以下の内容はhttps://ogijun.hatenablog.com/より取得しました。


こんないくおさんだから仕事がしやすいんだなぁと思う190のこと

最近、毎日のようにEMのいくおさん( @dora_em )とTwitterでわちゃわちゃして、なかったね、あんまり。ご存知の方の多いとは思いますが現在はいくおさんは同僚であり所属チームのマネージャであり、彼と仕事ができている今の時間は本当に貴重な時間だと思っている。

あ、ちなみにこのblog記事は「いくおの Advent Calendar 2024」の18日目の記事です。

adventar.org

昨日は @scrummasudar さんの 「いきいきしてるかー!」という問いについて でした。 scrummasudar.hatenablog.com

前述しましたがいくおさんは同僚です。そして現在の所属の株式会社カケハシには同日入社、共に1年ちょっとの間、一緒に走り抜けてきたのであった。毎日一緒に仕事をしていて、滅多に書かないこのblogをこのいくおのアドベントカレンダーに乗っかって書いてしまおうと思うくらいには言いたいことがたくさんあるのであった。なのでざっくばらんにアトランダムに紹介していきます。

あとこの記事自体は神バズしたしいばさん @bufferings のこんなエンジニアリングマネージャだから仕事がしやすいんだなぁと思う10個のこと - Mitsuyuki.Shiibaのオマージュではじまりましたが途中で路線変えていきます... bufferings.hatenablog.com

ポジティブ

これはしいばさんもいちばん最初に挙げていたけど、とにかく常にポジティブに物事をとらえて、しかもそれをはっきり言葉にしてアウトプットしてくれる。 私は元来わりとのーてんきな気質なので悩んだり落ち込んだりすることはあんまりないんだけど、それでも日々迷うことはそれなりにあるのだけど、いくおさんが力強い言葉で肯定してくれるとそういうわずかな悩みがすっと消える。 なので最近は、いくおさんがその場にいないときでも脳内いくおが「それはいいですね」て言ってくれたり「やっぱこのチーム最高だな」と言ってくれたりするようになってきてその場にいくおさんがいなくてもいくお的な場を形成していることが多い。 ちなみにこの「脳内いくお」についてはどうやら私がいちばん最初に言い出したみたい?←要出典

こんな感じでずっと書いていくとしいばさんの記事と同じになってしまうのでそろそろ方向変えて単なる「俺といくお」みたいな内容にします。

とりあえずいくおさんは私のコーヒーもこれでもかってくらいに絶賛してくれてそれもとてもうれしい。

190の顔を持つ男、それがいくお

いくおさん、現在は同僚であるが、はじめて会ったのはCTO Nightのあとに長崎の街をぶらぶらしていて入ったバーにいろんな人と一緒にいたときだった。そしてそのときは朝の4時くらいまでずっとガンダムエヴァの話をしていただけであった。めっちゃビールとレモンサワー飲んでるガノタの人として認識したのだた。 が、その後いろいろnote記事だのなんだのを眺めてみてスクラムとかアジャイルとか1on1とかについてめっちゃいいこと書いてるやん、とかDevLove常連なのかーとか、どうやらアウトプットモンスターらしいとか、いろんなことを知ることになる。 そしてカケハシ入社、直接対峙した、アルコールが入っていないいくおさんは想像を軽く超えてきた。なにせ入社初日から叫んでいた。2日目だったかも。そしてあっという間に社内のあらゆるところに旋風を起こしていた。 いくおさん、誰と話していても即座に切り込んでいくんだよね。いろんな顔を持っていて、なにかしらの顔でつながりを作る。ガノタの顔、スクラムマスターの顔、アジャイルエバンジェリストの顔、note書きまくるブロガーの顔、叫ぶEMの会代表の顔、あとメタラーだったり町田の塩ラーメン(これがめちゃくちゃうまい)食ってたり、厳しい1on1と称してビール飲んでたり、毎日が金曜日であると主張したり、いろいろな顔がある。そしてそのぜんぶの顔でめっちゃ活躍している。おかげでかどうかわからないが最近は社内の兼務状態もハンパないことになっているが。

そう、兼務なんですよ

兼務が凄いことになていると書いたけど、そう、最近いくおさんは私のいるチームだけでなくもっと大所帯のチームのマネージャと兼務になって、相対的に以前よりも我々と過す時間が減ってしまったんですよ。あ、今日はいくおさんと会話しなかったな、ていう日が度々あるようになった。正直淋しい。でも浸透したいくおismは空気のようにただよっていて、たとえいくおさんが他のミーティングに出ていようが我々は存在を感じることができるのだ! みんなの脳内にもイマジナリーいくおはいると思うけど、1年間一緒に仕事をした結果形成されている脳内いくおは強いよ!これは同僚じゃないと体験できないよ!!(突然のマウントポジ

