イチョウの木々がざわざわと話しかけてくる。夜は野鳥のねぐらになる。

乾ききった田。雑草は刈られているので、そのうち水が入るはず。

繊維工場とその宿舎。外国人労働者が住んでいる。このそっけない建物が妙に好き。

ところどころに咲いているオオキンケイギク。オレンジがかった黄色い花はよく目立つ。

マツバギク。全体が一つの生きもののようで、じっと見ているとこわい。

新旧の家。写っていないが手前は玄関脇に洋間をしつらえた、戦前に流行した造り。

畑の隅に、打ち捨てられたように一輪だけ咲いていたアマリリス。

帰宅。家の前に生えているムラサキカタバミ。間からクチナシとユリの葉が出てきてカオス。しかしこの色の混ざり具合がいい。

キラキラしたものは一つもなく、のどかなような殺風景のような、空だけが広く見える、私とタロのいつもの散歩道。


