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「Vフォー・ヴェンデッタ」の感想 その2

昨日の「Vフォー・ヴェンデッタ」の感想の続き。
Vフォー・ヴェンデッタの舞台は近未来のロンドンだ。しかし、その様子はまるで現代のように描かれている(僕はロンドンに行った事がないから想像を含む)。
ロンドンの上空から見える高層ビルや古い建物が並ぶ町並みはテレビで見るロンドンと変わらなく見える。オフィスにはデルのコンピュータやミネラルウォーターのタンクがある。一般家庭には今風の薄型テレビや普通のソファー、ベッド。マイノリティ・リポート(, )やブレードランナー()のようにいかにも未来風の機械は登場しない。人々の服装も現代風だ。逆に、文明が荒廃した様子や人々が皆同じ服を着ているという事もない。とにかく見た目は普通である。
この見た目が現代と変わらない事がこの映画の政治的メッセージを観客に強く印象づけているように思う。つまり、この映画の世界は史実とは異なる歴史を歩んだパラレルワールドや遠い未来のように現実とかけ離れた世界ではなく、私たちの選択次第ではあり得るという主張だ。家の普通のソファーで普通のテレビで見る番組が政府による大衆操作の為の「イギリスの声」になったり、持っている思想を理由にその自宅に秘密警察が踏み込んできて殴り倒され、袋を頭に被せられて、暗い独房に閉じ込められるなど想像するだけで恐ろしい。
劇中で、「政治家は嘘を語り、作家は嘘で真実を語る」というセリフがあったがこの作品も嘘の中で真実を語っているのかもしれない。
つづく

  • 作者:Alan Moore,David Lloyd
  • 出版社/メーカー: Vertigo
  • 発売日: 1995/04/01
  • メディア: ペーパーバック

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2006/09/08
  • メディア: DVD

追記(4月26日)
「Vフォー・ヴェンデッタ」の感想 その3を書いた。
追記(4月28日)
回数が多くなったので全ての感想へのリンクページをつくりました。「Vフォー・ヴェンデッタ」の感想 まとめページ



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