ちなみに文脈の共有がとても難しいのだが、個人的にはいくおさんが「集中!」って言ってるときの音声(SCRUMの価値基準5つを叫んでいる動画から1つ切り取っている)と、「おぎじゅんさん打刻しましたか?」ていうのがいちばんよく脳内再生されている。

みんなのいくお

我がチームのいくおさんが兼務増えて会社全体のいくおさんになったように、カケハシのいくおさんはみんなのいくおさんになっていく。このアドベントカレンダーの予定が一瞬で25日分埋まってしまうとかどうかしてると思いつつもそりゃそうだよなという思いも強い。 たまたま同じ会社であるし他にもいくつかの属性がカブって私も参加したけど、この25日分の記事を書いてる人読んでる人みんながいくおファミリーだよ。私も仕事でも厳しい金曜日案件でもこれからもより一層濃厚にいくおワールドにひたって行きたい所存です。多少物理接触は減っても問題ない。みんなのいくおだもの。

いくおはいくお

いくおさん私から見てマネージャではあるんだけど、単にEMであるというよりはいろいろな顔で関わりがあるし、社内外での活躍の仕方も多種多様、どれもいくおさんでないと全く違った様相になる役割ばかり。なのでいくおさんはいくおさんであるとしか言いようがない感じがある。いくおという役割があり私も脳内いくおにいくおをやらせている、みたいな感覚である。それでこの記事のタイトルがこんなことになりました。

190のことって書いてあるけど

いやまあ、これ「10のこと」ってしちゃうと本当に10個書かなきゃいけない気がするけど、190だったらもう数はどうでもいいかなってなるかと思って..

明日は ftnext さんです。

adventar.org

Sarah, 2008--2024

黒猫のサラは2008年の7月20日に我が家に来ました。その日に譲渡会があって即日家に来たのです。その時点で2ヶ月半から3ヶ月くらいだろうということで4月のどこかが誕生日のはずなんだけど、はっきりわからないので家に来た日である7月20日を記念日としてずっと祝うことにしていました。

私の仕事用の椅子がお気に入り

この日付は、ちょうどその前に飼っていたリサにゃんの一周忌の命日でした。本来であれば今日16回目の記念日を祝うことになるはずだったのですがそれは叶いませんでした。先月、6月11日にサラにゃんは16年ちょっとの生涯を終えたからです。ずっと調子を崩していたんですが、最後は私の腕の中で眠るように静かに呼吸と心臓が止まっていきました。黒猫でふさふさで、最後の最後までずっとかわいかった。

いまの家の前の家のそのまた前の家から16年間ずっと一緒で、田舎にいるときも含めてこれまで飼った猫の中でもいちばん長いし、自分の子供よりも長く付き合っているし、かけがえのない伴侶でした。ねこだけど、姉のようでもあり娘のようでもあり、甘え甘えられ、ずっと特別な存在でした。

私は猫を一時期6匹飼っていたけど、この子とその2年後に来たシロにゃんのふたりは本当に特別な存在でした。シロにゃんが5年前に突然亡くなって、サラにゃんもいなくなって、すごく淋しいです。なんていうか、何にも夢中になれない、どんなことをやっていても家に帰ってもサラ子にもう会えないんだなっていうことばかり考えてしまう。

先月の札幌のこととか、行ってる間は楽しかったしいろいろと思うところもあったけど帰ってくるとこのなかなか受け入れられない現実にぶちあたってうまくblog記事とか書けないという状態がずっと続いています。

家にはあと4匹ねこが残っていてその子たちのお世話もしないとだし、そもそも毎日仕事はしてるので日常生活が成立しないというわけではないんですが。でもうちの多頭の子たちの中でも明確にえこひいきしてかわいがっていたので、他のねこではかわりにならないんだよね。

そういえば9年前に猫廼舎をはじめるときに、店名の候補として当初考えていたのが『黒猫白猫』でした。同名のフランス映画と、お店にあったピアノの鍵盤と、当時は2匹だけだったうちのねことをかけていて、採用はされなかったけどいい名前だったと思う。もうお店もなくなっちゃったし、その名前の元になった2匹ともいなくなっちゃったし、なんだか本当に淋しいなあ。

