言い出しっぺが全員消えた

⑤赤字を支払う責任先が未定

 

 では、順番に説明する。ものすごく長くなるので、まあ、適当にお付き合い下さい。

①万博誘致が決定したのは2018年。前年、橋下氏・松井氏・安倍氏・菅氏の忘年会(飲みの席)で思いつきのように決まったそうだ。民意は一切反映されていない。むしろ多くの国民は反対だった。それは現在も続いていて、約8割の国民が「万博に興味がない」と答えている。なぜ誘致したのか。

 

夢洲はゴミ埋め立て地としてまさに稼働中だった。大阪のゴミを受け入れる、活躍中の重要なゴミ埋めたて地だったのだ。それを、松井氏が思いつきのように、万博会場に決めてしまった。不思議な事に、当初万博会場候補地は十近くあったそうだが、そこに夢洲は入っていなかった。候補地ですらなかった稼働中のゴミ埋めたて地を、なぜ会場にしたのか。

 大阪は稼働中のゴミ埋立地を失った為、更に沖合に新たなゴミ埋立地を作るしかなくなった。費用は膨大。よって、大阪のゴミ処分費用は跳ね上がる事になる。例えば小さな棚1つ捨てるのに700円かかる。もうすぐ1000円になるだろう。

 ゴミ埋めたて地を最終的に「人工島」として利用する例は少なくない。ただ、それにはしっかりした計画と時間が必要だ。なぜなら、ゴミ埋めたて地を規定の手順をすっ飛ばして強引に利用すると、多くの問題が生じるからだ。

 一つは、地盤沈下。ゴミ埋めたて地は普通の埋めたて地と異なり、地盤沈下が大きい。ゴミは埋められた後も微生物により分解され暈が減り続けるからだ。夢洲も、万博会場に決まった後、沈下のスピードを測る為に長い棒が差し込まれたが、計測の為のその棒が、数年で地盤に埋まってしまい計れなくなってしまった。つまり今現在、どれだけのスピードで沈下しているのかは誰にも分からない。普通のゴミ埋めたて地は、埋め立てが満了した後8年間、上に土をのせた状態で放置されるのが普通だ。沈下スピードがある程度収まるのに8年かかるからだ。夢洲は8年どころか、まだ埋めたて中だったところにいきなり会場整備を始めてしまった為、不均衡に沈下していく地盤に苦しめられ、整備と建設に費用がかかり建設費は上振れを続けた。

 二つ目は、有毒ガス。ゴミは常時微生物により分解され続け(腐敗)、有毒ガスを発生し続ける。通常ゴミ埋め立て地は8年間土地を放置するが、それでも有毒ガスの発生は収まらないので、ゴミ埋めたて地はコンクリートで覆ってしまう事はせず、土の部分を多く残す。そこから自然にガスを放出させる為だ。こういう理由で、夢洲の隣りの舞洲は緑地公園としておいてある。夢洲は万博とIRにする事により、全体をコンクリートで覆ってしまった。一応ガス抜き管はもうけてあるが、そこから以外の箇所のガス発生は防げない。メタンガスは軽いので自然換気で消える、と吉村氏は言うが、メタンガスは自然界では空気より重い二酸化炭素と共に存在する為、結果的には空気と同じか少し重くなる。ヘリウムガスのように上空へ抜けていくわけではない。

 三つ目は、軟弱地盤。下はゴミなので、地盤はゆるい。上に重い建物を建てるには、ゴミの下の固い地盤まで長い杭を埋め込まねばならず、この杭打ちには莫大な費用がかかる。だから、万博会場の全ての建物、及び、屋上リングは、「フローリング工法」で建てられた。これは、長い杭は打たず、ゴミの上に発泡スチロールの箱を置いてその上に建物を建てる工法だ。この工法だと安くできるが、ゴミは不均衡に沈下しているので段々と傾いていくし、自然災害には耐えられない。また、発泡スチロールで支えられる建築物の重さにも限界があるので、パビリオンは2階建まで、リングに乗ってよいのは1万5千人まで。また、リングは海側のみ費用をかけて固い地盤まで杭打ちをしているので、土地側部分の土台と、海側部分の土台が異なる。土地側は地盤沈下と共に下がるが、海側は固い地盤で支えられている為下がらない。これが繋がっている事の弊害が生じないとは思えない。いずれにしても、半年逃げ切れたら幸いだ。

