YouTubeで、40代から60代くらいの女性の方の、旅動画を観るのが好きだ。
一度数えてみたら、10チャンネルぐらい登録していた。私自身はなかなか旅に出られないので、他人様の旅行風景を見せて頂けるのは有難い。皆様、それぞれ特徴があり、考えてチャンネルを作っておられて楽しい。
ただ1点。このチャンネル好きだなあと楽しく見せて頂いていても、ある時点で、見るのを辞める事がある。これは完全に私の心の狭さから来ているのだが、お子様がおられない事が分かると、視聴を辞めてしまうのだ。理由は、羨ましいから。そっかー、お子様がおられないのかー。いいなー。だから身軽なんだなー。と羨ましくなり、それが自分の心を歪めてしまうのが嫌で、視聴を辞めてしまう。
ご結婚されている、されていない、の部分は関係ない。独身でも既婚でも、そこは私のコンプレックスを刺激しない。でも、子持ちではない方だと分かると、いいなあいいなあ、となってしまう。
先日も、とても好きなチャンネルがあったのだが、「私のように子供がいないと、人生、自分を喜ばせる事だけに集中するしかないから、こういう生き方になるんですよね」と仰っておられて、ああそうなんだ、どうりで、と思った。
どうりで、の部分を説明すると、そのチャンネルはとても細かく作りこまれているからだ。しっかり構成を考えておられ、細かい情報までしっかり整理して分かりやすく提供される。音声の大きさもちょうどよく、場面のうつりかわりもちょうどいい。心地よく見れるように、気を配って作りこまれている。しっかり集中して作りこまれている。いい加減さがない。どうりで、、、しっかり作られていると思った、という事だ。
40~60代の女性で、子育てやお仕事もされながら、動画作成もされている場合は、なかなかここまで細かい仕事をされる方は少ない。雑なのだ。でも私は、その雑さは全く気にならない。旅に出るだけでなく動画まで作っている事が、それだけで凄いと思う。雑で当然だと思うので気にならない。
話がそれたが、私は大好きな旅動画でも、作り手が「お子様がおられない方」と分かると羨ましさから視聴を辞めるほど、子供を産んだ事を後悔しているのだ。
なのだが、一方で意外な事もある。
先日ふと、唐突に、胸をえぐられるほど「完璧な幸せの形」が浮かんだ。懐かしい、慕わしい、もう一度あの状況を経験したい、と思う場面が胸に浮かんだのだ。それは何かというと、家族3人で食事をしている場面なのだ。
お墓参りの帰りに、いつも行く「ステーキのどん」に行って、息子と夫と私の3人でランチを食べている場面。これを今書いているだけで、ふっと涙ぐみそうになるほど、幸せってああいう事を言うのかな、と胸がいっぱいになるほど。
お墓参りもステーキのどんも、またいつでも行けるにも関わらず。
子供を産んだ事を後悔している気持ちも本物だし、一方で、子供のいる食事風景がただそれだけで完璧な幸せの形だと感じる気持ちも本物なのだ。
この矛盾した感情を、どう整理したらいいのか分からない。ので、そのまま放置しておこうと思っている。