黒猫白猫

私は淋しいけど、向こうでシロにゃんに会えるからまたなかよくしてるかな。それだったら楽しみ。こっちでは会ったことないリサにゃんにも会うかも知れないしね。ねこが旅立つ度に、自分自身の死の恐怖みたいなのは薄れていくのを感じます。

 

猫廼舎を閉店しました

閉店直前のコーヒーカップはこんな布陣でした

長いので1行で要約

猫廼舎を閉店してしばらくプログラマに専念します。お店はなくなりますがコーヒーは細々と続けてます。

お店を閉めました

もう先月のことになりますが、9年間やっていたお店を閉店しました。9年とは言っても後半3年はやってるかやってないのかわからないような状態で、お客さんにとっては閉店しようがしまいがたいして変わらないとは思うのですが、やってる側としては大半の時間を過ごしていた場所から撤退していちばん重い物件の家賃がなくなるという大きな変化のある出来事でした。

そもそものお店について

ご存知の方も多いと思いますが(そしてもちろん知らない人の方が多いと承知していますが)、ogijunこと荻野は小さなお店をやっていました。 コーヒー屋です。その名を『珈琲専門猫廼舎』と言いました。20年以上ずっとソフトウェアの世界でプログラミングで生計を得ていたのに、2015年からメインの仕事としてコーヒー屋にジョブチェンジしました。 自分でコーヒー豆を焙煎し、抽出してお客さまに提供するのです。かつてコーヒー屋で働いていた、ということも一切ありません。単なるカフェイン中毒だったんですが、おかげで大量にコーヒーを飲んでいていつしか自分で売るようになっていました。

そのあたりの経緯は日経BPの大森さんに記事にしていただきました。

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2015年4月1日に勢いで開店し、様々に試行錯誤しながら、拙いながらも飲食店経営をやってきて、先月の3月31日を持って丸9年の歴史とともに閉店しました。開店は勢いで決断しましたが、閉店については時間をかけて熟考に熟考を重ねて、最後はやはりえいやっと思い切って決断しました。

閉店を決めたた理由

ここに至るまでの経緯と今後についてを書きますね。

全く経験のない中で喫茶のみとはいえ飲食店を経営するのは簡単なことではなかったです。お店も当初は赤字続き、どうやったらこれで生活が成り立つのか想像も付かない状態でのままただただ続けていたのですが、長年継続するとじわじわとお客さんも増え認知もされてきて、少しずつ売り上げが経つようになってきました。アルバイトのスタッフも一時は4人も入ってくれてお給料を出してもなんとか単月黒字が見えてきた、その頃にCOVID-19禍が起きたのです。じわじわ増えていたお客さんが一気にいなくなってしまいました。

それまでも儲かっていたわけではなく、もう資金も尽きていろいろトライしましたが最終的にはまたプログラマとしての仕事で当座の収入を得るしかないなと思い至り、2021年の3月から主業務としては再びフルタイムで元の業界に戻ることにしました。

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そのとき私を拾ってくれた株式会社iCAREには本当に感謝しています。入社後すぐCTOにしていただいて、様々に貴重な経験をさせていただきましたし、尊敬できる人、かわいくてしょうがない若手、いろいろな素晴しい仲間と楽しくプログラミングさせてもらえました。

このiCAREにいた初期の頃は緊急事態宣言が明けたらすぐにフレックスぎりぎりの17時に退勤して18時から夜のコーヒー屋として猫廼舎を開ける、土日は昼間からコーヒー屋をやる、という暮らしをしていたんですが、後半忙しくなってしまいあまり開けられなくなっていた。それでも物件は維持していました。

転機、というか急展開

そこから詳しくは省略しますが家庭の事情等もあり結果的に昨年10月にいまの所属である株式会社カケハシにガチのソフトウェアエンジニアとして転職しまして、そこからは怒濤の毎日というか、入ったチームが凄腕揃いの中、バンドのいちばんの下手くそメンバーとしてなんとか喰らいついていく日々でして、以前にも入社時の想いを書いたけれどその狙い通りの仕事をずっとさせてもらってます。今も。

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そして、このソフトウェアエンジニアという仕事をあと何年か本気で駆け抜けて自分がどこまでやれるか試してみたいな、と思ったときに、こりゃしばらくはお店開けたりしてる余裕がないなと気がついた。夜も新しい言語や仕組みの勉強したりしてるし、週末だけはコーヒーに使うとしても土日どっちかに焙煎してどっちかはお店を開けるとかになって、圧倒的に時間が足りない。これまで維持していた店舗の家賃の負担を正当化できるほどの稼働ができないことが明白なのです。

