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「Vフォー・ヴェンデッタ」の感想

独裁国家となった未来のイギリス。仮面で正体を隠した「V」と名乗る男(ヒューゴ・ウィービング)に、命を救われたおとなしく若い女性エヴィー(ナタリー・ポートマン)。優れた戦略とだましのテクニック、そして類まれなカリスマ性を持つ「V」は、暴政・圧政に反抗し、同胞市民に革命を発火させていた。「V」の謎に包まれた真実の姿を暴いたエヴィーは、同時に自分自身の真実を知る??そして、残虐で腐敗に満ちた社会に自由と正義を取り戻す「V」の計画に、加担していく。

数日前にラジオの J-WAVE の宣伝でこれに似た宣伝を聞いた。映画の宣伝だった。まるでジョージ・オーウェルの「1984年」ではないか! すぐに WEB で検索した。
1984年はジョージ・オーウェル原作の小説だ。「偉大な兄弟(ビッグブラザー)」と呼ばれる独裁者が支配する暗い近未来のイギリスを描いている。舞台の1984年は、小説が発表された1949年(文庫本に Copyright 1949 by George Orwell とあるから多分そう)から見ると近未来なのである。スターリン体制下のソビエトを思わせる世界だ。管理社会を構成する仕組みやその要素が緻密に描かれ、読後は絶望感と無力感が残る。ほとんど娯楽性はない。
その社会では一党独裁の政府へ反対するのが違法なのはもちろん、新語法が制定され党の思想に反する思想を表現可能な言語も無くなろうとしている。それどころか人々の感情すら支配者の思うように操作されているのである。

  • 発売日: 1996/10/25
  • メディア: VHS
Vフォー・ヴェンデッタを検索すると結構情報が見つかった。

どうやら製作・脚本はマトリックスウォシャウスキー兄弟、主演はスターウォーズパドメ・アミダラを演じたナタリー・ポートマンと、マトリックスエージェント・スミスロード・オブ・ザ・リングでエルフの王エルロンドを演じたヒューゴ・ウィービング。結構昔のアメコミが原作らしい。
面白そうだ。22日(土)から公開開始との事で数日待つ事になったが、今日(23日)に観る事が出来た。
予想を超えるできだった。華やかな面々が揃っているのにハリウッド風の派手さはあまりない。同じ仮面でもマスク・オブ・ゾロ ()のように痛快でもない。それでいて観ていて飽きない。世界観をくどくどと説明したりはしないが節々からそれが伝わってくる。しかも、暗いだけでなくエンターテイメント性もあるのがすごい。
大ヒットはしないかもしれないが、ブレードランナー()のように語り継がれる伝説の映画になる予感がする。1984年とは違って9.11後の映画だという点にも注目だろう。
1984年()やブレードランナーマイノリティ・リポート(, )が好きな人にはきっと観る価値があるだろう。
とりあえず原作買うか...。
つづく

  • 作者:Alan Moore,David Lloyd
  • 出版社/メーカー: Vertigo
  • 発売日: 1995/04/01
  • メディア: ペーパーバック

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2006/09/08
  • メディア: DVD

追記(4月25日)
つづきを書きました。「Vフォー・ヴェンデッタ」の感想 その2
追記(4月28日)
回数が多くなったので全ての感想へのリンクページをつくりました。「Vフォー・ヴェンデッタ」の感想 まとめページ



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