 ちなみにIRのほうは、全て杭打ちで建てられている。ということは、莫大な費用がかかっているという事になる。誰が出しているのかと言えば、勿論税金だ。

 四つ目は、インフラ整備。ゴミ埋立地だった為、インフラは一切なかった。電気・水道・ガス・下水。電気は、変電所を夢洲内の万博地横に作って対応した。が、出来たのはそこまで。水道は通せなかったので、万博内のタンクに毎日水を運ぶ。ガスも通せなかったのでプロパンガス。下水も通せなかった為、トイレは汲み取り式(一応便器から下には落ちるが、そこから横に流して万博地内のタンクに溜め、毎晩船で汲み取る)。ゴミ埋立地でなく普通の場所、例えば前万博跡地(今は広い緑地公園になっている)で開催すれば、インフラ全て整っていた。土地も十分あった。わざわざゴミ埋立地にしたが為に、インフラ整備という無駄な費用がかかっている。変電所を作り、毎日水を運び、毎日糞尿をくみ取る費用たるや。なぜゴミ埋立地を選択したのか。

 五つ目は、アクセス問題。夢洲と本土との間には海があり、陸続きではない。アクセス方法は、地下鉄・道路(トンネル)・道路(橋)・船の4つに限られる。新規に引いた地下鉄はすでに雨漏りが起こっている。道路は2車線と狭くひとたび事故が起これば遮断される。船は悪天候では使えない。大阪の地下鉄は遅延や休止が多いが、地下鉄が止まると帰宅難民が大量に発生すると思われる。普通のインフラが整備されていない(水は毎日夢洲に運び入れ、糞尿は毎日夢洲から運び出す事が必要)ので、大量の人が夢洲で泊るという事は難しい。インフラと同じだが、前万博の跡地で開催すれば、土地続きなのでどこからでもアクセスでき、悪天候でも問題は一切起こらない。しかも、地下鉄をひいた費用、道路を作った費用、前万博跡地なら全く必要なかった。夢洲で開催するから、こういう無駄な費用がかかり、かつ悪天候に不安が残る。なぜ夢洲にした?

 六つ目は、自然に対する弱さ。土地が脆弱な為、建築物はフローティング工法で作られており、天災に弱い。地震は勿論、昨今多い、ゲリラ豪雨・竜巻・雷も致命的。一番問題なのは熱中症で、夢洲は夏場、大阪市内より10℃以上高いと言われている。7月8月は50℃を超える。ミストやパラソルでどうにか出来る温度ではない。夏場は虫(ヒアリ等)の発生も心配されている。夢洲でさえなければ、こんな心配はしなくて良かった。

 

➁がやたら長くなったが、夢洲で開催する事にはデメリットが多過ぎる。2兆円かかったのも夢洲にしたせいだ。なぜ夢洲にしたのか。吉村氏からは筋の通った解答が得られていない。大阪府内のどこかと、同じ費用で作れたとしても災害に弱いというデメリットがあり敬遠すべきなのに、夢洲で作ったために2兆円かかってしまった。府内のどこかで作った場合2000憶円以内で出来た筈なのに。私は2兆円がもったいない、と言うよりは、どうしてそんな筋の通らない事をしたのか、その理由が知りたい。別に怒っているわけではなくて、何故なのか、誰かに筋の通った説明をしてもらいたいだけなのだ。

 

 またしても疲れてしまったので、続きは次回にします。ではでは。

ちなみに、私は万博に行っても全然良い、と思っている。もう出来てしまったのだから。天候や気温を十分確認して行くと良いと思う。友達は昨日(平日)行ったとのこと、とにかく暑いのとめちゃくちゃ歩かされるので、そこは大変らしい。後、リング内のパビリオンは予約なしでも15分も待てば入れるが、内容は映像ばかりで、体験型のものは無いのでつまらない、と言っていた。水のショーは良かったとのことだ。




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