いろいろ考えて、プログラマとして腕を試したいあと少しの期間はお店を開けるのは無理だと判断しました。焙煎は週末に細々と続けます。これは勘が鈍るのが怖いので。それに較べると抽出や接客はしばらく離れてもそれほど怖くない。店舗を手放して資源をいまやりたいことに集中することにしました。

長々と書いてきましたが、それでも全然説明し切れていない気がします。また機会を改めていろいろ補足させてください。

一部の出入り業者さんや元スタッフなど以外には一切なにも告知せずに3/31の閉店の日を迎え、その後は昼の仕事をしながら夜に1人で9年間お世話になった店舗の片付けを今月半ばまで行って先日大家さんに物件を返却してきました。

今後について

上に少し書いた通り、コーヒー豆の焙煎は別ほ場所で続けています。都内の何件かのお店がうちの豆を使ってくれていたり、これまで買ってくれていた人などにも引き続き提供したいです。焙煎もかつては毎日やっていたのに現在は週末のそれも一部だけのため、それほどたくさんは用意できないのですが、がんばって続けていきます。通販も現在は新規受付を停止していますが、いずれなんらかの形で皆さんにもお求めいただけるようにします。

もうひとつ、突発イベント的なネルドリップコーヒーの提供はたまにやりたいです。店舗は返しちゃいましたが道具は残してあるので、どこかで間借りできるときがあったらたまにやりたいな、ていうのと、あと例えば皆さんのお宅やオフィスなどに伺っての出張ドリップサービスなど行いたいと思います。ぜひお気軽にお問い合わせください。

ちなみにイベントでの出張コーヒー屋、既に来月と再来月に1件ずつ決まっています。5月のものはもうチケットが売り切れていて来たくてもいまから来ることができないので詳細をお伝えするのは控えますが、いまもその準備を進めています。

そして、いろいろと状況が変わったらまた小さなお店をどこかで開きたいと思います。しばらくはいまの仕事に専念してますが、いつかはコーヒー屋に戻ります。これは必ず。猫廼舎に来てくれていた方も、気にはしてたけど一度も来られなかった方も、その際にはぜひご来店ください。お待ちしてます。

イーロン・マスクの伝記本を読んだ(せいで(読書とは違う理由で)徹夜した)

今年出たイーロン・マスクの伝記本があるじゃん

スペースXとテスラのCEOをやりつつTwitterまで買ってしまったイーロン・マスクという人がいるじゃないですか。彼についての本は山ほど出版されているけど、決定版というか、1冊だけ読むならこれでしょ、という本がしばらく前に出ていたのはご存知の通り。

1冊だけと言いつつ2分冊だったわけですが、ウォルター・アイザクソンが書いて井口耕二さんが翻訳している。これはあの『スティーブ・ジョブズ』と同じ布陣です。 そして原稿の段階から翻訳を始めて日米同時発売というのも同様。日本での版元は違いますが。激しい翻訳権争奪戦があったに違いない。 2年間密着取材して、仕事仲間、友人知人、妻、元妻、家族等々様々な人にインタビューをして、南アフリカで生まれてから(というか生まれる前の祖父の代から)最近のTwitterの話とかまで書かれています。

徹夜で読みたくなるほど面白い

今年の9月に本年いちばんの話題書という感じで出版されてたので見かけた方や既に読んだという方も多いでしょう。もちろん私も積ん読してたんですが、ふと思い立って読み始めてしまったらこれが滅法面白い。眠れん。上巻一気に読んでしまい、このまま下巻まで突入してひさしぶりに徹夜するかっていう勢いだったのですがふと冷静になってその日は一回寝ました。

この人がPaypalマフィアであることは知っていたし、そのPaypalが彼のX.comと合併したものであることも知っていたんだけど*1、その前に地図サービスを兄弟で起業して揃ってマルチ・ミリオネアになっていたことなんかは知らなかった。

まあそれにしても凄い。暴力的な南アフリカ時代、父親との関係、結婚3回(相手は2人、非婚のパートナーも1人)、1つだけでも印象的なエピソードが次から次へと繰り出される。それをジェットコースターのようにめまぐるしく駆け巡っていくので、本の構成も章毎に主にそのとき経営している会社のタイトルが付いていて、何個出てきたかいちいちおぼえていられないほどめまぐるしく入れ換わってゆく。

関わる全ての会社でメンバーに「気が狂いそうな切迫感を持って仕事をしろ」と要求する。いつかテスラが社員に「週90時間働け」みたいなメールを送ってたみたいなことが話題になってたけど、テスラだけじゃなくて関わった全ての会社で同じようなことやってたんだね..。しかしまあ、こういう環境で働いてみるのも刺激的で面白いだろうなと一瞬思ってしまったりもします。

文春オンラインのサイトにはほぼ本の内容を紹介しているページあるので買うかどうか迷っている向きはそちらをチェックしてみると良いでしょう。

ていうか実際に徹夜してしまった

ただまあ、本はもちろん面白いんだけど、それとは違う理由で徹夜してしまった。下巻に出てくるんだけど、2021年頃に彼がハマってしまい1日に何時間もプレイしていたという『ポリトピア』というゲームが紹介されていたのです。対戦もできて兄弟や親族一同巻き込んでやっている。イーロンはこのゲームがめちゃくちゃ強かったらしく、一時期はこれで夫婦仲が険悪になっていたこともあるらしい。

The Battle of Polytopia

The Battle of Polytopia

  • Midjiwan AB
  • ゲーム
  • 無料

へー、どんなゲームなんだろう?ってなんの気なしに検索してみて、iPhone版がある(他にSwitch版やSteam版もある)ということがわかったので、ちょっとだけやってみようかなってiPhoneにダウンロードしてみたらそこから5時間帰って来れませんでした。ヤバい。物凄く中毒性が高い。 ターン制の戦略ゲームで、いくつかゲームモードがあるんだけど、1セッション30ターンで終わるのが基本。まあ有限だし1回だけだったらそんなに時間取らないだろうと思ったら、やり込む毎に1ターンあたりめちゃくちゃ長時間考えるようになっていって気がついたら何時間も経っています。 本は先週読み始めたんだけど、下巻の途中でこれをやり始めてしまい、本が止まってしまったので慌ててそのときはやめたのです。でもこないだの週末についうっかり起動したら気がついたら朝になってたね。帰ってきて夜寝る前に1回だけ、と思ったらDuolingoのstreakもすっ飛ばして昼頃までずっとやってました。 イーロンはこれで会議の予定をリスケしたこともあるらしい。2023年現在でもやっているのだろうか? これ仕事がある日に朝までやってて寝られなかったらシャレにならないので、いまは1日1プレイだけに制限してます。有料のtribeを1日1個ずつアンロックしてそれで最後までプレイしてみる、というのでいま3つめ。

対人対戦まだやったことないので、どなたかやっている方がいたら一度お手合わせさせてください。ということでイーロンのせいでひさしぶりに完徹したという話でした。これに書いて昇華させないといつまでも気になってしまう。

それにしても

やはり「気が狂いそうな切迫感を持って」なにかをやるっていうことろが気になって仕方ない。プログラミングでもコーヒーでも、もっと切迫した感じでやらないといけない気がする。私も20代の頃は会社のデスクの下の床で寝る、とかよくやってました。もう若くないので徹夜なんかできないと思うけど、残りの人生で「いまがいちばん若い」んだからやるならいましかない、というような気持ちを再度起こさせてくれるには十分な読書体験でした。まあ余計なものにハマってしまって困っているけど..。

*1:なんせPaypalを利用して決済システムを作るときのサンドボックス環境のURLは長いことdeveloper.x.comとかで、仕事で決済システムを利用したいときによく使っていたのだった

転職してソフトウェアエンジニアをやっている

ひさしぶりにblog記事書きます

本エントリはカケハシ Advent Calendar 2023 Part 2の 15日目の記事に入れてもらってます。カケハシ Advent Calendar Part 1 もあり、様々な職種の方が記事を書いているので、ぜひご覧ください。といってもそもそもこのblogでは初出であるカケハシってなんだ?という話からしなければなりません。このAdventが書くきっかけになったのですが、そのあたりの近況報告も兼ねて最近こんなことをやっているというアップデート記事です。

転職していました

実際に新しい所属になったのは今年の10月1日からで、もう2ヶ月半くらい経っているのですが、本当にあっという間でした。Twitterではいろいろ投稿していたので見ていた方はご存知かも知れません。現在は株式会社カケハシというところで、ソフトウェアエンジニアとして新しい事業ドメインを起ち上げるためのプロダクト開発をしています。ソフトウェアエンジニアとしてプロダクト開発をしているのです。2回言いました。

前職も毎日面白かったしやりがいもあって明確に転職意志があったわけではなかったのですが、いろいろとタイミングが重なった結果、気がついたらこうなっていました。

カケハシってどんな会社?

株式会社カケハシは「日本の医療体験を、しなやかに。」というミッションを掲げて様々なプロダクトを開発しているスタートアップ企業です。 www.kakehashi.life 前職がヘルスケアだったので、そちらに継続的に興味があって同じような分野を選んだのかとよく聞かれるのですが、これは偶然です。 たまたま他の要因で興味を持ったのがこういう業界だった、という感じ。どういった動機で決めたかというのをいまから書きますね。

ソフトウェアエンジニアになりたいんだ!

要するに、自分でコードを書くことをもっと追及したくなったのです。

8年前にコーヒー屋をはじめてからソフトウェアの業界には薄いお付き合いだけをしていました。そんな中で、いろいろあって一昨年の3月に6年ぶりにガチのネット系スタートアップ業界に戻ってきて、この業界のことにまだ興味が残っていて、もっともっと最前線の勉強も再びやっていきたいなという気持ちが盛り上がってきた。

喩えて言うと、自分の家の冷蔵庫の中身だけではお客さんを満足させられない感じというか、新しい材料を仕入れて調理法もまだやったことがないものを追及して、道具も揃えたりメンテナンスしたり、そういうことをしなければならなくなった感じがしました。

そして、自分自身でこのスタートアップ界隈やソフトウェア業界にもっとどっぷりつかろうと思ったら何をいちばん極めたいかというと、それは手を動かしてコードを書いてプロダクトを作るというところだな、というのも実感していました。

スーパープログラマではないけれど...

私自身は業界は長いけれど凄腕プログラマというわけではないのです。いわゆるBig Techな会社にサクっと入れるようなこともなく、なんか有名な作品があるというわけでもない。ただわりと昔からプログラミングはやってきている。さらに、プログラミングによって人の役に立つとか社会が変わるとかそういうことはしたい。

いま自分がやりたいのって、これまでそれなりにやってきたコードを書いてなにか作るということを、もっとレベルアップさせなければならない、自分が直接見知っているスーパープログラマ達に少しでも近づくために日々自分を鍛えたいな、そのためにもっと現場でコード書きたいな、ということなんだなと気がつきました。

自分でコードを書くということ

いま自分よりも20も30も若い人たちがソフトウェアエンジニアを目指して研鑽を積んでいます。前職でもそういう希望を持って転職してきた若者たちとたくさん対峙してきました。自分は経験的にも年齢的にもそんな人たちを導く立場というか、彼/彼女らの成果や成長に貢献して自分はもう一線を退いているべきなんじゃないかということは常に頭をよぎります。 が、それはもう少しだけ先送りさせてもらいたい、このあたりでもう一度自分自身でプロダクト開発の最前線で揉まれてみたい、できれば自分が「いちばんの下手くそ」でいられるチームで、毎日必死にコードを書くということをやってみたい。Chadが何年も前に言っていたことですが、長い時間を経て改めてこの" Be the Worst" こそがいま自分に必要なことだなと実感しました。

もう少し自分のためにプログラミングを追及してみてもいいんじゃないか。それに、50近いおっさんになっても良いコード書きたくてじたばたしてる姿っていうのも誠に僭越ながらいまの若い人たちにとっては面白い見本になるんじゃないかな。

コードを書く、とは言っても..

あともうひとつ、コードを書きたいなら競プロやればいいじゃんみたいなのも今回はちょっと違う。若い頃さんざんやりましたが。あくまでプロダクト開発がやりたい。特定の業界の、ムーブメントの先端にいることには独特の充実感があります。顧客とか市場とかが見えていないと、本当に本気になってものごとを良くしようと思うのは難しいです。 優秀なPdMとタッグを組んで、常に少しずつストレッチした目標で、アウトカムだけを考えて開発に邁進する、そんな状況であれば、いちばん下手くそなメンバーとしてチームにいてもモチベーションを保ち続けながら毎日夢中になって過していられそう。

やりたいことができるところ

ところが、やりたいことがわかったからといってすんなりそうできるとは限らないんだよね。いろいろな観点で難しい。そもそも転職するという選択肢はふつうにやってたら上がってこなかったかも知れない。

ありがたいことに、前職在職中から、なんならその前からも、いろいろなお誘いはいただいてました。ただ、年齢的にもキャリア的にもご提案いただけるポジションにはいろいろと別のロールが附属してくる。経験を活かしてメンバー教育やチーム作りをやっていただきたいとか、知名度から技術広報や採用への貢献を期待していますとか、果ては技術戦略全体をお任せしますとかまで。誤解のないように言っておくと、そういうことが嫌とかやりたくなかったというわけではないのです。それはそれでやりがいもあるし、メンバーの成長を見ることにも凄い充実感あります。むしろやってるときは夢中になってました。要するにそこはコンフォートゾーンだったのだ。だからそこから敢えて抜け出さないと変化できないなと思ってました。そうすると、様々にいただくお誘いの方向とはずれていってしまいます。

そして前述のように、ただコードを書くだけではだめなのです。プロダクト開発の最前線というか、お客さんがちゃんといて、あるいは潜在的にいることを見越していて、そのお客さんとの距離がアウトカムを常に意識できるくらいには近く、チームにはシニアが揃っていて、しかも自分が入れてもらえる(これが重要w)。

そんな都合のいい現場があるのか

詳細は端折りますがうまいことあったのがカケハシという会社でした。いろいろあって10月1日から正式にジョインしました。

以前から知り合いだった湯前さんが先にジョインしており、(こんなにはっきり言語化していたわけではないけれど)ぼんやりと上記なようなことを話していたら、まさにうってつけのチームがありますよといって紹介してもらいました。 社内でも他チームのエースだった人とか自分も毎日ヘビーに使ってた有名SaaSの開発してた人とかある程度シニアな人だけを集めたチームを作っていた。私もよく知っている他社のVPoEやってた人がEMとしてジョイン予定だとも聞いたり(同日入社だった)。

転職してみてどうだったか?

そんなわけでいまのチームに来ましたが、狙い通りというか、凄いメンバーに囲まれて必死に喰らいつきながら毎日楽しくやっています。今日は自分語りに終始しようと思っているのでこのチームの日々の働き方とかアウトプットとかについては別の機会に譲りますが*1、ひとつだけ書くと、常にチームでの成果を最重視していて、その成果というのも顧客アウトカムで測るということが徹底されていて、そんな嘘っぽい理想のチームみたいなの作れるのかと思ったが実際に作れている。

ちょうどこのAdventに合わせて今週チームメイトの開発メンバーがそれぞれ記事を書いてるので読んでいただくと少し雰囲気がわかるかも。これ以外にも同じチームのPdMたちとか他のチームの人とかもそれぞれいろいろ書いてます。それ以前にtwitterにかなりチームの空気が漏れ出しているという話もありますが*2

実際お前はなにをやっているのか

自分自身がなにをやっているのかというと、まずはいろいろな前提知識をインプットしながら、特に分野を絞らずフルスタックでそのとき必要な開発をする。といってもまだまだペアプロ・モブプロで助けてもらいながらですが、毎日コード書いてます。カケハシでは今後の開発言語は特別なことがない限りはTypeScriptで統一しようということになっており、毎日TypeScriptを書いている。別のチームのヘルプで少しPython書いたりとかはしてるけど、実はRubyは一行も書いていません。まあそういう観点では探してなかったのでね。ただこれまでのRubyコミュニティの繋がりみたいなのが全く無関係かというとそういうことはなく、たとえdhhがRailsのコードベースから排除したTypeScriptを書いているときであっても、Railsで開発してたバックグラウンドが効いているなあと思う機会はよくあります。 この話はまた機会を改めて詳しく書いてみたいと思う。

まとめ

6年間コーヒー屋をやっていてひさしぶりにソフトウェアの業界にガチで戻ってきましたが、ブランク分まで含めてもっとコードに向き合って研鑽を積みたくなったときに、ふとその願いを口にしてみたらもう40代が終わろうとしているおっさんでも新しい挑戦の機会を得られました。有り難い話です。いいチームなので、しばらく邁進してみたいと思います。

p.s.

コーヒー屋は(あんまりできていないけど)完全にやめたわけではないです。そちらもまた別の機会に...。

*1:チームメンバーのことを書くと1人あたりそれなりのボリュームになってしまう。Natural Born EMな人のこととか書きはじめると1ヶ月くらいかかりそうだったり、超優秀で情熱的なPdMがいることの素晴しさとか語り出すと「そもそもプロダクト開発とは」みたいな話がどーっと展開されたりする。

*2:受動喫煙のよう、とか言われている

お休みも終わるので今日の本を

休みが終わることを考えて

現在の私は日本のサラリーマンなので、年末年始は休みがある。もちろんお店のこととかいろいろあるので完全になにもしないというわけではないのだが、それでもいつものように月曜から金曜まで出社しているという状況とはいろいろと違うので、時間の使い方も変わってくる。そんなお休みも今日までということで読んでみた本を紹介しましょう。

これも去年買って積んでいた本だが、明日からまた日常に戻るけれど、というタイミングのいま読むべきかと思い手に取った。これは思ったより衝撃のある本だった。なんせ原題が『FOUR THOUSAND WEEKS』である。人生は4000週しかない。例えば自分が先月の後半からほぼ2週間程をほとんどなにも生産せずに過ごしたことなどを思い出してしまう。しかしながら、そんな現実を突き付けられつつも、本書ではまた人生が有限であることをどのように受け入れるかということについて落ち着いて語っている。いわゆる「タイム・マネジメント」の本ではない。でも読んだことでこれまで以上に時間を怖がらなくなれそうな感覚がある。

有限の時間、時間の欠乏というテーマだと去年一昨年に読んだ が思い出される。これはこれで凄い本だったし、ずっとそんな人生を送ってきてしまったのだが、その人生もそろそろもう折り返し点に差し掛かって時間への向き合い方も変化していくのだおうということを予感するような、そんな読書体験でした。

時間の消費の極北について

もう1冊は同じかんき出版から昨年出ていたこちらを取り上げよう。

TikTokはちゃんと使っているわけではないが、YouTubeなどに転載されてくるものなどを通じて私の時間消費の一旦を担っていることは間違いない。あまり会社の沿革などを知らなかったのだが、本書ではめちゃくちゃテクニカル・カンパニーであるように描写されていて、率直に言って大変驚きました。ぽっと出のアイデア勝負などではなく、徹底的に技術を追及している創業者が行きついた先がいまの形態だったということらしい。まあ言われてみればそりゃそうだろうと思うのだが。

そういう意味では、年末にこんな記事が流れてきて興味深かった。 www.nullpt.rs これもわりと驚いたが、本書でこの会社の出自を知ってしまうと、なるほどそういうこともあるか、という感じになるね。

ちなみに本書は自分で買ったのではなく出版社の方からご恵贈いただいたものです。Disclaimerとして書いておきます。しかしオススメ。

新年2日目、今日の2冊はコーヒー関係です

1冊目、コーヒー研究の古い文献

まず最初は昨年中に発売されて一時期ずっと持ち歩いて少しずつ読み進めていたこちら。底本は1973年発売の『珈琲遍歴』で、後の日本のコーヒー史研究に多大な影響を与えた本です。著者の奥山儀八郎は版画家で、趣味の珈琲研究といった感じなんだけど類似の研究が他になく読んでみるとたしかになるほどこれは独特だ。著者が

私の珈琲史は江戸時代の文献から昭和初期まで、それ以後の珈琲には興味がない。

とはっきり書いていて、去年他にもたくさん出たであろう珈琲本とは全く違うテクスチャを持った本です。今日我々が当り前のように使っている「珈琲」という漢字の成り立ちを研究しているところだけでも読むと面白いと思う。日本最古のコーヒーハウスは『可否茶館』であり、こちらが可否という当て字を使っていることからも初期から珈琲と書かれていたわけではない。ただ私自身は自分の店でもなるべく「コーヒー」と表記していて、珈琲と書くときには独特の気恥ずかしさが伴っていたのだけれど本書の内容から少し認識を改めました。 底本に附録としてついていた文献リストは講談社のサイトでpdfが公開さています*1

解説を『』や『』で有名な旦部幸博さんが書いており、なるほど講談社学術文庫でいま復刊するというのはそういう意味合いなのかなと思ったり。ともかくコーヒーに親しむものとしては必携の1冊で、気軽に読めるようになったのは本当に良いことだと思います。

2冊目、現代のコーヒーの入門書

もう1冊はこちらです。

これは読んだ直後にtwitterでも話題にしたことがあった。 コーヒーに関する情報はいろいろなものが溢れていて、中でもどんなコーヒー(豆)が美味しいのかということについてはいい加減な内容のものが多いのだけれどこれは自分も含めて提供側の努力不足の面が否めないと考えてあまり発言できていないんですが、本書は「コーヒーの美味しさ」をライトに入門したい人にとってはとてもよくまとまった情報源として役に立ちます。なにせ半生をコーヒーに捧げてきた人なので信頼も置けますし、産地や農業試験場などとも近しい関係を保って生の声をたくさん拾っている。もちろん私は全面的に同意できるわけではなく、流派の違いというか相容れない面もあるにはあるのですが、全体的には読んでおいてもらえるととても話しやすくなるので、オススメしておきます。

晦日にこんなことを呟いたら反響がとても大きかったのもあり、今年は部分的にはちゃんとコーヒー屋に戻りたいという願いもこめて去年買った2冊を紹介してみました。




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